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ソニーマーケティング、1GBのHi-MDにデータを記録するポータブルHi-MDドライブ“PIT-IN”を発表

2005年04月13日 15時22分更新

文● 編集部 小西利明

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パソコン用ポータブルHi-MDドライブ“PIT-IN”のブラックモデル『DS-HMD1B』(左)とシルバーの『DS-HMD1S』

ソニーマーケティング(株)は13日、記憶容量1GBの光磁気ディスク“Hi-MD”を記憶媒体として利用する、パソコン用ポータブルHi-MDドライブ“PIT-IN(ピットイン)”『DS-HMD1(B、G、R、S)』を発表した。価格はオープンプライス。

レッドの『DS-HMD1R』(左)とグリーンの『DS-HMD1G』

Hi-MDディスクはパソコンのストレージとしての利用も考慮された光磁気ディスクで、幅横68×縦約70mmのケースにディスクメディアが収納されていて、約1GBの記憶容量を持つ。ソニー(株)の“Hi-MDウォークマン”の高級機には、以前からパソコンとUSB経由で接続して、リムーバブルディスクとしてデータの記録が可能が可能な製品が存在した。しかし純粋なパソコン用ドライブとしては、このDS-HMD1シリーズが初めての製品である。同社ではHi-MDの利点として、MOディスクと比べて価格容量比で優れ(MOは1.3GBで1500円、Hi-MDは1GBで700円)、DVD-RWと比べて書き換え可能回数(DVD-RWが1000回程度、Hi-MDは100万回以上)や耐光性や汚れに強く保管が容易といった点を挙げている。ディスクのフォーマットはFAT32形式である。

パソコンとの接続にはUSB 1.1を使用し、パソコン本体からの電源供給(USBバスパワー:5V)で駆動される。バッテリーの類は備えていないので、ポータブルオーディオ機器としては使えない。一度パソコンと接続してしまえば、あとはHi-MDディスクを通常のリムーバブルディスクとしてファイルコピーなどを行なえる。また通常のMDディスクも、記憶容量300MBのリムーバブルディスクとして利用できる。対応OSはWindows XP/2000/Me/98 SE。

また音楽再生・リッピングソフト『SonicStage 3.1』が付属しており、音楽CDや有料音楽配信サイトからダウンロードしたMP3形式やATRAC3plus形式の音楽をMDディスクやHi-MDディスクに転送して、オリジナルの音楽ディスクを作ることも可能である。

ボディーカラーはブラック、シルバー、レッド、グリーンの4色のカラーバリエーションが用意される。ドライブ自体の見た目もちょっと太めのMD録再機といったデザインで、本体サイズは幅86×奥行き22.9×高さ79.3mm、重量100gとなっている。製品には本体とUSBケーブル、アプリケーションCD-ROMのほかに、持ち運び時の用のポーチが付属する。予想実売価格は1万5000円前後で、発売予定日は5月21日。

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