このページの本文へ

ソニー、デジタルカメラ“サイバーショット”『DSC-W7』など2機種を発表――省電力設計の有効710万画素機

2005年02月23日 15時41分更新

文● 編集部 伊藤咲子

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

ソニーマーケティング(株)は23日、デジタルカメラ“サイバーショット”の新製品として『DSC-W7』『DSC-W5』の2機種を発表した。この“W”シリーズの2機種は、壮年男性層の買い替え/買い増し需要をターゲットに、使いやすさとコストパフォーマンスを重視したという製品。有効720万画素のDSC-W7は3月18日発売で、有効510万画素のDSC-W5は3月11日発売。価格はいずれもオープンプライスで、編集部による予想実売価格はDSC-W7が5万3000円前後、DSC-W5が4万2000円前後。

DSC-W7 DSC-W7
『DSC-W7』シルバー。DSC-W7の本体カラーはシルバーのみ
DSC-W5 DSC-W5
『DSC-W5』シルバー
DSC-W5
『DSC-W5』ブラック。DSC-W5の本体カラーはシルバーとブラックの2色

DSC-W7/DSC-W5は、スタミナ性能、液晶画面の大きさと見やすさ、いざというときに安心な汎用性に特にこだわった製品。サイバーショットシリーズが採用する同社独自の画像処理エンジン“リアル・イメージング・プロセッサー”は、さらなる省電力化が図られた。例えば、単3形ニッケル水素充電池(付属)使用時の撮影枚数/バッテリー持続時間は、DSC-W7が最大約380枚/約190分、DSC-W5が最大約420枚/約210分と、従来機の『DSC-W1』(最大約340枚/約170分)と比較すると1~2割ほどスタミナが向上している(いずれもCIPA規格に基づく測定方法による)。

2.5インチ(11万5000画素)の液晶パネルを搭載し、表示画像に反射光が加わらないようにする低反射処理“ノングレア処理”と、画面への映りこみを防止する単層コート“LRコート”という2種類の表面加工を新たに採用。これによって、液晶ディスプレーの視認性が向上し、2.5インチ(12万3000画素)の液晶パネルを搭載する従来機よりも、薄暗い室内や明るい屋外などでもピントや構図を確認しやすくなった。また視野角(詳細は非公表)がDSC-W1と比べて広くなったという。

汎用性ということでは、従来機と同じく単3形アルカリ電池に対応するほか、新たに32MBのフラッシュメモリーを内蔵。メモリースティック(※1)がなくても、内蔵メモリーに最大200枚(640×480ドットの場合)撮り貯めることができる。内蔵メモリーに記録した画像は、メモリースティックにコピーすることが可能(メモリースティックの画像は内蔵メモリーにコピー不可)。

※1 対応するメモリースティックの種類は、メモリースティック/メモリースティック PRO/メモリースティック PRO(Hi-Speed)。アダプターの併用でメモリースティック デュオ/メモリースティック PRO デュオ/メモリースティック PRO デュオ(Hi-Speed)も使用可能

DSC-W7は有効720万/総740万画素、DSC-W5は有効510万/総530万画素の1/1.8インチSuper HAD CCDを搭載。レンズはいずれも光学3倍ズーム対応のカール ツァイス“バリオ・テッサー”(F2.8~5.2、f=7.9~23.7/35mmフィルムカメラ換算時で38~114mm相当)を採用する。最大画像サイズで撮った画像をトリミングしてズームアップの効果を得るデジタルズーム機能“スマートズーム”を搭載し、DSC-W7は最大約14倍、DSC-W5は最大約12倍のズームアップが可能。最短撮影距離は6cm。シャッタースピード(30-1/1000秒)や絞りを調節するマニュアル撮影機能を搭載する。

記録フォーマットは、静止画がJPEGで動画がMPEG-1。静止画の最大記録サイズはDSC-W7が3072×2304ドット、DSC-W5が2592 × 1944ドット。動画の最大記録サイズは、有効フレームレートが毎秒30フレームの“VX Fine”モードの場合で640×480ドット。

DSC-W7/DSC-W5の起動時間は約1.3秒/約1.3秒、レリーズラグは約0.01秒/約0.009秒、シャッターラグは約0.3秒/約0.3秒、最大画素サイズ時の撮影間隔は約1.5秒/約0.9秒。インターフェースはUSB(mini-B、USB2.0 Hi-Speed対応)、AV出力(モノラル音声)。本体サイズは幅91.0×奥行き37.1×高さ60.0mmで、撮影時の重さは約253g。

なお同社は、DSC-W5の発売と同時に、ソフトキャリングケース『LCS-WD』(2940円)、水深40mまで使用可能なマリンパック『MPK-WA』(2万4150円)、2.5インチ液晶専用保護シート『PCK-L25』(945円)、予備バッテリーと充電器のアクセサリーキット『ACC-CN3TR』(3675円)、リチャージャブルバッテリーパック『NH-AA-2DB』(オープン)、ACアダプター『AC-LS5K』(3675円)を発売する。そのほか、販売中のテレコンバージョンレンズ『VCL-DH2630』やワイドコンバージョンレンズ『VCL-DH0730』など、オプション製品を使用可能で、詳細は同社ウェブサイトで紹介されている。

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン