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カシオ、動画撮影機能を強化したコンパクトデジタルカメラ『EXILIM PRO EX-P505』など2機種を発表


2005年1月31日

『EXILIM PRO EX-P700』と『EXILIM PRO EX-P505』
『EXILIM PRO EX-P700』(左)と『EXILIM PRO EX-P505』
カシオ計算機(株)は31日、上級者向けコンパクトデジタルカメラ“EXILIM(エクシリム) PRO”シリーズの新製品として、光学5倍ズームレンズを搭載し、MPEG-4形式の動画撮影機能に対応した新モデル『EXILIM PRO EX-P505』と、720万画素CCD、光学4倍ズームレンズを搭載したEXILIMシリーズのフラグシップモデル『EXILIM PRO EX-P700』の2機種を発売すると発表した。価格はいずれもオープン。発売日と編集部による予想販売価格はEX-P505が2月17日発売で6万円前後、EX-P700が2月9日発売で7万円前後。

“EXILIM PRO”シリーズは、ハイスペック/一眼レフデジタルカメラへと進むステップアップの入り口として、マニュアル撮影を支援する“EXファインダー”(後述)や“マニュアルアシスト”(※1)機能などを搭載した“EXILIM”の最上位シリーズ。2004年2月に600万画素CCD、光学4倍ズームレンズを搭載した『EXILIM PRO EX-P600』が発表されており、EXILIM PRO EX-P700はその後継機にあたる。

※1 マニュアルアシスト マニュアル設定の変更で得られる撮影効果をサンプル画像で確認できる機能



MPEG-4方式の動画撮影ができる『EXILIM PRO EX-P505』

正面
正面
液晶ディスプレーを回転させたところ
液晶ディスプレーを回転させたところ
『EXILIM PRO EX-P505』

『EXILIM PRO EX-P505』は、有効500万(総525万)画素CCDと、光学5倍ズームレンズを搭載し、MPEG-4形式の動画が撮影できる中上級者向けコンパクトデジタルカメラ。 バリアングル方式(横開き:180度、縦回転:前180度/後ろ90度)の液晶2.0インチディスプレー(354×240ドット)を搭載し(光学ファインダーは内蔵しない)、毎秒30コマのMPEG-4形式の動画が撮影できるのが特徴。

動画撮影の主な機能は、人物や風景、夜景など5種類の状況に合わせた設定に露出やISO感度を自動的に変更する“ムービーベストショット”、シャッターを押す5秒前から動画を撮影する“パストムービー”、5秒〜8秒間の短い動画を撮影できる“ショートムービー”、撮影した動画の任意の部分を静止画にできる“モーションプリント”などを搭載する。ショートムービー機能はシャッターを押す5秒前に録画を開始する機能と、シャッターを押した5秒後に終了する機能も搭載しており、決定的瞬間を逃さない撮影ができるという。モーションプリント機能は1枚の静止画のほかに、任意の1枚を中心に前後の4コマを上下に配置して1枚の静止画として保存する機能。そのほか、動画の再生中に任意の部分を拡大して表示できる再生機能も装備する。

静止画撮影の主な機能は、絞り優先AEやシャッタースピード優先AE、マニュアル露出などマニュアル設定が可能な撮影機能や、人物や夜景、打ち上げ花火など22種類の撮影状況を選ぶだけで自動的にカメラが設定を変更する“ベストショット”機能などを搭載する。P600同様、コクピットをイメージしたディスプレー表示で、撮影状況を視覚的に捕らえることができる“EXファインダー”機能も利用できる。

本体は、大型のグリップを備え、片手(右手)でも持ちやすい設計になっている。液晶ディスプレーは、バリアングル方式を採用し、本体背面にディスプレーを配置したデジタルカメラのように撮影できる“フォトスタイル”や、ディスプレー部をグリップとは反対に開き、DVカムで撮影するようなスタイルで撮影できる“ムービースタイル”を用意するなど、静止画撮影と動画撮影を両立させた設計になっている。

背面
背面

主な仕様は、撮像素子に1/3.2インチの有効約500万(総525万)画素CCDを、レンズに8群10枚構成の光学5倍ズームレンズを搭載。デジタルズームとの併用で最大約40倍に対応する。焦点距離はf=6.3〜31.5mm(35mmフィルムカメラ換算時:38〜190mm相当)。レンズの明るさを示すF値は3.3〜3.6。シャッター速度は静止画時/絞り優先時が1/8〜1/2000秒、シャッター速度優先/マニュアル露出時が60〜1/2000秒。撮影可能距離は静止画で最短約40cm〜∞、動画が最短約10〜∞、マクロモードでは最短1cm(ワイド端)での接写が可能。ISO感度はオート/50/100/200/400。静止画の記録解像度は最大2560×1920ドットで、記録フォーマットはJPEG形式(Exif 2.2/DCF準拠/DPOF/PRINT Image Matching III対応)となる。動画の記録解像度は640×480ドット(4.2Mbps/毎秒30コマ)/640×480(2.2Mbps/毎秒30コマ)/320×240(790kbps/毎秒15コマ)を用意する。音声はWAVE形式。

