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松下電器産業、アスペクト比16:9のワイドCCDを搭載したコンパクトデジタルカメラ『DMC-LX1』など3機種を発表
2005年7月21日
各機種共通の新機能、ハイエンドモデル『DMC-FZ30』
松下電器産業(株)は21日、デジタルカメラ“LUMIX(ルミックス)”シリーズの新製品として、光学12倍ズームレンズと有効800万画素CCDを搭載するハイエンドモデル『DMC-FZ30』、広角28mm/光学4倍ズームレンズとアスペクト比16:9の有効840万画素ワイドCCDを搭載する新規モデル『DMC-LX1』、光学3倍ズームレンズと有効600万画素CCDを搭載した初心者/ファミリーユーザー向けモデル『DMC-FX9』の3製品を発表した。発売日は8月26日。価格はいずれもオープンプライスで、編集部による予想実売価格は『DMC-FZ30』が7万5000円前後、『DMC-LX1』が6万3000円前後、『DMC-FX9』が5万円前後。
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新規モデルとして発表されたワイドCCD搭載の『DMC-LX1』 |
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“EX光学ズーム”の仕組みの図解 |
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今回発表された3製品は、いずれも光学式手ぶれ補正機構を搭載したズームレンズと、現行の“LUMIX”各ラインナップよりも高画素の新CCDを搭載する。3機種に共通する新機能は次のとおり。
- EX光学ズーム
- CCDの一部を使って撮影を行なう際に(例:800万画素CCD搭載機で300万/600万画素で撮影する、など)、CCDの使用領域を変化させることでズームの最高倍率をアップさせる技術(例:300万画素撮影時であってもワイド端ではCCDの800万画素全域を使用して撮影し画角を広げる)。画像の一部をトリミングし拡大するデジタルズームとは異なり、画質劣化がないのが特徴。『DMC-FZ30』では300万画素時に最大19.1倍、『DMC-LX1』では300万画素/アスペクト比4:3時に最大5.6倍、『DMC-FX9』では300万画素時に最大4倍の光学ズームが可能
- シーンモード追加
- 従来の“ポートレート”“夜景ポートレート”“スポーツ”“風景”“夜景”“花火”“パーティ”“雪”“自分撮り”“美肌モード”“赤ちゃんモード”“料理モード”に加え、15/30/60秒露光が可能な“星空モード”、ろうそくの光の雰囲気を生かした撮影が可能な“キャンドルモード”の2種類を追加
- 2.5インチ/20万7000画素“高精細パワー液晶モニター”(『DMC-LX1』『DMC-FX9』のみ)
- 『DMC-FX8』よりも高画素(『DMC-FX8』は11万4000画素)な低温ポリシリコン液晶ディスプレーを搭載し、ディスプレーの表示画質を向上。液晶の輝度を約40%引き上げる“パワーLCD機能”も搭載
- 16/25画面分割サムネイル表示
- ディスプレーが高精細化したことを生かし、再生時に画面を16または25分割してサムネイル表示を行なうモードを追加
- お気に入り設定
- 撮影した画像にブックマークを付加する機能。“お気に入り設定”した画像のみを再生するスライドショー再生も可能
このほか、従来機種にも搭載されている9画素混合画像生成による“高画質・高感度VGA動画撮影”(『DMC-FZ30』『DMC-FX9』のみ)、手ぶれ補正機構を活用した“縦位置検出機能”などの機能を持つ。
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『DMC-FZ30』 |
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『DMC-FZ30』の分解モデル |
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“作品作りを楽しむこだわり派向け”と位置付けられたシリーズハイエンドモデルの『DMC-FZ30』は、2004年7月発表の『DMC-FZ20』の後継となる製品。新たに総832万/有効800万画素の1/1.8インチCCDを搭載し、CCDの大型化に合わせて、レンズおよびボディーデザインを一新した。レンズは10群14枚(非球面レンズ3枚3面、EDレンズ1枚)構成の“ライカDCVARIO-ELMARITレンズ”で、開放絞り値はF2.8〜3.7、焦点距離は7.4〜88.8mm(35mmフィルム換算で35〜420mm)。画像処理エンジンは前モデルに引き続き“ヴィーナスエンジンII”。
デザイン変更に伴う操作機構の変更点としては、前モデルでも装備していたレンズ部のフォーカスリングに加えて、手動式のズームリングを搭載。また、シャッタースピードと絞りを独立して調整可能なダイヤルを装備し、マニュアル撮影時などの操作性の向上を図っている。また、グリップ形状も変更され、シャッターボタンやシャッタースピードダイヤル、絞りダイヤルはいずれもグリップしたときに右手で自然に操作しやすい位置にレイアウトされている。ディスプレーは2インチTFT液晶ディスプレーで、LUMIXシリーズとしては初めて、角度の調整が可能な“フリーアングル液晶モニター”を採用。ファインダーは0.44インチ液晶ビューファインダー。なお、ディスプレーおよびファインダーの表示画素数はいずれも23万5000画素。
