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松下電器産業、CPUなどを強化した“Let'snote”シリーズ4モデルを発表

2004年09月29日 19時56分更新

文● 編集部 内田泰仁

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松下電器産業(株)は29日、ノートパソコン“Let'snote”シリーズの個人/一般店頭販売向け製品の新モデルとして、B5サイズサブノート『Let'snote LIGHT R3』、14.1インチ液晶ディスプレー/DVDマルチプラスドライブ搭載のA4ノート『Let'snote LIGHT Y2』、12.1インチ液晶ディスプレー/DVDマルチプラスドライブ搭載のB5ファイルサイズノート『Let'snote LIGHT W2』、12.1インチ液晶ディスプレー搭載のB5ファイルサイズサブノート『Let'snote LIGHT T2』の4製品と、各モデルの法人向けおよびオンライン販売向けモデル『Let'snote R3』『Let'snote Y2』『Let'snote W2』『Let'snote T2』を発売すると発表した。個人/一般店頭販売向け製品各機種の価格はいずれもオープンプライス。松下ネットワークマーケティング(株)が運営するオンラインショッピングサイト“パナセンス”での基本販売価格は、R3が20万2440円、Y2が25万4940円、W2が24万9690円、T2が21万2940円。発売日は、店頭およびオンラインではR3/T3が10月29日、Y2/W2が11月12日。

この冬の“Let'snote”シリーズは、これまでに築いてきた“モバイル=Let'snote”のブランドイメージの“継続と進化”を目標とし、デザインなどの大幅な変更はないものの、全モデルともにCPUを一新、R3/W2/T2の3機種はPentium M 733-1.1GHz、Y2はPentium M 738-1.4GHzを採用し、Y2/W2はいずれもDVDマルチプラスドライブを標準搭載にするといった基本スペックの向上を果たしつつ、Y2を除く3製品では従来モデルと同時間となるバッテリー駆動時間を確保しているという。また、R3/T2/W2の3製品では、R3の前モデルから採用されていた、キートップのプリントが剥がれにくい“レーザーマーキング”方式のキーを採用している。

また、標準装備のユーティリティー/ドライバー類にも改良/追加も行なわれ、各機種が装備するポインティングデバイス“ホイールパッド”での横スクロール機能の追加(従来は縦スクロールのみ)、カーソル付近を拡大表示する『ズームビューワー』、有線/無線LANやダイヤルアップネットワークなどのネットワーク接続先を簡単に切り替える『ネットセレクター』の設定保存数を6個から9個に拡大、NumLockキーが押されたことを警告する“NumLockお知らせ”機能などが加わっている。なお、OSは全機種共にWindows XP Professional SP2。

『Let'snote LIGHT R3』

『Let'snote LIGHT R3』および『Let'snote R3』は、10.4インチ液晶ディスプレー(1024×768ドット/1677万色表示)を搭載したB5サイズのサブノートパソコン。チップセットにIntel 855GME、無線LANアダプターにIntel PRO/Wireless 2915ABG(IEEE 802.11a/b/g準拠)を搭載した“インテル Centrino モバイル・テクノロジ”を採用し、256MBのメモリー(最大768MB)と40GBのHDD(UltraATA/100)を装備する。

通信機能としては、前述の無線LANのほか、10/100BASE-TXのEthernet、V.90対応の56kモデムを持つ。インターフェースは、USB 2.0×2、SDメモリーカードスロット、PCカードスロット(TypeII×1)、外部ディスプレー出力(ミニD-Sub15ピン)、マイク入力、ヘッドフォン出力。キーボードのキーピッチは17mm、ポインティングデバイスはタッチパッドタイプの“ホイールパッド”。

本体サイズは、幅229×奥行き183.5×高さ41.6mm(最薄部24.2mm)、重量は約990g。バッテリーはリチウムイオンで、バッテリー駆動時間は前モデルと同じ約9時間(JEITA測定法1.0)。なお、法人向けモデルでは、無線LAN非搭載のモデルの販売も行なわれる。無線LAN以外の仕様は一般店頭モデルと同等。

オンラインショッピングサイト“パナセンス”のパソコン専門ページ“マイレッツ倶楽部”では、上記と同仕様の『Let'snote R3』(販売価格:20万2440円)のほか、

  • HDD 60GB/オンボードメモリー512MBモデル(23万3940円)
  • HDD 60GB/オンボードメモリー512MB/Microsoft Office Personal Edtion 2003プレインストールモデル(26万3340円)

の販売も行なう。

『Let'snote LIGHT Y2』

『Let'snote LIGHT Y2』および『Let'snote Y2』は、1400×1050ドット/約1677万色表示の14.1インチカラーTFT液晶ディスプレーを搭載し、パームレスト部にDVDマルチプラスドライブを内蔵する、シリーズ中最も本体サイズの大きい製品。

チップセットにIntel 855GMEを採用し、256MB(DDR SDRAM)のメモリー、40GB(UltraATA/100)のHDD、SDメモリーカードスロットとPCカードスロット(TypeII×1)、USB 2.0×2、IEEE 802.11a/b/g対応の無線LAN、10/100BASE-TX対応Ethernet、V.90対応56kbpsモデムをそれぞれ装備する。DVDマルチプラスの読み出し/書き込み速度は、CD再生が24倍速、CD-R記録が24倍速、CD-RW記録が10倍速、DVD-ROM再生が8倍速、DVD-RAMの再生および記録2倍速(2.6GBメディアは等倍速)、DVD±R/RW再生が4倍速、DVD-R/RW記録が2倍速、DVD+RW/+R記録が2.4倍速。ドライブの電源管理を行なう『オプティカルドライブ省電力ユーティリティ』がプレインストールされ、コンボドライブ部のみ電源をオフにすることが可能。