記録メディアとして、本体に7.5MBのフラッシュメモリーを内蔵するほか、撮影の拡張用にSDメモリーカード/MMC対応スロットを1つ備える(メディアはオプション)。バッテリーは専用リチウムイオン充電池を採用する。バッテリーでの撮影可能枚数は、CIPA規格準拠の同社測定値で約220枚、連続撮影では約550枚、連続静止画再生は約3時間40分、連続撮影時間は約2時間。

本体サイズ/重量は、幅98.0×奥行き55.5×高さ73.5mm/約113g(本体のみ)。インターフェースはUSB 2.0(Hi-Speed、PictBridge対応)/AV出力/DC入力。アプリケーションとして、画像転送ソフト『Photo Loader 2.1』や、ユーリードシステムズ(株)の動画編集ソフト『Ulead VideoStudio おまかせモード SE VCD』などが付属する。製品パッケージには、アプリケーションソフトを収録したCD-ROM、急速充電器、USBケーブル、AVケーブル、ストラップ、レンズフードなどが付属する。


720万画素に進化したハイエンドモデル『EXILIM PRO EX-P700』

『EXILIM PRO EX-P700』
『EXILIM PRO EX-P700』

『EXILIM PRO EX-P700』は、2004年2月に発表した『EXILIM PRO EX-P600』の後継機にあたるハイエンド向けコンパクトデジタルカメラ。従来機種と同じデザインの筐体を採用し、カラーをシルバーから“サテンブラック”に変更したほか、撮像素子を有効720万(総741万)画素の1/1.8インチ正方画素原色CCDに変更したのが特徴。そのほかの機能や仕様はおおむねP600と同等だが、新たにフラッシュ撮影時の暗くつぶれた画像を自動的に明るく補正する“フラッシュシアシスト”や、マクロモードとAFモードを自動的に切り替える“オートマクロ”機能などが搭載されている。

レンズにはキヤノン(株)製の光学4倍ズームレンズ(7群8枚構成、焦点距離f=7.1〜28.4mm、35mmフィルムカメラ換算時:約33〜132mm相当)を採用し、レンズの明るさを示すF値は2.8〜4.0。シャッター速度は1/2000〜60秒。絞りはF2.8〜8(ワイド端)/F4〜F11.1(テレ端)の10段階。撮影可能距離は通常で最短約40cm、マクロモードでは最短10cm(ワイド端)での接写が可能。連写機能は毎秒3枚で連続5枚まで。静止画の記録画素数は最大3072×2304ドットで、記録フォーマットはJPEG(Exif 2.2/DCF準拠/DPOF/PRINT Image Matching III対応)およびTIFF形式。動画撮影は最大320×240ドット/毎秒15フレーム/音声付きで、1回の連続録画時間は無制限(メモリー容量いっぱいまで)。動画ファイルはMotionJPEG圧縮のAVI形式(音声はモノラルWAVE)となる。

背面
背面

背面には、2.0インチ(480×240ドット)FTカラー液晶ディスプレーと光学式ズームファインダーを搭載。記録メディアとして、本体に8.9MBのフラッシュメモリーを内蔵するほか、SDメモリーカード/MMC対応スロットを1つ備える。電源は専用リチウムイオンバッテリーまたはACアダプター。バッテリーでの撮影可能枚数は、CIPA規格準拠の同社測定値で約200枚、連続撮影では約440枚、連続静止画再生は約3時間40分。

本体サイズ/重量は、幅97.5×奥行き45.1×高さ67.5mm(最薄部26.1mm)/約225g(本体のみ)。インターフェースはUSB 1.1(PictBridge対応)/ビデオ出力/DC入力、およびシンクロ接点付き外部フラッシュ端子を備える。アプリケーションとして、画像転送ソフト『Photo Loader 2.1』などが付属する。製品パッケージには、アプリケーションソフトを収録したCD-ROM、急速充電器、カード型ワイヤレスリモコン、USBケーブル、AVケーブル、ストラップなどが付属する。

(編集部 新海宏一郎)


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