このほか、1点AF時のフォーカスエリア選択機能、マニュアルフォーカス時のアシスト表示(拡大表示)位置の移動機能、非沈胴レンズ採用と内部処理の改善による起動の高速化(約0.97秒、従来比約1/5)、高速AFモードの追加(『DMC-FZ5』にも搭載された高速1点AFモードを搭載)などの機能追加/改善が行なわれている。
記録メディアはSDメモリーカードおよびマルチメディアカード(静止画撮影のみ対応)。静止画撮影時は、4:3/3:2/16:9のアスペクト比が選択可能で、解像度はそれぞれ、最大3264×2448ドット/最大3264×2160ドット/最大3072×1728ドット。画像フォーマットはJPEG/TIFF/RAWに対応。連写撮影は、毎秒3または2コマ/最大9枚または5枚のモードと、カード容量いっぱいまで連写可能なフリー連写モードを備える。動画撮影時の解像度は640×480ドットまたは320×240ドット(Motion JPEG圧縮のQuickTime形式、毎秒30/10フレーム、音声付き。メディア容量いっぱいまで連続撮影可能)。
インターフェース類は、USB 2.0×1(USBマスストレージクラス、PictBridge対応)、コンポジット映像出力(NTSC/PAL対応)、オーディオライン出力(モノラル)、外部フラッシュ接続用のホットシュー。本体サイズは、幅約140.75×奥行き約138.1×高さ約85.5mm、重量は約674g(電池/記録メディア別)。バッテリーはリチウムイオンバッテリーで、電池寿命は約280枚(CIPA規格による)。本体色は、ブラックとチタンシルバーの2種類。パッケージには花形レンズフードが付属する。
お詫びと訂正:掲載当初、USBポートについて「USB 1.1」と記載しておりましたが、正しくは「USB 2.0」でした。ここに訂正するとともに、お詫びいたします。(2005年7月22日)
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ワイド撮影対応『DMC-LX1』、人気コンパクトモデルの上位機種『DMC-FX9』
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『DMC-LX1』 |
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『DMC-LX1』の分解モデル |
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新規モデルの『DMC-LX1』は、凝った絵作りができるコンパクトタイプ“クリエイティブコンパクト”と位置付けられた製品で、デザインイメージは同じくコンパクトタイプのFXシリーズに近い。ワイド画像撮影を最大の特徴とした製品で、撮像素子には、アスペクト比16:9、総861万/有効840万画素の1/1.65インチのワイドタイプのCCDを採用する。レンズは新開発の8群9枚(非球面レンズ3枚3面)構成/光学4倍ズームの“ライカDCVARIO-ELMARITレンズ”で、開放絞り値はF2.8〜4.9、焦点距離は6.3〜25.2mm(35mmフィルム換算で28〜112mm、アスペクト比16:9で撮影した場合)。ワイドCCD採用と広角28mm対応により、従来よりも広がり感、奥行き感のあるワイド写真の撮影が可能だとしている。画像処理エンジンは高機能タイプの“ヴィーナスエンジンII”。
ワイドCCDの採用により、静止画撮影時のアスペクト比は16:9がデフォルトで、このほかに3:2/4:3での撮影も可能。アスペクト比の切り替えは、レンズ上部に設けられている“アスペクト切換えスイッチ”で簡単に操作できる。撮影解像度は、16:9では最大3840×2160ドット(CCD全域を使用)、3:2では3248×2160ドット(約700万画素、広角32mm相当となる)、4:3では2880×2160ドット(約600万画素、広角34mm相当)。なお、画像フォーマットはJPEG/TIFF/RAWに対応し、連写撮影は、毎秒3または2コマ/最大9枚または5枚のモードと、カード容量いっぱいまで連写可能なフリー連写モードを備える。
動画撮影でもアスペクト比16:9での撮影が可能で、解像度は848×480ドット(ワイドVGA)、640×480ドット、320×240ドットが選択できる(いずれも形式はMotion JPEG圧縮のQuickTime形式、毎秒30/10フレーム、音声付き。メディア容量いっぱいまで連続撮影可能)。なお、『DMC-FZ30』『DMC-FX9』などで採用されている9画素混合による画像生成ではなく、4画素混合により画像生成を行なっている。
操作機構としては、モードダイヤルやカーソルボタンのほか、シャッタースピード/絞り/マニュアルフォーカスなどの操作をスムーズに行なえるジョイスティック(背面)や、AF/AFマクロ/マニュアルフォーカスをすばやく変更できる切り換えスイッチ(レンズ部側面)を装備。既存のコンパクトタイプから操作性の向上を図ったマニュアル操作機構を持つことにより、よりクリエイティブな絵作りを可能にしているという。
記録メディアはSDメモリーカードおよびマルチメディアカード(静止画撮影のみ対応)、インターフェース類は、USB 2.0×1(USBマスストレージクラス、PictBridge対応)、コンポジット映像出力(NTSC/PAL対応)、オーディオライン出力(モノラル)。本体サイズは、幅約105.7×奥行き約25.6×高さ約55.8mm、重量は約185g(電池/記録メディア別)。バッテリーはリチウムイオンバッテリーで、電池寿命は約240枚(CIPA規格による)。本体色は、ブラックとシルバーの2種類。
お詫びと訂正:掲載当初、USBポートについて「USB 1.1」と記載しておりましたが、正しくは「USB 2.0」でした。ここに訂正するとともに、お詫びいたします。(2005年7月22日)
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『DMC-FX9』 |
