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キヤノン、同社初のDVDカムコーダー『DC20』『DC10』などデジタルカムコーダー4機種を発表

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2005年7月28日

キヤノン(株)とキヤノン販売(株)は28日、同社初の8cmDVD-R/RWディスクを記録メディアとする“DVDカムコーダー”『DC20』『DC10』、ならびにMiniDVカセットに記録するDVカムコーダーの新製品として『IXY DV M5』(ブラック/シルバー)『IXY DV S1』の4機種5モデルを発表した。価格はすべてオープンプライスで、DC20/DC10は9月中旬、IXY DV M5は8月中旬、IXY DV S1は8月下旬に発売される予定。編集部による予想実売価格は、DC20が12万5000円前後、DC10は10万円前後、IXY DV M5は12万5000円前後、IXY DV S1は9万円前後。

“DVDカムコーダー”『DC20』
“DVDカムコーダー”『DC20』
“DVDカムコーダー”『DC10』
“DVDカムコーダー”『DC10』

キヤノンでは、DVDカムコーダーを開発・発売する背景について

  • 世界的なカムコーダー市場の成長(2002年以降、年成長率105〜106%を達成)
  • 国内市場は160万台規模で飽和状態と言われつつも、2003年に登場したDVDカムコーダーが2004年に出荷台数でシェアを3.4倍に拡大し、2005年予測でも2.7倍超の成長が見込まれる

などの要因を挙げている(数値はいずれもキヤノン調べ)。

今回発表される4機種は、いずれも光学10倍ズームレンズと同社独自の高画質化回路“DIGIC DV(ディジックディーブイ)”を搭載し、記憶色再現(人肌や木々、空や海などをより記憶に近い色で表現する)やノイズ低減処理などの機能を実現する。さらに、動画撮影のほかに静止画撮影も可能で、ピント合わせの場所を最大9点から選択できる“9点AiAF”(静止画撮影時のみ有効、DC10のみ非搭載)、USBケーブルでプリンターに直結してパソコンなしに印刷できる“イージーダイレクトボタン”を搭載(PictBridge対応)。

DC20/DC10

DC20の左側面
DC20の左側面
DC10の左側面
DC10の左側面。カラーリングがDC20とは若干異なる

DC20/DC10は、DVD-R/RWディスク(容量は片面タイプが1.4GB、両面タイプは2.8GB)とminiSDカードを記録メディアに採用するDVDカムコーダー。動画撮影時にはDVD-R/RWに直接記録し、静止画撮影時にはminiSDに記録。miniSDに記録した静止画は、撮影の合間などにminiSDからDVD-R/RWにJPEGファイルのまま転送して、miniSDの空き容量を増やす(撮影可能枚数を回復する)ことができるほか、MPEG形式の動画に変換してスライドショーとして楽しむこともできるという(家庭用DVDプレーヤーで再生するにはファイナライズが必要)。これらの操作をパソコンなしに本体のみで行なえるのが特徴となっている。

動画記録時のファイル形式は映像がMPEG-2(VBR、可変ビットレート)、音声はDolbyDigital AC-3(ステレオ、48kHz)。撮影可能時間は、平均ビットレートが約9MbpsのXP(高画質)モードの場合、片面に約20分(両面記録可能なメディアは2倍となる)、約6MbpsのSP(標準)モードでは片面で約40分、約3MbpsのLP(長時間)モードでは約60分。静止画記録時のファイル形式はJPEG形式で、解像度はDC20が最大1632×1224ドット、DC10は1280×960ドット。

DC20の液晶ディスプレーを閉じたところ
DC20の液晶ディスプレーを閉じたところ

撮像素子は、DC20が総画素数約220万画素の1/3.9インチインターレースCCD(原色フィルター)で、有効画素数は動画記録時約123万画素/静止画記録時約200万画素。DC10は総画素数約133万画素の1/4インチインターレースCCD(補色フィルター)で、有効画素数は動画記録時約69万画素/静止画記録時約123万画素。レンズは9群11枚(高屈折率非球面レンズ1枚)の光学10倍キヤノンズームレンズを採用。焦点距離はf=4.05〜40.5mm、レンズの明るさを示すF値は1.8〜2.8。CCDのサイズが異なるため、35mmフィルムカメラ換算時の焦点距離は2機種で若干異なる。DC20では動画記録時が48.7〜487mm相当(アスペクト比16:9で記録する“ワイドTVモード”時には約41.6〜416mm相当)、静止画記録時は38.1〜381mm相当。DC10の場合は動画記録時が52.2〜522mm(ワイドTVモードでは42.6〜426mm相当)、静止画記録時は38.9〜389mm相当。

DC20の付属品一覧
DC20の付属品一覧。DC10も基本的に同様だ

電子式手ブレ補正機能を搭載し、側面には2.5インチTFTカラー液晶ディスプレー(約12万3000画素)、後部には0.33インチ(約11万3000画素)の液晶ビューファインダーを内蔵する。露出補正は-11〜+11まで23段階で、ポートレート/スポーツ/ナイト/ビーチ/スノー/打ち上げ花火など8種類の撮影シーンに合わせたプリセットも備える。また前面のレンズ脇には白色LED(発光ダイオード)を使った内蔵フラッシュおよびビデオミニライト(ミニライトとして利用できるのはDC20のみ)を持つ。

入出力端子は、コンポジット映像/S-Video映像および音声(ライン出力)に変換できる“マルチ端子”(10ピンの独自端子)、USB 2.0(Hi-Speed対応)など。電源は専用バッテリーパック『BP-208』(付属)もしくはDC入力で、消費電力はビューファインダー使用時が約5.3W(DC20)/約4.6W(DC10)、液晶ディスプレー使用時は約5.4W/約4.7W。連続撮影可能時間はビューファインダー/液晶ディスプレー使用時ともに、約70分(DC20)もしくは約80分(DC10)。本体サイズと重量は、幅約48×奥行き122×高さ86mm/約465g(撮影装備時)もしくは約415g(本体のみ)。

