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日本IBM、指紋認証機能を内蔵するモバイルA4ノートパソコン“ThinkPad T42/T42p”などThinkPad 6シリーズを発表


2004年10月26日
指紋認証機能を標準搭載した、スリムA4モバイルノート“ThinkPad T42”
指紋認証機能を標準搭載した、スリムA4モバイルノート“ThinkPad T42”

日本アイ・ビー・エム(株)は26日、キーボード面の右手前、IBMロゴとカーソルキーの間のパームレスト部に指紋センサーと指紋認証ソフトウェアを標準搭載するモバイルA4ノートパソコン“ThinkPad T42シリーズ”(12機種)と“ThinkPad T42pシリーズ”(3機種)、ならびにCPUを高速化するなどのスペック強化を行なったA4ノートパソコン“ThinkPad R50eシリーズ”(17機種)と“ThinkPad R51シリーズ”(6機種)、デスクトップリプレイス向けのA4ノートパソコン“ThinkPad G41シリーズ”(20機種)、光ドライブを内蔵しない薄型軽量のB5モバイルノートパソコン“ThinkPad X40シリーズ”(10機種)を本日受注開始したと発表した(Microsoft Office Personal Edition 2003プレインストールモデルは11月5日受注開始予定で、G41の3年保証モデルとX40の英語モデルは受注生産)。同社の直販サイト“IBMショッピング”の販売価格価格と各機種の主な特徴/従来機種からの変更点は以下のとおり。



モバイルA4ノート
ThinkPad T42
全機種DothanコアのPentium Mを採用
最下位の1機種を除き、指紋認証機能を標準搭載
全機種Windows XP Professional SP2をプレインストール
液晶ディスプレーや解像度を選択できる“カスタマイズモデル”を用意
Microsoft Office Personal Edition 2003プレインストールモデル(2機種)を用意
IBMショッピングの販売価格は19万3200円〜
ThinkPad T42p
CPUをPentium M 765-2.1GHzを搭載
指紋認証機能を標準搭載
Windows XP Professional SP2をプレインストール
IBMショッピングの販売価格は42万4200円〜
スタンダードA4ノート
ThinkPad R50e
R40eシリーズが販売終了し、A4ノート“ThinkPadシリーズ”のエントリーモデルに
Windows XP Home Edition SP2または同 Professional SP2をプレインストール
メモリーやHDD、光ドライブを変更できる“カスタマイズモデル”を用意
Microsoft Office Personal Edition 2003プレインストールモデル(8機種)を用意
IBMショッピングの販売価格は8万9800円〜
ThinkPad R51
Gigabit Ethernet、セキュリティーチップを標準搭載するA4ノートパソコンの上位モデル
Windows XP Professional SP2をプレインストール
メモリーやHDD、光ドライブ、無線LAN機能を変更できる“カスタマイズモデル”を用意
Microsoft Office Personal Edition 2003プレインストールモデル(3機種)を用意
IBMショッピングの販売価格は18万600円〜
デスクトップ代替A4ノート
ThinkPad G41
上位モデルはHT対応Pentium 4を搭載(従来はHT非対応のPentium 4)
無線LAN対応モデル(1機種)はIEEE 802.11b/g対応(従来はIEEE 802.11b)
DVDマルチドライブ搭載モデル(2機種)を用意
Windows XP Professional SP2をプレインストール
メモリーやHDD、光ドライブ、無線LAN機能を変更できる“カスタマイズモデル”を用意
Microsoft Office Personal Edition 2003プレインストールモデル(3機種)、3年保証モデル(5機種)を用意
底面後方に回転軸になる突起“スウィング・ピボット”を搭載し、本体を左右に振ることが容易に
IBMショッピングの販売価格は13万8600円〜
B5モバイルノート
ThinkPad X40
ThinkPadシリーズで最小最軽量のモバイルノートパソコン(上位モデル“ThinkPad X31”は併売)
Windows XP Professional SP2をプレインストール
メモリーやHDD、光ドライブ、無線LAN機能、および付属品(ドッキングステーション)を選択できる“カスタマイズモデル”を用意
Microsoft Office Personal Edition 2003プレインストールモデル(2機種)を用意
IBMショッピングの販売価格は18万4800円〜