キーボードのキーピッチは19mmで、ポインティングデバイスは“ホイールパッド”。本体サイズは幅309×奥行き243×高さ46mm(最薄部33mm)、重量は約1.499kg。バッテリーはリチウムイオンで、バッテリー駆動時間は約7時間(JEITA測定法1.0)。

なお、法人向けモデルでは、この仕様のモデルのほか、光ディスクドライブをDVD-ROM&CD-RWコンボドライブに変更したモデル、Pentium M 733-1.1GHz/1024×768ドット表示液晶ディスプレー/コンボドライブにそれぞれ仕様を変更したモデル(無線LANありとなしを用意)が別途ラインナップされる。

“パナセンス”では、標準仕様モデル『Let'snote Y2』(販売価格:27万690円)のほか、

  • HDD 60GB/オンボードメモリー512MBモデル(30万2190円)
  • HDD 60GB/オンボードメモリー512MB/Microsoft Office Personal Edtion 2003プレインストールモデル(33万1590円)
  • HDD 40GB/オンボードメモリー256MB/コンボドライブモデル(25万4940円)
  • HDD 60GB/オンボードメモリー512MB/コンボドライブモデル(28万6440円)
  • HDD 60GB/オンボードメモリー512MB/コンボドライブ/Microsoft Office Personal Edtion 2003プレインストールモデル(31万5840円)
  • HDD 100GB/メモリー1GBの“100万人キャンペーン記念特別モデル”(34万8600円)
  • HDD 40GB/オンボードメモリー256MB/コンボドライブ/XGA液晶ディスプレーモデル(24万4440円)

の全8モデルがオンライン専用モデルとして販売される。

『Let'snote LIGHT W2』

『Let'snote LIGHT W2』および『Let'snote W2』は、B5ファイルサイズでDVDマルチプラスドライブ(再生/記録速度はY2のものと同等)をパームレスト部に内蔵する製品。チップセットはIntel 855GM、メモリーは256MB(DDR SDRAM)、HDDが40GB(UltraATA/100)、液晶ディスプレーは12.1インチ/1024×768ドット/約1677万色表示。このほか、SDメモリーカードスロットとPCカードスロット(TypeII×1)、USB 2.0×2、IEEE 802.11a/b/g対応の無線LAN、10/100BASE-TX対応Ethernet、V.90対応56kbpsモデムを装備する。キーボードのキーピッチは19mmで、ポインティングデバイスは“ホイールパッド”。

本体サイズは幅268×奥行き209.2×高さ41.5mm(最薄部27.5mm)、重量は約1.29kg。 バッテリーはリチウムイオンで、バッテリー駆動時間は約7.5時間(JEITA測定法1.0)。 法人向けの『Let'snote W2』では、標準と同等スペックのモデルのほか、DVD-ROM&CD-RWコンボドライブモデル、DVD-ROM&CD-RWコンボドライブ/無線LANなしモデルも用意される。

“パナセンス”では、上記標準仕様モデルの『Let'snote W2』(販売価格:24万9690円)に加えて、

  • HDD 40GB/オンボードメモリー512MBモデル(27万690円)
  • HDD 60GB/オンボードメモリー512MBモデル(28万1190円)
  • HDD 60GB/オンボードメモリー512MB/Microsoft Office Personal Edtion 2003プレインストールモデル(31万590円)
  • HDD 40GB/オンボードメモリー256MB/コンボドライブモデル(23万3940円)
  • HDD 60GB/オンボードメモリー512MB/コンボドライブモデル(26万5440円)
  • HDD 60GB/オンボードメモリー512MB/コンボドライブ/Microsoft Office Personal Edtion 2003プレインストールモデル(29万4840円)

の全7モデルをオンライン専用モデルとして販売する。

『Let'snote LIGHT T2』

『Let'snote LIGHT T2』および『Let'snote T2』は、1024×768ドット/約1600万色表示の12.1インチ液晶ディスプレーを搭載したB5ファイルサイズのサブノート。チップセットにIntel 855GMEを採用し、256MB(DDR SDRAM)のメモリー、40GBのHDD(UltraATA/100)、、SDメモリーカードスロットとPCカードスロット(TypeII×1)、USB 2.0×2、IEEE 802.11b/g対応の無線LAN、10/100BASE-TX対応Ethernet、V.90対応56kbpsモデムをそれぞれ装備する。キーボードのキーピッチは19mm、ポインティングデバイスは“ホイールパッド”。本体サイズは、幅268×奥行き210×高さ39.1mm(最薄部26.1mm)、重量は約1.07kg。バッテリーはリチウムイオンで、バッテリー駆動時間は約5時間(JEITA測定法1.0)。法人向けモデルでは、無線LANなしモデルも用意される。

“パナセンス”では、上記標準仕様の『Let'snote T2』(販売価格21万2940円)のほか、

  • HDD 60GBモデル(22万3440円)
  • HDD 60GB/Microsoft Office Personal Edtion 2003プレインストールモデル(25万2840円)

の2製品も販売する。

なお、4製品共に、“パナセンス”でのオンライン販売では、カラーパーツやキーボードなどのカスタマイズが従来どおり可能となっている。カスタマイズメニューと価格は以下のとおり。

  • カラー天板(R2:従来の3色+新色10色、各5250円/Y2およびT2:4色、各7870円/T2:7色、各5250円)
  • 文字キーのプリントからひらがなを廃した“ローマ字すっきりキーボード”(3150円)
  • 256MBまたは512MBメモリー増設(+256MB:1万7850円/+512MB:3万7800円)
  • パームレストのカラーパーツ(W2のみ/2色:無償)
  • サイドカバーのカラーパーツ(T2のみ/4色:無償)
  • 底面ネームプレート(無償)
  • 3年間保証(無償)

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