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ソニー、“VAIO”デスクトップパソコンの秋冬モデルを発表――液晶一体型のtype Vシリーズがデザイン一新!


2005年8月30日

VAIOデスクトップ 2005年夏モデルが発表

ソニー(株)は30日、2005年秋冬モデルとなるVAIOシリーズのデスクトップパソコンの新製品、4シリーズを発表した。価格はいずれもオープンプライス。秋冬新製品では、液晶一体型の“VAIO type V”シリーズが大幅にモデルチェンジしたほか、デュアルコアCPUを搭載する“VAIO type R”シリーズも筐体を大きく変更している。

なおこの秋冬モデルから、VAIOの直販モデルはラインナップに変更が加えられた。 まず、搭載するコンポーネントを自由に選択できるCTOモデル“VAIO・OWNER・MADEモデル”(以下オーナーメイドモデル)と、スペック固定の直販モデル“ソニースタイルモデル”の2種類に分かれる。オーナーメイドモデルは通常、注文後72〜96時間後に配送が行なわれるが、ソニースタイルが推奨する“速配仕様”という構成を選ぶと、注文後24〜48時間後に配送が行なわれるという。オーナーメイドモデルはソニースタイルウェブサイトでの注文や電話での注文に加えて、新たに“VAIO・OWNER・MADE取扱店”での店頭注文も可能になる。直販モデルの違いについては、2005年秋冬モデルノートパソコンについての記事も参照していただきたい。

筐体一新&ハイビジョン録画など新要素てんこ盛り VAIO type V

VAIO type V『VGC-VA200RB』(左)と『VGC-VA170B』(右)
VAIO type V『VGC-VA200RB』(左)と『VGC-VA170B』(右)

“VAIO type V”シリーズは、液晶一体型デスクトップパソコンの先鞭を付けただけでなく、昨今流行りの“大型ワイド液晶ディスプレー+TV録画機能付きパソコン”の流れを作った製品でもある。この度発表された最新モデルは、写真のようにデザインが一新されての登場となった。下に従来機種(VGC-V204RB)の写真を掲載したが、まったく印象が変わったことが分かるだろう。ディスプレー部分を高く持ち上げたようなデザインは、“フローティングデザイン”と称されている。

こちらは2005年夏モデルのVAIO type V『VGC-V204RB』。デザインが大幅に変わったことが分かる
こちらは2005年夏モデルのVAIO type V『VGC-V204RB』。デザインが大幅に変わったことが分かる
スタンド部分の拡大写真。正面にDVDスーパーマルチドライブドライブが搭載され、その下にはカバーの中にメモリーカード関連スロットが備わる。左側面にはUSB端子が、右側面にもUSB端子とi.LINK端子が用意されている。スタンド下部の窪みは、未使用時にキーボードを収納するためのもの
スタンド部分の拡大写真。正面にDVDスーパーマルチドライブドライブが搭載され、その下にはカバーの中にメモリーカード関連スロットが備わる。左側面にはUSB端子が、右側面にもUSB端子とi.LINK端子が用意されている。スタンド下部の窪みは、未使用時にキーボードを収納するためのもの

最近では大型TV指向を強めて、26インチワイドや32インチワイドの大型液晶ディスプレーを採用するパソコンが他社から登場している。しかしtype Vはこれらの大型化とは一線を画し、“高性能・多機能を省スペースに”というコンセプトで設計されている。そのため今回も、搭載する液晶ディスプレーのサイズは、20インチワイド(1366×768ドット)か17インチワイド(1280×768ドット)となっている。また同サイズの液晶ディスプレーを搭載する他社製品よりも省スペースであることも売りのひとつで、20インチワイドモデルの場合、本体サイズは幅571×奥行き256×高さ444mm(本体直立時)と、奥行き方向が小さくなるようデザインされている。

ユーザーの嗜好に合わせたパーソナライズを指向する特徴としては、本体左右のスピーカーネットが取り替え可能となっている点が挙げられる。店頭販売モデルでは、2色のパネル(シルバーまたは“ミッドナイトブルー”、先頭写真の左がシルバーで右がミッドナイトブルー)が付属する。ソニースタイルでは、さらに5色の着せ替えパネルが選択できるようになる。

