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オムロン、VPNスループットが100MpbsのIPv6対応VPNルーター『MR1000』を発売

2005年01月20日 19時39分更新

文● 編集部

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オムロン(株)は20日、VPNスループットが100MbpsのIPv6対応VPNルーター『MR1000』を25日に発売すると発表した。価格は13万4400円。

『MR1000』
『MR1000』

『MR1000』は、VPN専用チップを搭載し、VPNスループットを100Mbps(IPsec、3DES使用時)に高速化したVPNルーター。機器の故障や回線障害が発生した場合に自動でバックアップ装置や回線へ切り替える“VRRP(Virtual Router Redundancy Protocol)”に対応しているほか、同じ宛先のネットワークにパケットを送信する場合に通信コストが同じパスを併用することで負荷を分散させる“ECMP”にも対応する。NAT+VPN機能を搭載しており、IPsecによるプライベートアドレスからグローバルアドレスへの変換に加え、プライベートアドレスをNAT変換したのちにIPsecによる暗号化も行なえる。VPNトンネル数は最大100。ISDN/アナログモデムバックアップ機能として、DSU(U点×1、S/T点×1)を内蔵し、ISDN回線のほかアナログモデムを利用した回線バックアップにも対応している。

インターフェースは、LAN(10/100BASE-TX)×4、コンソール(RS-232C)、ISDN(U)、ISDN(S/T)、COM(RS-232C)を搭載。電源はAC100Vで、消費電力は最大15W。本体サイズは幅205×奥行き280×高さ42mm(ゴム足を除く)、重量は1.7kg。ファンレス設計がなされている。

オプションとして、19インチラック用取り付け金具を用意する。1Uサイズに最大2台を設置できる。1台用の『MR1000RU1』(価格は9450円)と2台用の『MR1000RU2』(価格は3万1500円)をラインアップする。また、同社のグループ会社であるオムロンフィールドエンジニアリング(株)が設置時や障害発生時に設置場所に出向いて対応する“ルータ設置保守サービス”も契約できるという。

同社では、高速なVPN網を構築したいSIerや通信キャリアー、企業ユーザー向けに販売するとしている。

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