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日立GST、シリアルATA IIで500GBの3.5インチHDD“Deskstar 7K500”など3機種を発表

2005年01月06日 13時25分更新

文● 編集部

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(株)日立グローバルストレージテクノロジーズは6日、デスクトップパソコン/ワークステーション/HDDレコーダー向けの3.5インチHDDとして、容量が500GBの“Deskstar 7K500”、250GBの“Deskstar T7K250”、80GBの“Deskstar 7K80”の3機種を発表した。パラレルATA(P-ATA)モデルとシリアルATA II(SATA II)モデルの2タイプをラインアップする。“Deskstar 7K500”と“Deskstar T7K250”の出荷開始は第1四半期の予定で、“Deskstar 7K80”についてはすでに出荷を開始しているという。

新製品のSATA IIモデルは、ネイティブSATAチップセットに対応し、HDDの命令をキューに蓄え、HDDの回転やヘッドのシーク動作を最小限に抑えるように命令並び替えて実行する“ネイティブコマンドキューイング(NCQ)”をサポートするほか、転送速度が約2倍(3Gbps)で、“Staggerd Spin-up”(時間差起動)機能に対応しているのが特徴。

“Deskstar 7K500”
“Deskstar 7K500”

“Deskstar 7K500”は、ハイエンドのMedia Center搭載パソコンやHDDレコーダー、“ニアライン”ストレージ向けの機種。データバッファーは16MB(P-ATAモデルは8MB)を搭載する。円板(ディスク)は5枚で、回転数は毎分7200回転。面記録密度は最大116Mb/mm2。データ転送速度は最大817Mbps。平均シーク時間は8.5ms。多数のHDDユニットを同一筐体に搭載する場合の回転振動による性能低下に有効な“Rotational Vibration Safeguard”(RVS)技術も採用しているという。本体サイズは幅101.6×奥行き146.0×高さ26.4mm、重量は約700g。アイドル時の消費電力は9.6W(P-ATAモデルは9.0W)で、騒音は3.1bels。
“Deskstar T7K250”は、2枚の円板(ディスク)で250GBの容量を持つ機種。面記録密度は最大143Mb/mm2。HDDレコーダーやAV関連アプリケーション向けの機能で、ビデオストリーミング機能も強化されており、ATA-7 AVストリーミングコマンドセットをベースに、ホストがHDDのエラー回復処理を制御する“スムーズストリーミング技術”が採用されている。バッファーメモリーは8MB。回転数は毎分7200回転。データ転送速度は最大843Mbps。平均シーク時間は8.5ms。本体サイズは幅101.6×奥行き146.0×高さ26.4mm、重量は約640g。アイドル時の消費電力はSATA IIモデルが6.2W、P-ATAモデルが5.2Wで、騒音は2.8bels。ヘッドが3本の160GBモデルも用意する。

“Deskstar 7K80”は、デスクトップパソコンなどのボリュームゾーン向けの製品で、ディスクは1枚。容量は80GBまたは40GB。インターフェースはSATA II対応のみとなる。バッファーメモリーは80GBモデルが8MB、40GBモデルが2MB。非動作時の耐衝撃性を高める“ロード/アンロード機能”を搭載する。回転数は毎分7200回転。面記録密度は最大95Mb/mm2。データ転送速度は最大757Mbps。平均シーク時間は8.8ms。本体サイズは幅101.6×奥行き146.0×高さ26.4mm、重量は約560g。アイドル時の消費電力は5.7Wで、騒音は2.6bels。

ともにEU加盟国が発効する、6種類の化学物質(鉛/水銀/カドミウム/6価クロム/臭素系難燃剤(PBB:ポリブロモビフェニル、PBDE:ポリブロモジフェニルエーテル))の使用を制限する“RoHS指令”(Restruction of the Use of Certain Hazardous Substances in Electrical and Electronic Equipment)にも対応しているという。

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