IXY DV M5

『IXY DV M5』(ブラックモデル)
429万画素CCD搭載の『IXY DV M5』(ブラックモデル)
『IXY DV M5』(シルバーモデル)
『IXY DV M5』(シルバーモデル)

IXY DV M5は、総画素数429万画素、動画記録時は有効約350万画素、静止画記録時が有効約400万画素という、DV方式の1CCDカムコーダーとしてはクラス最高(キヤノン調べ、2005年7月14日現在)の撮像素子を搭載するDVカムコーダー。

レンズは9群11枚(高屈折率非球面レンズ2枚)の光学10倍キヤノンズームレンズで、焦点距離はf=6.1〜61mm、F1.8〜3.0。35mmフィルムカメラ換算時の焦点距離は、動画記録時が44.5〜445mm相当(ワイドTVモード時は約45.4〜454mm相当)、静止画記録時は41.6〜416mm相当。

IXY DV M5の付属品一覧
IXY DV M5の付属品一覧

電子式手ブレ補正機能を搭載し、側面には2.5インチTFTカラー液晶ディスプレー(約12万3000画素)、後部には0.33インチ(約11万3000画素)の液晶ビューファインダーを内蔵する点はDC20/DC10と同様。露出補正は-11〜+11まで23段階で、シーンモードはDC20/10よりも豊富な12種類を備える。これは高感度CCDの採用により、暗い場所での撮影に強くなったためで、最小9ルクス(およそ暗闇でローソク3本を立てたケーキから46cm離れた場合の明るさ)での撮影が可能となった(従来の『IXY DV M3』は最小15ルクス必要)。真っ暗な場合にも、白色LEDを使った内蔵フラッシュおよびビデオミニライトを利用することで撮影可能となる。

入出力端子は、DV端子(IEEE 1394準拠)、マルチ端子、USB 2.0(Hi-Speed対応)など。電源は専用バッテリーパック『BP-308』もしくはDC入力で、消費電力はビューファインダー使用時が約3.3W、液晶ディスプレー使用時は約3.4W。連続撮影可能時間は、ビューファインダー使用時が約115分、液晶ディスプレー使用時が約110分。本体サイズと重量は、幅約51×奥行き102×高さ101mm/約475g(撮影装備時)もしくは約410g(本体のみ)。

IXY DV S1

『IXY DV S1』
200万画素クラスのDVカムコーダーで最小最軽量という『IXY DV S1』

IXY DV S1は、シンプルな箱型の筐体(同社では“minimal design=必要最小限の意匠”と呼称)を持ち、DV方式の1CCDカムコーダーとしては200万画素クラスで最小最軽量(。キヤノン調べ、2005年7月14日現在)のDVカムコーダー。本体サイズと重量は、幅約54×奥行き105×高さ73mm/約435g(撮影装備時)もしくは約380g(本体のみ)。

IXY DV S1の側面
IXY DV S1の側面。ほぼ“箱”のようなシンプルなデザインがよくわかる

レンズは9群11枚(高屈折率非球面レンズ1枚)の光学10倍キヤノンズームレンズで、焦点距離はf=4.5〜40.5mm、F1.8〜2.8。35mmフィルムカメラ換算時の焦点距離は、動画記録時が48.7〜487mm相当(ワイドTVモード時は約41.6〜416mm相当)、静止画記録時は38.1〜381mm相当。レンズカバーを内蔵し、電源を切ると自動的にカバーが閉じてレンズを保護する仕組みになっている。

IXY DV S1の付属品一覧
IXY DV S1の付属品一覧

電子式手ブレ補正機能、側面の2.5インチTFTカラー液晶ディスプレー(約12万3000画素)と後部には0.33インチ(約11万3000画素)の液晶ビューファインダーを内蔵する点は、ほかの3機種と同様。露出補正は-11〜+11まで23段階で、シーンモードは8種類。前面には白色LEDを使った内蔵フラッシュおよびビデオミニライトを内蔵する。

入出力端子は、DV端子(IEEE 1394準拠)、マルチ端子、USB 2.0(Full Speed対応)など。電源は専用バッテリーパック(BP-208)もしくはDC入力で、消費電力はビューファインダー使用時が約3.1W、液晶ディスプレー使用時は約3.2W。連続撮影可能時間は、ビューファインダー使用時が約120分、液晶ディスプレー使用時が約115分。

8月下旬からTVや雑誌などに“ロシアの妖精”マリア・シャラポワ選手が登場

なお、同製品の製品のイメージキャラクターとして、ロシアの女子テニスプレーヤー、マリア・シャラポワ(Maria Sharapova)さんが起用されることが合わせて発表された。昨年11月にキヤノンの米国法人でワールドワイドのパートナーシップ契約を結んでおり、日本国内における同社の起用は今回が初めて。現在WTA(世界女子テニス協会)の世界ランキングで2位のシャラポワ選手が、さらに実力を伸ばしながら世界ランク1位を目指すところに、キヤノンの“デジタルビデオカメラ メジャー宣言”と同様、大きな目標に向かうチャレンジャーであること、テニスプレーヤーとして活躍する力強さと、モデルとしても優美な存在感をあわせ持つ側面が製品群の特徴に合致することから、起用を決めたと言う。8月下旬からTV/新聞/雑誌などのメディアに露出していくという。

(編集部 佐久間康仁)


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