ThinkPad T42/T42p

ThinkPad T42/T42pは、光ドライブを内蔵しながら携帯性を兼ね備えるというスリムモバイルA4ノートパソコン。2004年6月発表の前モデルと比較すると、T42の上位&中位モデルはCPUが変わらず、新たに指紋認証機能を標準搭載したこと、HDDを標準約40GBから約60GBに増加したこと(中位モデルのみ)が挙げられる。T42の下位モデルでは、CPUがBaniasコアのPentium M-1.50GHzから、2次キャッシュメモリーが倍増して同クロックでもパフォーマンスが向上するというDothanコアのPentium M 725-1.60GHzに高速化し、最下位1機種を除き指紋認証機能を標準搭載した。

スリムA4モバイルの上位モデル“ThinkPad T42p”。こちらも指紋認証機能を標準搭載する
スリムA4モバイルの上位モデル“ThinkPad T42p”。こちらも指紋認証機能を標準搭載する

指紋認証機能は、同社も従来からPCカードタイプのアダプターをオプションとして提供しているが、今回新たに本体に指紋センサーを内蔵し、各種パスワードを管理するハードウェア“セキュリティーチップ”と連動して、セキュリティー機能向上を図ったもの。同社では、個人情報流出などの事件報道が後を絶たず、ユーザーにセキュリティーへの意識の高まりが広がっていることから、データを盗まれないこと、仮にパソコンを盗まれてもデータを守ることを啓蒙・訴求していきたいとしている。

モバイルノートしての運用面での安全性を考慮して、加速度センサーを内蔵し、落下などの大きな衝撃が加わる前にHDDのヘッドを退避しておく“HDDアクティブ・プロテクション・システム”と衝撃を吸収する“ショックアブソーバー”によるHDD保護機能、Windowsログインや特定ウェブサイトなどにアクセスするためのパスワードを保存しておく“セキュリティチップ”、光ドライブに代えてセカンダリーHDDなどを装着できる“ウルトラベイ・スリム”などを搭載する点は従来同様。

そのほかのスペックも従来から変更なく、CPUはT42の上位モデルがPentium M 745-1.80GHz、中位モデルは同 735-1.70GHz、チップセットはIntel 855PMを採用。メモリーはPC2700対応DDR SDRAM512MB(最下位2機種のみ同256MB)で、最大2GBまで増設可能。HDDは上位モデルが80GB、中位モデルが60GB、下位モデルは40GB(ここまではいずれも毎分5400回転)もしくは30GB(毎分4200回転)を内蔵する。HDDタイプは9.5mm厚。

液晶ディスプレーは、上位モデル1機種と中位モデル1機種が15インチSXGA+(1400×1050ドット)表示で、高輝度広視野角を実現するというIPS(In-Plane Switching)方式の“FlexView液晶”パネルを採用。それ以外の上位2機種と中位1機種は14インチSXGA+表示のTFT液晶ディスプレー、中位1機種と下位モデルは14.1インチXGA表示のTFT液晶ディスプレーを内蔵する。グラフィックスアクセラレーターは上位モデルと中位1機種がカナダATIテクノロジーズ社のMOBILITY RADEON 9600(64MB)、中位2機種と下位モデルがMOBILITY RADEON 7500(32MB)となる。

光ドライブは、上位2機種と下位1機種でDVD-RAM/R/RWに対応するDVDマルチドライブを、それ以外の上位/中位モデルと下位2モデルはCD-R/RW&DVD-ROM対応コンボドライブ、最下位1機種のみDVD-ROMドライブを搭載。

通信機能は、上位機種がIEEE 802.11a/b/g対応無線LANとBluetooth V1.1、それ以外はIEEE 802.11b/g対応無線LAN(Bluetoothは非搭載)、および全機種10/100/1000BASE-T準拠のEthernet、V.90準拠の56kbps対応ファクスモデム(世界56地域対応)を標準搭載。

