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ソニー、3CMOSセンサー搭載のビデオカメラ“ハンディカム”『DCR-PC1000』を発表

2005年02月02日 15時32分更新

文● 編集部 伊藤咲子

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ソニーマーケティング(株)は2日、“ハンディカム”シリーズのビデオカメラとして、DV方式のコンパクト機『DCR-PC1000』を発表した。1985年の初代ハンディカム誕生から20周年を迎えるにあたり企画された機種で、同シリーズで初めて3板式CMOS(シーモス)センサーカメラシステムを搭載する。発売は3月10日。価格はオープンプライスで、編集部による予想実売価格は13万5000円。

DCR-PC1000(ブラック) DCR-PC1000(シルバー)
DCR-PC1000(ブラック)DCR-PC1000(シルバー)

DCR-PC1000は、1/6インチの総79万(動画時有効67万/静止画時有効69万)画素CMOSセンサーと新信号処理回路“エンハンスドイメージングプロセッサー”を採用し、それらによって“白とび”と“黒つぶれ”を抑えた階調表現を可能にしたという。CMOSセンサーは、同じサイズのCCDと比べてダイナミックレンジが広く、構造上スミアーが出にくいといった特徴がある。エンハンスドイメージングプロセッサーは、被写体の明部だけでなく暗部も再現した画像になるよう、“絵柄情報”と“明るさ情報”をそれぞれ取得し、暗い部分を認識してそれを明るく処理する。 CMOSセンサーは3板式を採用し、レンズからの光をRGBに分光して青色用/赤色用/緑色用のCMOSセンサーで受けることで、1画素ごとにRGB情報を持つため色再現性が高いという。16:9のワイド画角で撮影できる“高画質ワイド記録”にも対応している。

レンズは光学10倍ズームの“カール ツァイス バリオ・ゾナーT*(F1.8~2.4 f=2.8~28mm)”を採用する。デジタルズームは最大120倍に対応。レンズは、電源のON/OFFと連動して自動的に開閉する“オートレンズカバー”で保護される。別売のマイクを装着すれば4chの録音が可能な“4CHマイク記録”機能を備える。マニュアル撮影(フォーカス/カメラ明るさ/AEシフト/WBシフト)が可能。静止画(JPEG形式)の記録解像度は最大1920×1440ドット(4:3)/1920×1080ドット(16:9)で、静止画記録用のメモリースティック Duoスロットも装備する。

本体サイズは幅約54.5×奥行き102.1×高さ117.1mm。重量は約400gで、撮影時の重量は約470g。本体は小型ながら、タッチパネル対応の2.7インチワイドハイブリッド液晶パネル(12万3200ドット)を搭載する。

パソコンとの接続/充電用に本体を置けば充電できるクレードル“ハンディカムステーション”が付属する。パソコンなどのインターフェースはUSB 2.0を採用。電源は付属のリチウム充電池“インフォリチウム”『NP-FA50』を利用し、実撮影時間は約60分。本体カラーはシルバーとブラックの2色。 製品パッケージには、ACアダプター、AV接続ケーブル、USBケーブル、メモリースティック Duo(16MB)、メモリースティック Duoアダプター、ワイヤレスリモコン(RMT-831)などが同梱される。

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