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ソニーマーケティング、19インチと17インチワイドの液晶ディスプレーを発表――人気のライジングデザインを採用

2005年04月11日 14時56分更新

文● 編集部 小西利明

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17インチワイドモデル『MFM-HT75W』。ワイド液晶パネルのディスプレー製品としては低価格なのが特徴の1つ 19インチモデル『MFM-HT95』
17インチワイドモデル『MFM-HT75W』。ワイド液晶パネルのディスプレー製品としては低価格なのが特徴の1つ19インチモデル『MFM-HT95』

ソニーマーケティング(株)は11日、TVチューナー機能を内蔵した液晶ディスプレー『MFM-HT75W』と『MFM-HT95』を発表した。“ライジングデザイン”と称される、カーブを描いた独特のデザインを採用している。価格はオープンプライス。

ライジングデザインは1月に発表された液晶ディスプレー“HS-P model”シリーズで採用されたデザインで、“上昇感”をコンセプトとしたカーブを描く独特のデザインで好評を博している。新しいHTシリーズは同様のデザインを採用したうえ、ディスプレー内部にアナログ地上波用のTVチューナー機能を搭載、TVとしても利用できる点が大きな特徴である。TV表示は普通のTVのように画面全体に表示するほか、“PinP機能”でパソコン画面の上に子画面として重ねて表示することも可能。子画面の位置は任意のコーナーを指定できるほか、表示サイズも大中小から選択できる。

画面解像度はHT75Wが17インチワイドXGA(1280×768)サイズで、HT95は19インチSXGA(1280×1024)となっている。単体販売される液晶ディスプレーでワイド型を採用する製品は、ほとんどが23インチの大型パネルを使った高価な製品であり、普及価格帯では非常に珍しい。高輝度(450cd/m2)高視野角(左右170度)が特徴の“クリアブラック液晶”(MVA方式)を液晶パネルに採用。コントラスト比はHT75Wが800:1、HT95は1000:1という高コントラスト比を誇っている。応答速度もHT75Wが16ms、HT95では12msと高速で、画面書き換えの激しいゲームにも対応可能である。表示可能色数はHT75Wが約1620万色、HT95が約1677万色。映像の入力端子として、パソコン用のアナログRGB入力やDVI-D端子、コンポジットビデオ入力、Sビデオ入力、コンポーネント(D4)端子などを1系統ずつ備える。また入力端子ごとに映像の輝度やコントラスト、発色などを調整可能となっている。

スタンド状に見える手前の部分には、ステレオスピーカー(3W×2)とウーファー(5W)が内蔵されている。さらに疑似サラウンド効果をかける“SRS WOW”が搭載されており、低音を強調した臨場感のある再生を可能としている。本体サイズと重量は、HT75Wが幅450.2×奥行き176×高さ353.3mmで約6.3kg、HT95が幅466.6×奥行き185×高さ437mmで約7.8kg。両機種共にTV操作用のリモコンが付属する。

予想実売価格はHT75Wが7万円前後、HT95が9万円前後。発売予定日は23日。

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