拡張スロットはPCカード(TypeII×2もしくはTypeIII×1、CardBus対応)、インターフェースはUSB 2.0×2/パラレル/IrDA 1.1/アナログRGB/S-VIDEO出力/オーディオ入出力、など。バッテリーはリチウムイオンタイプで、駆動時間は3.7〜5.3時間(JEITA測定法 1.0による同社測定値)。消費電力は最大72W、低電力動作時が12.6〜13W。

プレインストールOSはWindows XP Professional SP2。本体サイズと重量は、15インチモデルが幅329×奥行き268×高さ36(最薄部31)mm/2.7kg。14.1インチモデルは幅311×奥行き255×高さ31.4(最薄部26.6)mm/2.3kg。

なお、カスタマイズモデルでは、ベースモデルとしてCPU(Pentium M 735/同 745)のいずれかを選択し、液晶ディスプレー(14.1インチSXGA+/15インチSXGA+)、メモリー(512MB/1GB)、HDD(40GB/60GBもしくは60GB/80GB)、光ドライブ(コンボ/DVDマルチ)を組み合わせることができる。カスタマイズモデルの出荷開始は11月5日予定。

ThinkPad T42pは、T42からCPUとグラフィックスアクセラレーターを強化し、CG制作などの用途に向けたモバイルワークステーションモデル。CPUをPentium M 755-2GHzから同 765-2.1GHzに高速化し、指紋認証機能を標準搭載したのが特徴。そのほかのスペックは従来モデル(2004年7月発表)から変更ない。グラフィックスアクセラレーターには、ATIテクノロジーズのMOBILITY FIRE GL(128MB)。

バッテリーはリチウムイオンタイプで、駆動時間は5.2〜5.8時間(JEITA測定法 1.0による同社測定値)。消費電力は最大72W、低電力動作時が13.07W。プレインストールOSはWindows XP Professional SP2。本体サイズと重量は、15インチUXGA表示モデルが幅329×奥行き290×高さ36(最薄部31)mm/2.8kg。14.1インチモデルは幅311×奥行き277×高さ31.4(最薄部26.6)mm/2.4kg。

ThinkPad R51/R50e

ThinkPad R50e/R51は、コストパフォーマンスを重視した光ドライブ内蔵のスタンダードA4パソコン。エントリーモデルのR50eに対して、上位モデルとなるR51ではGigabit Ethernet(R50eでは10/100BASE-TX)、IEEE 802.11a/b/g準拠無線LAN(同じくIEEE 802.11b/gもしくは非搭載)、HDDアクティブ・プロテクション・システムを搭載(R50eは非搭載)、セキュリティーチップ搭載(R50eは非搭載)などの違いがある。

従来からの変更点は前述のとおりで、CPUの高速化、Windows XP SP2プレインストールなど。CPUはR51がPentium M 725-1.60AGHz、R50の上位機種がPentium M 725-1.60AGHz、中位/下位機種がCeleron M 340-1.50GHz。チップセットはIntel 855GME(R51)もしくはIntel 855GM(R50e)で、いずれも内蔵グラフィックスアクセラレーターを使用。液晶ディスプレーはR51とR50e上位/中位機種が15インチXGA表示、下位機種は14.1インチXGA表示となる。

インターフェースや拡張スロットは従来から変更ない。バッテリーはリチウムイオンタイプで、駆動時間はR51が4.0時間、R50eが4時間(Pentium Mモデル)もしくは3.5時間(Celeron Mモデル)。消費電力は最大72W、低電力動作時がR51が8.8W、R50eが7.8W。プレインストールOSはWindows XP Professional SP2(R50eの一部モデルは同 Home Edition SP2)。本体サイズと重量は、R51とR50e(15インチモデル)が幅332×奥行き269×高さ40(最薄部37)mm/3.0kg。R50eの14.1インチモデルが幅314×奥行き260×高さ37(最薄部34)mm/2.9kg、。