ソニースタイルで販売される、新type V用の“アクセントカラーパネル”。左からモスグリーン、ボルドーブラウン、ミモザ、スカイブルー、コーラルピンク
ソニースタイルで販売される、新type V用の“アクセントカラーパネル”。左からモスグリーン、ボルドーブラウン、ミモザ、スカイブルー、コーラルピンク
ボルドーブラウンのパネルを装着した状態。標準的なシルバーとは、かなり雰囲気が違って見える
ボルドーブラウンのパネルを装着した状態。標準的なシルバーとは、かなり雰囲気が違って見える

AV関連の機能も強化されている。まずTV関連の機能は、ダブルTVチューナーの搭載により、2番組の同時視聴/録画が可能になった。エンコーダーチップには、2ストリーム同時エンコード/低ビットレートでの画質改善などで最近人気のカナダViXS Systems社の“XCodeII-L”を採用。3次元Y/C分離回路やゴーストリダクション、デジタルノイズリダクションなどの高画質化回路も備えている。また、type Vシリーズの特徴であるTV表示の高画質機能“Motion Reality”も新しくなり、I/P変換アルゴリズムの改善、コントラストの強調、色空間の拡大などでより美しい映像を表現できるとしている(※1)。HDDも2基のドライブを内蔵することで、320GBまたは400GBと、大量の録画にも十分な大容量を確保している。

※1 17インチモデルはMotion Realityのハードウェア機能は搭載せず、ソフトウェアで高画質化機能の一部を実現する“Motion Reality LE”搭載となっている。

さらに、ソニーのプロフェッショナル用オーディオ技術を元に開発された高音質サウンドチップ“Sound Reality”も搭載。単品の高音質サウンドカードにも匹敵するS/N比107dBを実現した。液晶ディスプレー左右には計4個の“サテライトスピーカー”(出力は1つ3W)を内蔵したほか、本体内に容量700〜800ccのサブウーファー“新ダイナミクス・ウーファ”を搭載することで、深みのある重低音を再生可能としている。

新type Vに内蔵される“新ダイナミクス・ウーファ”。type Mに搭載されたウーファーをさらに改善したものという
新type Vに内蔵される“新ダイナミクス・ウーファ”。type Mに搭載されたウーファーをさらに改善したものという

最近の流行である、Windows XPを起動しなくてもTVやDVDを見られる“インスタントモード”も搭載された。インスタントモードではTV、DVD、CDの視聴が可能なほか、記録型DVDメディアへの番組録画も可能となっている(HDDへの録画は不可)。またソニースタイルモデルには、BSデジタル/110度CS/地上デジタル放送に対応したデジタルハイビジョン放送対応モデル『VGC-VA200DS』もラインナップされている。このモデルを選べば、デジタル放送の視聴やHDD録画が可能だ(DVDディスクへの録画やムーブには対応しない)。

キーボード一体型の“バイオV”シリーズやVAIO type Mシリーズでは、パソコンを映像付きジュークボックスとして使用する機能が搭載されていた。新type Vにもこの路線を継承した、新しいエンターテイメントソフト“LifeFLOW(ライフフロウ)”が搭載されている。LifeFLOWは音楽をかけながら時計表示や画像のスライドショーを行なうといった機能に加えて、メモを貼ったり簡易スケジューラーとして利用できるカレンダー、RSS配信に対応するニュースサイトなどからの情報を定期的に集めて一覧表示するニュースヘッドライン表示(クリックするとInternet Explorerでニュースサイトを表示する)などの機能が備わっている。画像のスライドショーも単に1枚ずつ表示するだけでなく、タイル状に並べたり、不規則に並べたりといった表示方法を選べるようになっている。

音楽再生
音楽再生
フォト スライドショー(スナップショット表示)
フォト スライドショー(スナップショット表示)
カレンダー・メモ
カレンダー・メモ
RSSニュース ヘッドライン表示
RSSニュース ヘッドライン表示
LifeFLOWの機能例

