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エプソン、写真プリント機能を充実させた複合機新シリーズ“オールフォト・カラリオ”ほか、デジタルイメージング製品13機種を発表

2004年09月28日 23時36分更新

文● 編集部 内田泰仁

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新製品を含む秋冬商戦向けのセイコーエプソンのデジタルイメージング関連製品
セイコーエプソン(株)は28日、秋冬商戦向けの個人向け複合機/プリンターなどのデジタルイメージング関連新製品として、フォト複合機の新シリーズ“オールフォト・カラリオ”3機種、複合機“オールインワン・カラリオ”1機種、写真愛好家~プロユーザー向けのハイエンドプリンター“カラリオプロセレクション”2機種、単機能プリンター“カラリオ・プリンタ”3機種、フィルムスキャン対応スキャナー“カラリオ・スキャナ”2機種、高精細液晶ディスプレー搭載デジタルカメラ“Photo Fine Digital”『L-500V』、マルチメディアストレージビューワー“Photo Fine Player”『P-2000』を発表した。各シリーズのラインナップと発売時期、編集部による予想実売価格は以下のとおり。



“オールフォト・カラリオ”『PM-A900』
10月22日発売、4万円台後半
“オールフォト・カラリオ”『PM-A870』
10月7日発売、3万円台半ば
“オールフォト・カラリオ”『PM-A700』
10月7日発売、2万円台前半
“オールインワン・カラリオ”『PX-A550』
10月7日発売、1万円台後半
“カラリオプロセレクション”『PX-G5000』
11月12日発売、6万円台後半
“カラリオプロセレクション”『PX-G920』
10月7日発売、4万円台前半
“カラリオ・プリンタ”『PM-D770』
10月7日発売、2万円台後半
“カラリオ・プリンタ”『PM-G820』
10月7日発売、2万円台半ば
“カラリオ・プリンタ”『PM-G720』
10月7日発売、1万円台後半
“カラリオ・スキャナ”『GT-X800』
11月下旬発売、4万円台半ば
“カラリオ・スキャナ”『GT-F600』
10月上旬発売、2万円台後半
“Photo Fine Digital”『L-500V』
10月下旬発売、4万円台前半
“Photo Fine Player”『P-2000』
10月下旬発売、5万円台後半

製品発表に合わせて開催された記者説明会では、同社代表取締役社長の草間三郎氏、同社取締役・情報画像事業本部本部長の平野精一氏、IJP事業部事業部長の三村孝雄氏、エプソン販売(株)取締役社長の真道昌良氏が出席、この秋冬商戦への意気込みや展開、製品説明、市場動向などについて説明を行なった。

同社代表取締役社長の草間三郎氏

まず登壇した草間氏は、現状の国内インクジェットプリンター市場について、「市場の伸びが我々の予想を下回ってはいる」と述べたが、新技術や新製品の投入により「(市場を)さらに伸ばし、シェアの拡大を図りたい」とした。また、国内市場における重点製品は複合機だとして、これまで1製品だった複合機のラインナップを4機種に強化、この秋冬商戦は従来機種も含めた全14製品の展開とし、「絶対的な国内シェアを獲得したい」と意気込みを語った。

同社取締役・情報画像事業本部本部長の平野精一氏エプソンのインクジェットプリンター事業における取り組み

草間氏に続いては、平野氏が現在のユーザー動向や製品戦略について説明。デジタルカメラやカメラ付き携帯電話の普及により個人/家族が持つデジタル画像データが増加し、DVDやデジタルTV市場の順調な成長に伴ってデジタル画像/映像がより身近になっていることから、デジタルイメージング市場は今後さらに拡大していくと予測、「“エプソン=フォト”を目指して、新しい写真文化を創造していく」と述べた。これに向けて同社のインクジェットプリンター事業では「“お店プリント+α”を提供していく」ことを目標として、“簡単”“なんでも”“楽しく”“満足”の4つを満たすプリント環境を整備し、家庭での写真プリントモチベーションを喚起していくとした。

また、市場の動向としては、インクジェットプリンターの写真印刷機能の強化と複合機化がますます進み、特に複合機の占める割合はさらに上昇するとの見解を示し、同社の目標値としては、全体の45%が複合機となるよう製品の展開を進めていくと述べた。

IJP事業部事業部長の三村孝雄氏エプソン販売・取締役社長の真道昌良氏

三村氏の製品解説に続いて登壇した真道氏は、秋冬商戦における販売戦略について説明。インクジェットプリンター市場の複合機化へのシフトの促進、ホーム写真プリントの更なる普及活動の推進の2点を柱に、市場規模202万台と予測される年末商戦において、50%のシェアを目標に事業を進めるとした。さらに、イメージキャラクターには、昨年に引き続いて松浦亜弥さんと、今シーズンから新たにモーニング娘。を起用。ブランド全体を紹介する“全権大使”を松浦さん、各機能を紹介する“特命大使”をモーニング娘。の各メンバー、というように配役した新CMなどで、「エプソンらしく賑やかに」プロモーション活動を行なうとした。

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