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伊東美咲の新CMも上映!――日立、ハイビジョンをキーワードにした“Prius N”シリーズデスクトップ&ノートの発表会を開催

2005年08月31日 19時17分更新

文● 編集部 小西利明

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PriusシリーズのCMに出演している女優の伊東美咲さんも登場し、新Prius発表に花を添えた
PriusシリーズのCMに出演している女優の伊東美咲さんも登場し、新Prius発表に花を添えた

(株)日立製作所は31日、東京都内のホテルにて2005年秋冬モデルのパソコン新製品“Prius N”シリーズの発表会を開催した。価格はいずれもオープンプライス。HDMI端子装備のPrius Deckと地上デジタル放送に対応したPrius Airの2製品を中心に、“ハイビジョン全面展開”掲げる同社の製品戦略と、新製品の機能についての説明が行なわれた。またブランドキャラクターとして、PriusのCM等に出演している女優の伊東美咲さんも来場し、新シリーズ用の新しいCMも披露された。なお新製品についてはこちらの記事を参照のこと。

挨拶にて同社のハイビジョン全面展開戦略について説明する日立製作所 執行役常務 ユビキタスプラットフォームグループ長&CEOの立花和弘氏
挨拶にて同社のハイビジョン全面展開戦略について説明する日立製作所 執行役常務 ユビキタスプラットフォームグループ長&CEOの立花和弘氏

冒頭で挨拶を述べた同社執行役常務 ユビキタスプラットフォームグループ長&CEOの立花和弘氏は、デジタルハイビジョン放送の普及について、受信可能世帯の伸びに対して実際の受信機は世帯数の5%程度であり、これからの市場であるとした。そしてハイビジョン対応薄型TVハイビジョン対応HDD/DVDレコーダー(アプライアンス)、ハイビジョン対応ブロードバンドパソコンを“次世代 三種の神器”と定義して、ハイビジョンをキーワードとした製品を全面展開する同社の戦略を述べたうえで、“パーソナルはPriusで、リビングはWooo(ウー)で”というデジタルホーム分野での基本方針を示した。また同社コンシューマ事業統括本部CMO 兼 開発本部長の大石史郎氏は、電話・インターネット・映像配信を“ユーザー視点でのトリプルプレイ”と定義た。そして機器と使用者の距離を元に、“0フィートアプリ”の携帯電話機、“10フィートアプリ”のテレビに対して、“2フィートアプリ”であるブロードバンドパソコンは、映像配信と同時にウェブブラウズや音楽配信も楽しめるなど、トリプルプレイの中心に位置すると述べた。また大石氏は日立の考える“ブロードバンドパソコン”について、

     
  • 地上デジタル放送チューナー搭載
  •  
  • DVD/HDDレコーダー機能搭載
  •  
  • 映像をフルスクリーンかつHD品質で、映像専用ハイビジョンディスプレーに表示できる
  •  
  • パソコン機能、AV機能(EPG操作や録画予約)は、パソコン専用ディスプレーで操作できる

との定義を披露した。今回の同社の新製品で言えば、地上デジタル放送チューナーを内蔵した『Prius Air AR37N』が、すべての条件を満たした製品となる。また『Prius Deck DH75N、DH73N』も、HDMI出力端子を搭載したことにより、映像をハイビジョン品質で大画面TVに出力する機能を備えている。

同社の定義する“ユーザー視点でのトリプルプレイ”。ユーザーと機器の距離、使用法により、0フィート、2フィート、10フィートの3種類に分けた
同社の定義する“ユーザー視点でのトリプルプレイ”。ユーザーと機器の距離、使用法により、0フィート、2フィート、10フィートの3種類に分けた

個々の製品の特徴については別の記事を参照していただきたいが、Prius Deckシリーズは薄型化によるレイアウトフリーデザイン、動作時の騒音が35dB以下などの特徴により、ホームサーバーとして家庭内のデジタルコンテンツを集中管理するのに適した製品とうたわれている。発表会場ではDH73Nの筐体内部が披露され、省スペースと静音化を両立した設計がアピールされた。またHDMI入力を備えるWoooブランドの大画面プラズマTV『W42P-HR8000』と接続して、ハイビジョン品質の映像をTVに出力できる能力も披露された。またPrius Air AR37Nについても、パソコンで受信した地上デジタル放送のハイビジョン映像を、D端子経由で接続した大画面薄型TVで表示するデモが実演されたほか、文字による番組情報を音声合成で読み上げる“リモートナビ”の機能も披露された。

Prius Deckでのデモを披露する、ユビキタスプラットフォームグループ インターネットプラットフォーム事業部長の金子徹氏 発表会場の一角で披露されていた、Prius Deckと大画面液晶TVをHDMI端子経由で接続したデモ。デュアルコアCPUを搭載するため、パソコン側は別のアプリケーションを実行しつつ、同時に高画質映像の表示も行なっている
Prius Deckでのデモを披露する、ユビキタスプラットフォームグループ インターネットプラットフォーム事業部長の金子徹氏発表会場の一角で披露されていた、Prius Deckと大画面液晶TVをHDMI端子経由で接続したデモ。デュアルコアCPUを搭載するため、パソコン側は別のアプリケーションを実行しつつ、同時に高画質映像の表示も行なっている
Prius Deckの内部構成と、エアフローの流れ図 Prius Deckの内部。フロント(写真右)上側に3つのファンが縦に並び、薄い筐体内部に外気を導いて冷却する
Prius Deckの内部構成と、エアフローの流れ図Prius Deckの内部。フロント(写真右)上側に3つのファンが縦に並び、薄い筐体内部に外気を導いて冷却する
Prius Air AR37Nの内部構成のイメージ図。日立が独自開発したVLIWプロセッサー“BroadGear(ブロードギア)”でデジタル放送のデコードや暗号化処理を行ない、D端子経由で出力する
Prius Air AR37Nの内部構成のイメージ図。日立が独自開発したVLIWプロセッサー“BroadGear(ブロードギア)”でデジタル放送のデコードや暗号化処理を行ない、D端子経由で出力する
Priusのイメージカラーであるグリーンに合わせた衣装で登場した伊東美咲さん
Priusのイメージカラーであるグリーンに合わせた衣装で登場した伊東美咲さん

発表会の最後には、Prius Nシリーズの新CMが上映され、PriusシリーズのCMに出演している人気女優の伊東美咲さんが登場。トークセッションを行なった。従来のPriusのCMは、ユーモラスな要素や機能を分かりやすく説明する要素が主体だったが、新CMではクールなイメージを重視して、漆黒の空間に黒いスーツを着た伊東さんが立ち、空間上に投影されたサッカーの映像を操作するといった、かなり印象の異なるものであった。



新Prius NシリーズのCMの1シーン。黒を基調にクールなイメージで統一され、今までのPriusのCMとはかなり異なる印象を与える
新Prius NシリーズのCMの1シーン。黒を基調にクールなイメージで統一され、今までのPriusのCMとはかなり異なる印象を与える

自分でもPriusを使っているという伊東さんは、毎日メールのチェックやインターネットショッピングに活用しているとのこと。メールマガジンも発行しているほか、これからはblogにも挑戦してみたいと述べた。

パソコン選びは“見た目のかっこよさ”と“画面がきれいか”を基準にするという伊東さん。新Priusのカラーリングである白と黒は、「気持ちが引き締まる、気合いの入った色というイメージがあり、意気込みが感じられる」とのこと

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