ハードウェア面での仕様は20インチワイドの店頭販売モデル『VGC-VA200RB』の場合、CPUにはPentium 4 630-3GHzを搭載するほか、メモリー512MB、内蔵HDDは400GB(200GB×2台)、DVD±R DLに対応するDVDスーパーマルチドライブなどを搭載する。グラフィックス機能は、RADEON XPRESS 200Mチップセット内蔵機能を利用する。17インチワイド型の『VGC-V170B』では、CPUがCeleron D 346-3.06GHz、HDDが320GB(160GB×2台)となっているほか、DVD+R DL対応(-R DLは不可)のDVDスーパーマルチドライブ搭載などの違いがある。

付属のキーボードは無線式(2.4GHz帯使用)のワイヤレスキーボードで、キーボード右上には非接触式ICカード“FeliCa”(フェリカ)の読み書きに対応するFeliCaポートを搭載している。搭載するインターフェース類は全機種共通で、USB 2.0×4(右側面1、左側面3)、i.LINK(S400、4ピン)、10/100BASE-TX、光オーディオ出力端子、V.90モデム用モジュラージャックなどを備える。またメモリーカード用スロットとして、PCカード(Type II)、コンパクトフラッシュ Type II、メモリースティックスロット(標準/Duoサイズ、メモリースティックPRO対応)、SDカード/MMC用スロット、スマートメディア用スロット、xDピクチャーカード用スロットなどをそれぞれ1つずつ備える。

予想実売価格は、VGC-VA200RBが25万円前後、VGC-V170Bが20万円前後。ソニースタイルモデルは、デジタル放送対応20インチの『VGC-V200DS』が予想価格30万円前後、17インチの『VGC-V170S』が予想価格21万円前後とされている。

VAIO type Vの主なスペック
VGC-V200RB
Pentium 4 630-3GHz/512MBメモリー/RADEON XPRESS 200M内蔵グラフィックス/400GB HDD(200GB×2)/DVD±R DL対応DVDスーパーマルチドライブ/ダブルアナログTVチューナー搭載/20インチワイド液晶ディスプレー 1366×768ドット/Windows XP Home Edition SP2/Office Personal Edition 2003付属
25万円前後/10月8日発売予定
VGC-V200B
Celeron D 346-3.06GHz/512MBメモリー/RADEON XPRESS 200M内蔵グラフィックス/320GB HDD(160GB×2)/DVD+R DL対応DVDスーパーマルチドライブ/ダブルアナログTVチューナー搭載/20インチワイド液晶ディスプレー 1366×768ドット/Windows XP Home Edition SP2/Office Personal Edition 2003付属
22万5000円前後/10月8日発売予定
VGC-V170B
Celeron D 346-3.06GHz/512MBメモリー/RADEON XPRESS 200M内蔵グラフィックス/320GB HDD(160GB×2)/DVD+R DL対応DVDスーパーマルチドライブ/ダブルアナログTVチューナー搭載/17インチワイド液晶ディスプレー 1280×768ドット/Windows XP Home Edition SP2/Office Personal Edition 2003付属
20万円前後/10月8日発売予定
VGC-V200DS(ソニースタイルモデル)
Pentium 4 630-3GHz/1GBメモリー/Mobility RADEON X700/400GB HDD(200GB×2)/DVD±R DL対応DVDスーパーマルチドライブ/3波対応デジタルTVチューナーおよびダブルアナログTVチューナー搭載/20インチワイド液晶ディスプレー 1366×768ドット/Windows XP Home Edition SP2
30万円前後/10月下旬発売予定
VGC-V170S(ソニースタイルモデル)
Pentium 4 630-3GHz/512MBメモリー/RADEON XPRESS 200M内蔵グラフィックス/400GB HDD(200GB×2)/DVD+R DL対応DVDスーパーマルチドライブ/ダブルアナログTVチューナー搭載/17インチワイド液晶ディスプレー 1280×768ドット/Windows XP Home Edition SP2
21万円前後/10月8日発売予定

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