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『DMC-FX9』の分解モデル |
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より高画質/高解像度なカメラを求めるファミリーユーザー層向けのコンパクトタイプ『DMC-FX9』は、2005年5月発表の『DMC-FX8』(今後も併売)の上位モデルと位置付けられた製品で、CCDや前述した今回の新製品3機種共通の新機能以外のスペックは、基本的に『DMC-FX8』のものを踏襲している。撮像素子は総637万画素/有効600万画素の1/2.5インチCCDを新たに採用。レンズと画像処理エンジンは『DMC-FX8』と同様で、6群7枚(非球面レンズ3枚)構成の光学3倍ズームレンズ“ライカDCVARIO-ELMARITレンズ”(開放絞り値:F2.8〜5.0、焦点距離:5.8〜17.4mm(35mmフィルムカメラ換算時:35〜105mm相当))、省電力タイプの“ヴィーナスエンジンプラス”を搭載する。
記録メディアはSDメモリーカード/マルチメディアカード。記録サイズは、静止画が最大2560×1920ドットで、アスペクト比16:9(2560×1440ドットまたは1920×1080ドット)での撮影にも対応。動画は、従来の320×240ドットから、640×480ドットでの撮影が可能となった(Motion JPEG圧縮のQuickTime形式、毎秒30/10フレーム、音声付き。メディア容量いっぱいまで連続撮影可能)。連写撮影は毎秒3コマ/毎秒2コマ/フリー連写の3モード。
記録メディアはSDメモリーカードおよびマルチメディアカード(静止画撮影のみ対応)。静止画撮影時のアスペクト比は4:3/3:2/16:9が選択可能で、記録解像度はそれぞれ、最大2816×2112ドット/最大2816×1880ドット/最大2816×1584ドット。画像フォーマットはJPEGに対応。連写撮影は、毎秒3または2コマ/最大8枚または6枚のモードと、カード容量いっぱいまで連写可能なフリー連写モードを備える。動画撮影時の解像度は640×480ドットまたは320×240ドット(Motion JPEG圧縮のQuickTime形式、毎秒30/10フレーム、音声付き。メディア容量いっぱいまで連続撮影可能)。
インターフェース類は、USB 2.0×1(USBマスストレージクラス、PictBridge対応)、コンポジット映像出力(NTSC/PAL対応)、オーディオライン出力(モノラル)。本体サイズは、幅約94.1×奥行き約24.2×高さ約50.5mm、重量は約127g(電池/記録メディア別)。バッテリーはリチウムイオンバッテリーで、電池寿命は約270枚(CIPA規格による)。本体色は“シルキーシルバー”“コンフォートレッド”“エクストラブラック”“モーブグレー”の4色。
お詫びと訂正:掲載当初、USBポートについて「USB 1.1」と記載しておりましたが、正しくは「USB 2.0」でした。ここに訂正するとともに、お詫びいたします。(2005年7月22日)
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なお同社は、3製品の発表に合わせて、最大転送速度20MB/秒のSDメモリーカード“PRO HIGH SPEED”シリーズの新製品として、2GBモデル(型番は『RP-SDK02GJ1A』)も発表している。価格はオープンプライスで、編集部による予想実売価格は3万5000円前後。発売日は8月26日。
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パナソニックマーケティング本部商品企画グループ グループマネージャーの藤井正義氏 |
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国内デジタルカメラ市場および世帯普及率の推移 |
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この日都内で開催された新製品発表会では、パナソニックマーケティング本部商品企画グループ グループマネージャーの藤井正義氏が、デジタルカメラ市場の状況と同社の展開などについて解説した。この中で藤井氏は、2005年度予測では、デジタルカメラの世帯普及率は前年度比9%アップの60%に到達するとしており、「デジタルカメラはいまやカメラ市場の本流になった」と述べた。一方、2005年度の市場規模は2004年度と同水準の840万台と予測しているといい、デジタルカメラ市場は安定期に入りつつあり「第2フェーズ(=普及期)に突入した」としており、買い替え需要や女性ユーザーの増加、ユーザー年齢層の広がりが活発になってきていると分析している。
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参考出品されていた“SDポケットコピー” |
なお、発表会場では新製品の体験コーナーや各機種で撮影したサンプルの展示などが行なわれたが、周辺機器の参考出品として、パソコンなしでSDメモリーカードの内容を別のSDカードにコピーできるコンパクトなメディアコピー装置“SDポケットコピー”が紹介されていた。SDメモリーカードやminiSDカードを複数使用している時に、出先などで大容量のSDメモリーカードにデータを移し変えるのに便利で、会場の説明員によると、小容量のメディアを複数所有している人におすすめとのこと。正式な発売時期や販売価格は現時点では明らかにされていないが、9月にも発売される見通し。
(編集部 内田泰仁)
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