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コニカミノルタ、解像度が5400dpiの35mmフィルム専用スキャナー『DiMAGE Scan Elite 5400 II』を発売

2005年02月21日 15時12分更新

文● 編集部

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コニカミノルタフォトイメージング(株)は21日、解像度が5400dpiの35mmフィルム専用スキャナーの新製品として『コニカミノルタ DiMAGE Scan Elite(ディマージュ スキャン エリート)5400 II』を3月4日に発売すると発表した。価格はオープン。

本体とフィルムホルダー
『コニカミノルタ DiMAGE Scan Elite 5400 II』

『コニカミノルタ DiMAGE Scan Elite 5400 II』は2003年5月に発表した5400dpiの35mmフィルム専用スキャナー『コニカミノルタ DiMAGE Scan Elite 5400』の後継機種。新たに業務用のデジタルミニラボ機に採用されている、ネガフィルムの色再現性を高める独自アルゴリズム“フィルムエキスパートアルゴリズム”を搭載したのが特徴。撮像素子には5340画素の3ラインCCDを搭載し、最大解像度は5400×5400dpi(約4220万画素)。16bit A/Dコンバーターを搭載し、周辺回路を低ノイズ化することでダイナミックレンジを3.8にしたという(実測値)。光源には白色LEDを採用する。読み取りサイズは37.25×25.07mm。

スキャン時間は、駆動機構や内部処理の最適化、独自開発の光学系の採用により、最高解像度で1コマ約25秒(Windowsマシン)/約30秒(Macintosh)。新機能として、フィルムフォルダーをセットすれば自動でインデックススキャンを開始する“オートローディングインデックス”や、インデックススキャンと同時に全コマのプレビュー画像を取り込める“ハイスピードプレビュー”を搭載しており、実際の作業時間(トータルワークフロー)を大幅に短縮できるとしている。

画像補正機能には、フィルム上の傷やほこりを自動補正する“Digital ICE”、褪色したフィルム撮影時に近い色調に補正する“Digital ROC”、粒状性を補正する“Digital GEM”、画像のシャドー部分またはハイライト部分の階調を補正する“Digital SHO”の4つの補正機能で構成される“Digital ICE4(デジタルアイスクワッド)”を採用。独自開発した逆光/露出不足/色かぶり/夜景などのシーンを自動判別して補正する自動画像補正機能“Pixel Polish(ピクセルポリッシュ)”も搭載している。

本体サイズは幅70×奥行き45×高さ165mm、重量は約1.5kg。本体前面に、パソコンのユーティリティーソフトを起動できる“クイックスキャンボタン”が用意されている。ユーティリティーソフトには、初心者向けの『簡単スキャンユーティリティ』、『標準スキャンユーティリティ』、大量のフィルムを同じ設定でスキャンできる『バッチスキャンユーティリティ』が用意されている。

インターフェースはUSB 2.0/1.1に対応。対応機種はPC/AT互換機、PowerPC G3以上のCPUを搭載したMacintosh。対応OSは、Windows XP/2000 Professional/Me/98 SE/98、Mac OS 9.2.2、Mac OS X 10.1.3~10.1.5/10.2.1~10.2.8/10.3~10.3.6。動作確認済みアプリケーションは、Adobe Photoshop 6.0.1/7.0.1/(CS 8.0.1)、Adobe Photoshop Elements 2.0/3.0、Paint Shop Pro 8、Corel PHOTO-PAINT 11など。電源はAC100~120Vで、消費電力は最大20W。ACアダプター(AC-U26)を利用する。

製品には、35mmフィルムホルダー(FH-M20)、スライドマウントホルダー(SH-M20)、USB 2.0対応ケーブル(UC-2)、ドライバーソフトとアプリケーションソフト『Adobe Photoshop Elements 3.0』を収録したCD-ROMなどが同梱される。

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