カスタマイズモデルはPentium M 725搭載のR51、もしくはCeleron M 340搭載のR50e(14.1インチ)をベースに、メモリー、HDD、光ドライブ、無線LAN(R51のみ)などを選択できるというもの。出荷開始は11月5日予定。

ThinkPad G41

デスクトップパソコンのリプレイス向けA4ノートパソコン“ThinkPad G41シリーズ”
デスクトップパソコンのリプレイス向けA4ノートパソコン“ThinkPad G41シリーズ”

ThinkPad G41は、2004年4月に発表した“ThinkPad G40シリーズ”の後継機種。CPUを高速化し、Pentium 4モデル(6機種)では新たにHT対応Pentium 4を採用。最上位機種では光ドライブにDVDマルチドライブ(G40の最上位モデルではコンボドライブ)、IEEE 802.11b/g対応無線LAN機能(同じくIEEE 802.11b)を搭載する。

主なスペックは、上位機種がCPUにHT対応Pentium 4 540-3.33GHzもしくは同 538-3.20GHz、中位機種はHT対応Pentium 4 532-3.06GHz、下位機種はCeleron D 330-2.66GHz、チップセットは全機種共通でIntel 852GMEを採用。グラフィックスアクセラレーターはチップセット内蔵機能を利用する。メモリーはPC2700準拠DDR SDRAMで、上位2モデルと中位1モデル、下位2モデルが512MB、それ以外は256MB標準搭載で最大2GBまで増設可能。

液晶ディスプレーは上位機種が15インチSXGA+表示、中位機種は15インチXGA表示、下位機種は15インチもしくは14.1インチXGA表示で、HDDは最上位機種のみ80GB、上位2モデルと中位2モデル、下位2モデルが40GB、中位1モデルと下位2モデルが30GB。

インターフェースや拡張スロットは従来から変更ない。バッテリーはリチウムイオンタイプで、最上位機種のみ12セルタイプ(それ以外は6セルタイプ)を内蔵し、駆動時間は最上位機種が2時間、それ以外のHT対応Pentium 4モデルは1.5時間、Celeron Dモデルは0.5時間。消費電力は最大120W、低電力動作時は上位機種が62W、中位機種が57W、下位機種は43W。プレインストールOSはWindows XP Professional SP2。本体サイズと重量は、幅329×奥行き283×高さ51(最薄部37)mm/3.4〜3.8kg。



ThinkPad X40

ThinkPad X40は、パフォーマンス重視の上位機種、価格重視の下位機種ともにCPUを高速化してラインナップを一新した。CPUは上位機種が低電圧版Pentium M 738-1.40GHz、下位機種が超低電圧版Pentium M 713-1.10GHz。メモリーはPC2700対応DDR SDRAMで、上位機種と下位2モデルが512MB、ほか下位2モデルは256MBを標準搭載。上位機種はオンボードに512MB搭載のため最大1.5GBまで、下位機種はオンボード256MB搭載のため最大1.2GBまで増設可能となる。チップセットはIntel 855GME(グラフィックスアクセラレーター内蔵)。

液晶ディスプレーはいずれも12.1インチXGA表示で、HDDは上位機種と下位2モデルが40GB(9.5mm厚)、ほか下位2モデルは20GB(7.0mm厚)。無線LAN機能は最上位モデルがIEEE 802.11a/b/g対応、下位3モデルがIEEE 802.11b/g対応で、それ以外の機種もオプションで内蔵可能。そのほか10/100/1000BASE-T準拠Gigabit EthernetとV.90準拠の56kbpsファクスモデムを搭載。

インターフェースや拡張スロットは従来から変更ない。バッテリーはリチウムイオンタイプで、駆動時間は上位機種が3.2時間、下位機種は3.5時間。消費電力は最大56W、低電力動作時は7.9W。プレインストールOSはWindows XP Professional SP2。本体サイズと重量は、幅268×奥行き211×高さ26.9(最薄部20.6)mm/1.23〜1.27kg。

(編集部 佐久間康仁)


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