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コニカミノルタ、薄型デジタルカメラ『DiMAGE X』シリーズに新モデルを追加

2005年05月23日 15時27分更新

文● 編集部 小林久

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コニカミノルタフォトイメージング(株)は23日、コンパクトデジタルカメラ『コニカミノルタ ディマージュ(DiMAGE) X60』(以下X60)を6月17日に発売すると発表した。価格はオープンプライスで、編集部による予想実売価格は4万円前後。

『DiMAGE X60』

X60は、2002年1月に発表された『DiMAGE X』シリーズの最新モデルで、同シリーズでは型番の数字が2桁台のエントリー機を含め、8モデル目になる。液晶パネルのサイズを従来機『ディマージュ(DiMAGE) X50』の2.0インチから、2.5インチ(約11万5000画素)にサイズアップする一方で、ボディーサイズの小型化をさらに進めた。本体の高さが6mm低い56mmになったほか、本体の厚さも22mmと1.5mm薄くなっている。

本体カラーは、“フレッシュシルバー”“スイートレッド”“ネービーブルー”の3色を用意する。角に丸みを持たせて、上着のポケットなどに収納しやすくしたほか、前面ロゴの加工にダイヤモンドカットを使用するなど、質感や携帯性にもこだわったという。

本体サイズの比較:従来機のDiMAGE X50に比べて、高さがかなり小さくなった液晶モニターは2.5インチに大型化され、背面いっぱいのサイズとなった。光学ファインダーは省略した

0.5秒と高速な起動時間(レンズバリアーを開いてから撮影ができるようになるまでの時間)や、全域でモード切り替えなしに使える“オートマクロ”機能(最短10cm)、焦点距離が固定となるが5cmまで寄れる“スーパーマクロ”機能といった従来機の強みを継承。映像処理エンジンも“CxProcess(シーエックスプロセス) III”へと進化した。

撮影操作はオート撮影が基本だが、7種類のシーン別撮影モードも用意されている。撮影条件(ホワイトバランス、ズーム位置と焦点距離、明るさの情報、人肌があるかなど)によって撮影シーンを自動判別する機能(フルオートシーンセレクター)を新たに追加。“ポートレート”“スポーツ”“風景”“夕景”の4種類に関しては、撮影者が指定せず、カメラの判断で自動的に選択させられる。

本体にアールをつけたことにより、ホールド感がかなり高まっている 別売のケースに入れたところ。ネービーブルーの色はX50のブラックが変更になったもの

基本仕様は、撮像素子が1/2.5インチ有効画素500万の原色CCDで、最大2560×1920ドットの出力が可能。レンズは焦点距離6.3~18.9mm(35mmフィルム換算で38~114mm相当)、開放F値3.3~4.0の光学2.8倍レンズ(9群11枚構成)。屈曲光学系の新開発ユニットを採用している。記録メディアには内蔵の15MBメモリーまたは、SDメモリーカード/MMCを使用する。電源は専用リチウムイオン充電池で、撮影可能枚数はCIPA測定基準で150枚。パソコンとの接続はUSB 2.0(Full Speed)で行なう。

バンドルソフトは、従来の『DiMAGE Viewer』から、画像管理/レタッチソフトの『DiMAGE Master Lite』と、画像管理ソフトの『Kodak EasyShareソフトウェア』に変更された。

本体サイズは、幅83.5×奥行き22×高さ56mmで、重量は約115g(本体のみ)。同梱ソフトの対応OSは、Windows XP/2000/Me/98とMac OS X 10.2.3以降(DiMAGE Master LiteはMac OS X 10.1.3以降)。

6月下旬発売予定の新設計のマリンケース。水深40mまでの水中撮影が可能。価格は2万5000円

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