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エプソンダイレクト、デザインを一新したB5ファイルサイズノート『Endeavor NT340』を発売

2005年01月12日 11時55分更新

文● 編集部 内田泰仁

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エプソンダイレクト(株)は12日、“Endeavor”ブランドのノートパソコン新製品として、12.1インチ液晶ディスプレーと光ディスクドライブを搭載したB5ファイルサイズノート『Endeavor NT340』の販売を開始すると発表した。同社従来製品と同じくB.T.O.(Build To Order)に対応し、注文時にスペックのカスタマイズが可能。最小構成価格は12万3900円。

『Endeavor NT340』

『Endeavor NT340』は、2004年5月に発表された『Endeavor NT331』の後継となる製品。光ディスクドライブ内蔵のB5ファイルサイズモバイルノートという製品の位置付けは従来と変わりないが、筐体やキーボード、ポインティングデバイス(トラックパッド)のデザインは前モデルから一新されている。ボディー天面(液晶ディスプレー裏側)は、マグネシウム素材を使用した“枠”を取り付けたデザインとなっており、デザイン上のアクセントとしてだけでなく、筐体の剛性を高める効果もあるという。また、本モデルでもカラーバリエーション展開を行ない、本体カラーは標準の“ダークメタリック”のほか、“ノーブルレッド”“ギャラクシーブルー”“シャンパンゴールド”の合計4色をラインナップする。

本体天面のデザイン(カラーは標準の“ダークメタリック”)全4色のカラーバリエーション。本体カラーは、“シャンパンゴールド”(前列左)、“ダークメタリック”(前列右、標準色)、“ノーブルレッド”(後列左)、“ギャラクシーブルー”(後列右)

キーボードは、従来モデルで要望が多かったという数字キー部分の縦サイズを従来の約12mmから約17mm(ほかの文字キーと同サイズ)に変更、Fn/Ctrlキー入れ替え機能やEnterキー周辺の文字キーのサイズ、キートップのフォントなど、操作性とデザインの変更が行なわれている。キーピッチは18mm、キーストロークは2.35mm、右Altキーが追加されたため、87キー構成に変更されている。トラックパッドは、パームレスト部と一体成形となっているが、従来製品と異なりパッド部分が一段低くなっており、パッドの誤動作防止と操作性の向上を図ったとしている。

スペックおよびB.T.O.メニューの選択肢は、CPUがPentium M 725-1.60GHz/735-1.70GHz/745-1.80GHz/755-2.0GHzまたはCeleron M 330-1.40GHz、チップセットがIntel 855GME(グラフィックス機能内蔵)、メモリーが256/512/768MB(DDR SDRAM、PC2700対応)、HDDが40/60/80GB(いずれも毎分5400回転、UltraATA/100接続)、光ディスクドライブはCD-R/RW&DVD-ROMコンボドライブ(DVD再生8倍速/CD再生24倍速/CD-R記録24倍速/CD-RW記録16倍速)またはDVDマルチプラスドライブ(同社ではスーパーマルチドライブと呼称。DVD再生8倍速/CD再生24倍速/DVD±R記録4倍速/DVD-RW記録2倍速/DVD+RW記録2.4倍速/DVD-RAM記録再生2倍速/CD-R記録24倍速/CD-RW記録10倍速)、液晶ディスプレーは12.1インチXGA(1024×768ドット/1677万色表示)。通信機能は、10/100BASE-TXのEthernetとV.92対応56kbpsファクスモデムを標準で内蔵するほか、インテル PRO/Wireless2915ABGネットワーク・コネクションによるIEEE 802.11a/b/g準拠の無線LAN機能をオプションとして追加選択可能で、B.T.O.メニューでPentium Mと無線LAN機能追加を選択した場合には、“インテル Centrino モバイル・テクノロジ”搭載となる。

インターフェースは、USB 2.0×3(右側面2、左側面1)、IEEE 1394(4ピン)×1、アナログRGB出力(ミニD-Sub15ピン)×1。拡張スロットは、PCカードスロット(Type II×1、CardBus対応)と、SDメモリーカード/MMC/メモリースティック対応の“3 in 1スロット”(メモリースティックPRO対応。高速転送、著作権保護には非対応)。

バッテリーはリチウムイオンバッテリーで、B.T.O.により“標準バッテリ”“長時間バッテリ”“超長時間バッテリ”の3タイプが選択できる。バッテリー駆動時間は、“標準”で約2.2時間、“長時間”で約4.7時間、“超長時間”で約7.1時間(いずれもJEITA測定法1.0による)。また、付属のACアダプターは、幅3.7×奥行き9×高さ2.7cm/重量285g(ケーブル含む)の従来よりもコンパクトなものに変更されている。

本体サイズは、標準バッテリ装着時が幅275×奥行き235×高さ31mm(最薄部25mm)、重量は約1.54kg、長時間バッテリ装着時は奥行き245mm/重量約1.68kg、超長時間バッテリ装着時は奥行き約265mm/重量約1.82kg。

OSはWindows XP Home Edition SP2またはWindows XP Professional SP2から選択。プレインストールのアプリケーションは、アイコンやプルダウンメニューなどを拡大表示するツール『LiquidView』、Internet Explorerの表示内容を拡大縮小表示するソフト『LiquidSurf』、ウイルス対策ソフト『Norton AntiVirus 2005 OEM版』、有線および無線LAN/ADSL/無線ホットスポット/ダイヤルアップなどの接続設定を自動切り替えるユーティリティー『BB de!! スマートモバイル』など。また、セキュリティー対策機能として、HDDに保存したデータのパスワード保護機能、BIOSによる各種デバイス/インターフェースの使用不可設定、『BB de!! スマートモバイル』の“ファイルロック機能”によるデータの暗号化といった機能を標準で備える。

価格は、Celeron M 330-1.40GHz/メモリー256M/HDD 40GB/標準バッテリ/Windows XP Home Edition SP2/本体カラー“ダークメタリック”の最小構成で、12万3900円。標準色以外のカラーバリエーションを選択するには、B.T.O.メニューで無線LANを追加する必要がある。

また、同社はこの日、一部既存製品の価格改定と、B.T.O.メニューの追加を発表した。新価格と、新B.T.O.メニューは以下のとおり。

価格改定

Endeavor MT8000
最小構成価格を7万9800円に値下げ、HDDの最小構成を80GB/シリアルATA接続に変更
Endeavor AT200
最小構成価格を4万9980円に値下げ
Endeavor NT7200Pro
最小構成価格を11万8650円に値下げ
EDiCube MR1000
最小構成価格を7万8750円に値下げ

追加B.T.O.メニュー

コードレス106コンパクトキーボード(ホットキー付き)&ホイール付オプティカルマウス
対象製品:EDiCube MR、Endeavor Pro3100/Pro2500/MT8000/MT7500/AT951/AT200
DVD+R DL対応スリムタイプDVDマルチプラスドライブ
対象製品:EDiCube F730/750、Endeavor NT7200Pro
インテル PRO/Wireless 2915ABG ネットワーク・コネクション
対象製品:Endeavor NT2700

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