三洋テクノ・サウンド(株)は4日、デジタルボイスレコーダー“ディプリトーク”の新製品として、5GBの1インチHDDを内蔵し、最大693時間の録音が可能なHDDボイスレコーダー『HDR-B5GM』を3月上旬に発売すると発表した。価格はオープン。
 | 『HDR-B5GM』 |
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『HDR-B5GM』は、米シーゲイト・テクノロジー社製の1インチHDD(ST1 Series)のほか、SDメモリーカードスロットを搭載したのが特徴。本体にモノラルマイクを内蔵するほか、外部ステレオマイクが付属しており、モノラルで最大約693時間、ステレオで最大約173時間の音声録音が行なえる。1ファイルに32個所まで付けられるインデックス機能や、音声起動録音機能、早聞き(約＋50％)/遅聞き(約－25％)機能(MP3のみ)、ヘッドホンを利用する録音モニター機能などを搭載する。録音/再生周波数は、40～5kHz(11kHz/16kbps/モノラル)の“LP”から40～15.5kHzの“XHQ”(44.1kHz/192kbps/ステレオ)まで4段階を切り替えられる。録音ファイル数は4フォルダー×250ファイル。
音楽再生機能にも対応しており、MP3形式(16k～192kbps)とWMA形式(32k～160kbps)のファイルを再生できる。再生周波数は20～20kHzで、S/N比は88dB。再生は、リピート(1曲/全曲/ランダム/A－B)に対応しており、音質の切り替え機能(サウンド：POP/ROCK/JAZZ/NORMAL、BASS：ON/OFF)も搭載している。本体のみで、アーティスト/アルバム/ジャンル/プレイリストの検索が可能で、付属のワイヤードリモコンを利用して再生/停止/スキップ/サーチ/音量調整/ホールドなども行なえる。HDDには約1600曲(WMA/96kbps/1曲4分)を収録できるという。レジューム機能(電源を切る前の再生位置の記憶)も搭載している。
内蔵しているHDDは、USBマスストレージクラスに対応しており、外付け型HDDとしても利用できる(SDメモリーカードは非対応)。SDメモリーカードスロットの搭載に伴い“STORAGE”モードが追加されており、同社のデジタルムービーカメラ『DMX-C4』やデジタルカメラ『DSC-J4』で撮影したムービーファイルや写真を、SDメモリーカードを利用してファイルコピーしたり、全体をバックアップ(SDバックアップ機能)したりできるようになっている。相互コピーも行なえる。
本体サイズは幅45×奥行き19×高さ94mm、重量は約93g。バックライト付き液晶ディスプレーを搭載する。電源は内蔵リチウムイオン電池とACアダプターの2電源対応で、充電はACアダプターとUSBの2方式に対応している。駆動時間は録音が約7.5時間(LPモード)、再生が約8.5時間(LPモード)。オートパワーオフ(1分/5分/15分/なし)機能も用意されている。インターフェースはUSB 2.0/1.1に対応。アプリケーションとして、音楽ファイル転送ソフト『MusicFileMaster』が同梱される。対応OSはWindows XP/2000 Professional(SP3以降)/Me。対応機種はPC/AT互換機。
