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デジオン、HDD&DVDレコーダー『DiXiM DMR-1000』を発売――ホームネットワークのリファレンスモデルとして

2005年09月12日 16時22分更新

文● 編集部

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(株)デジオンは12日、ホームネットワークのリファレンス(標準形)を提案する目的で、ホームネットワーク対応のHDD&DVDレコーダー『DiXiM DMR-1000』を888台限定で11月に販売すると発表した。メーカーの開発者や企画担当者向けの販売を想定しているが、個人ユーザーの評価も集めるために一般向けにも販売する。価格は9万2400円の予定で、販売方法は今後発表するとしている。

『DiXiM DMR-1000』
『DiXiM DMR-1000』

『DiXiM DMR-1000』は、録画したTV番組などのコンテンツをホームネットワーク上のほかの機器で視聴するためのメディアサーバー機能と、パソコンなどのほかの機器のコンテンツを視聴するためのメディアプレーヤー機能を搭載したHDD&DVDレコーダー。同社のマルチメディア・ホームネットワーク・ソリューション“DiXiM(ディクシム)”の技術を採用し、ホームネットワークでデジタルコンテンツを利用するための標準規格“DLNA(Digital Living Network Alliance)ガイドライン”にも対応する予定。同製品で録画したコンテンツは、DLNAガイドライン対応のメディアプレーヤーを利用すれば、番組名/ジャンルなどのメタデータによる閲覧/検索も行なえる。

TVチューナーは地上アナログ対応を搭載。EPG(ADAMS)に対応しており、128番組まで予約録画が可能。記録メディア(DVD)は、DVD+R DL(2層)、DVD-RAM、DVD+R/+RWに対応し、VR形式をサポートする。録画時間は、DVD+R DLメディアの場合、XP(高画質)モードで約1時間50分、EP(長時間)モードで約11時間50分。録画モードはXP(9.2Mbps)/SP(4.2Mbps)/LP(1.7Mbps)/EP(0.8Mbps)のほか、MN(マニュアル)モードも選択でき、録画ビットレートを0.8M~9.0Mbpsまで0.1Mbpsステップで設定可能。

再生機能では、HDDの追いかけ再生、録画番組をフォルダー別に整理できる“フォルダ機能”が用意され、編集機能では音声モードを検知してチャプターを追加したり、一定間隔でチャプターを追加したりできる自動チャプターや、HDD/DVD-RAMに録画した番組のカット編集に対応。

付属のリモコン
付属のリモコン

インターフェースは、コンポジットビデオ出力×2、S-Video出力×2、D端子(D1/D2対応)、デジタル音声出力(光)、コンポジットビデオ入力×3(前面1、背面2)、S-Video入力×3(前面1、背面2)、10/100BASE-TX。本体サイズは幅430×奥行き330高さ61mm、重量は約4.4kg。電源はAC100Vで消費電力は約60W(待機時約1W)。HDDは搭載しておらず、市販のものを利用する。対応HDDは3.5インチで、IDE、Ultra ATA/100または/133、毎分7200回転以上で、8MB以上のキャッシュメモリーを推奨。

パソコン用のクライアントソフト『DiXiM Media Client』とサーバーソフト『DiXiM Media Server』、『DiXiM DMR-1000』でHDD録画したコンテンツをMPEGファイルとしてパソコンに転送するためのソフト『DMR MediaTransporter』、リモコンが同梱される。



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