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アップルコンピュータ、60GB/40GBのHDDに音楽と写真を格納できる『iPod photo』を発表

2004年10月27日 17時12分更新

文● 編集部

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アップルコンピュータ(株)は27日、“iPod”ファミリーの新機種として、音楽と写真を保存して再生できる『iPod photo(アイポッドフォト)』を11月初旬に発売すると発表した。内蔵HDDが40GBと60GBのモデルを用意する。価格はオープン。直販サイト“Apple Store”や直営店では、40GBモデルを5万7540円、60GBモデルを7万140円で販売する。

『iPod photo』
『iPod photo』

『iPod photo』は、40GBまたは60GBのHDDのほか、LEDバックライト付きの2インチ液晶ディスプレー(220×176ドット/6万5536色表示)を搭載し、従来のiPod/iPod miniと同様に音楽を保存できるだけでなく、デジタル写真を“フォトライブラリ”として2万5000枚(iTunesから転送した場合)保存できるのが特徴。フォトライブラリは、クリックホイールを利用してスムーズスクロールが行なえる。また、音楽と写真を組み合わせて、スライドショーを作成できるほか、TV(ビデオ)出力も可能(NTSC/PAL)。

サムネール表示 写真1枚表示
“フォトライブラリ”のサムネール表示選択した写真を表示

“Auto-Sync(オートシンク)”機能を搭載し、FireWire 400(IEEE 1394)またはUSB 2.0でMacintoshやWindowsマシンと接続されている間はミュージック/デジタルフォトライブラリが最新の状態に保たれるようになっており、Macintoshではデジタルフォトソフト『iPhoto』のフォトアルバムに、Windowsマシンではグラフィックスソフト『Adobe Photoshop Elements』やアルバムソフト『Adobe Photoshop Album』、“My Pictureフォルダ”に同期させることが可能。対応する画像フォーマットは、BMP/GIF/JPEG/PNG/TIFFで、Mac OS XではPSD/SGIもサポートする。オーディオフォーマットは、AAC(16k~320kbps)/MP3(32k~320kbps)/MP3 VBR/Apple Lossless/WAV/AIFF/Audibleなど。

インターフェースは、ドック用コネクター、リモートコントロール用コネクター、ヘッドフォンジャックなどを搭載する。付属するドックにはオーディオ/コンポジットビデオ出力端子とSビデオ出力端子が用意されている。本体サイズは幅60.1×奥行き19.1×高さ104.1mm、重量は158g。電源は内蔵リチウムイオンバッテリーを利用し、バッテリー駆動時間は、音楽再生で最長15時間、BGM付きスライドショーは最長5時間。
iPod Photoを利用するには、同時に発表されたデジタルジュークボックスソフト『iTunes 4.7』(同梱)が必要。対応OSはMac OS X 10.2.8以降(USB 2.0ではMac OS X 10.3.4以降)、Windows 2000(SP4以降)/XP。

製品パッケージには、ドック、イヤーバッド型ヘッドフォン、AVケーブル(長さ1.4m)、 FireWireケーブル(30ピン、1.2m)、USBケーブル(30ピン、1.2m)、ACアダプター(100V~240V)、黒のキャリングケース、iTunes 4.7を収録したCD-ROMが同梱される。

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