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プラネックス、MIMOからBluetoothまで新製品説明会を開催!

2004年10月08日 03時00分更新

文● 編集部 小板謙次

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プラネックスコミュニケーションズ(株)は7日、今後の製品ロードマップの説明と新製品の展示会を開催した。

代表取締役社長の久保田克昭氏
代表取締役社長の久保田克昭氏

ルーター関連製品では、法人向けに多ポートルーター(WAN×3/LAN×8)などとその無線機能搭載モデルの開発を行なっていくとして、これらの製品にはインテルのIXP425-533MHzが採用される予定だと話した。また、第4四半期にはこちらの記事でも紹介している最大108Mbps通信が可能な無線LANアクセスポイント『CQW-AP108AG』が登場予定となっている。会場では『Cisco Aironet(エアロネット) 1200』を凌駕する機能として、SNMP v3のサポートや階層管理、DFS(Dynamic Frequency Selection)の設定など有利性をアピールするボードが掲示されていた。なお、同社ではIP電話プロトコル“SIP(Session Initiation Protocol)に準拠したIP電話機『ST02H』や関連製品としてSIP対応TA『TA02X』も発売予定であるとアナウンスされた。

6月の展示会でも登場していた無線LANアクセスポイント『CQW-AP108AG』 1階、3階、6階にアクセスポイントを設置
6月の展示会でも登場していた無線LANアクセスポイント『CQW-AP108AG』1階、3階、6階にアクセスポイントを設置
1階のネットワークカメラの映像が6階のパソコンに映し出されていた。動画はスムーズだ 1階受付に用意されていた『CQW-AP108AG』とネットワークカメラ『CS-MVTX01F』
1階のネットワークカメラの映像が6階のパソコンに映し出されていた。動画はスムーズだ1階受付に用意されていた『CQW-AP108AG』とネットワークカメラ『CS-MVTX01F』

また11月には改正された道路交通法の施行が予定されているが、これにより運転中の携帯電話を持った状態での通話やメール送信などが禁止となる。代表取締役社長の久保田克昭氏はこの法改正を機械に、ハンズフリーでの利用が増えると見る。同社では本日付けで小型のBluetooth対応ヘッドセットと携帯電話用Bluetoothアダプター2種類をリリース。ヘッドセットの『BT-02HS』のサイズは幅28×高さ26.5×奥行き57mmと小型で重量は13g。リチウムポリマーバッテリーを内蔵しており、通常通話状態で3~4.5時間、待機状態で100時間駆動する。“2dBi On-board Integrated Chip”をアンテナとして内蔵し、最大通信速度は約723.2kbps(非対称型通信時)、約439.9kbps(対称型通信時)。プロファイルは、Generic Access、Headset、Service Discovery Application、Headset。携帯電話用Bluetoothアダプターは、携帯電話のヘッドフォンジャックの形状の違いに合わせ、平型タイプの『BT-01MAF』と丸ピン3極タイプの『BT-01MAM』を用意する。サイズと重量は、両製品とも幅28×高さ26.5×奥行き57mm、13gとなっており、イヤーフックが付属する。最大通信速度は約493.9kbpsで通信距離は10m以内。

携帯電話用Bluetoothアダプター『BT-01MAF』と『BT-01MAM』 会場のデモに使われていたのはシガーソケットから電源をとるスピーカー付きのBluetoothアダプター『BT-01HF』
携帯電話用Bluetoothアダプター『BT-01MAF』と『BT-01MAM』会場のデモに使われていたのはシガーソケットから電源をとるスピーカー付きのBluetoothアダプター『BT-01HF』

また、展示会場ではスピーカーを搭載したBluetoothアダプター『BT-01HF』とBluetooth搭載携帯電話との通話を実演していた。『BT-01HF』の詳細は不明だが、電源はシガーソケットからとるようになっており、シーガーソケットに合わせたアダプターが一体となっていた。

正面 背面
すでに発売となっているリモートパン/チルト機能搭載のネットワークカメラ『CS-MVTX01F』の無線版とでも言うべきものも会場に。詳細は不明ながらも基本仕様は変わらず、無線LANはIEEE 802.11gに対応予定とのこと

また、同社はWIDEプロジェクトへ参加していくことが発表された。ボードメンバーである中村修氏(慶應義塾大学環境情報学部助教授)が顧問に就任。同プロジェクトへ参加することで製品の評価・フィードバックを行ない、製品の品質強化を行なっていくとしている。なお、来年半ばにはPLANEXアメリカ(仮称)を設立する予定だとした。

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