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| A5サイズの『CTE-640』。カラーリングはシルバーのモデル | 『CTE-640』のパッケージ |
(株)ワコムは14日、ホームユース、ホビーユーザーを主なターゲットにしたUSB接続ペンタブレット“FAVO(ファーボ)”シリーズの新製品2機種4モデルを発表した。タブレットに対応したお絵かきソフトや写真加工ソフトが付属し、手書きの面白さがすぐに楽しめるのを特徴としている。
同社のタブレット製品の中でも、ホームユーザー向けに位置づけられるFAVOシリーズは、女性ユーザー比率が高い(約50％が女性とのこと)製品とのことで、特に最近では10代の女性ユーザーが増えていて、イラストやマンガを描いて自分のホームページに掲載するという人が多いという。そうした傾向を踏まえ、新製品には2種類のサイズと3色のカラーバリエーションを用意している。サイズはA5の『CTE-640』とA6の『CTE-440』の2種類で、色はシルバー、ピンク、ホワイトの3色となっている。機能面では同様で、タブレットの上側にスクロールホイールと2つのファンクションキーを装備している。ペンは分割された2つのサイドスイッチを備え(従来は一体型スイッチ)、クリック操作がしやすくなっている。またタブレット上で使用する専用マウスも付属する。パソコンとの接続はUSBを使用する。
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| A6サイズと、一回り小型の『CTE-440』(ピンク)。機能面ではA5サイズと同等なので、写真では区別が付きにくい |
タブレットの周囲は透明のクリアカバーで覆われていて、カバーとタブレットの間に紙のシート“タブレットシート”を挟むことで、自分なりのデザインのタブレットに仕立てることもできる。タブレットシートをデザインするソフトも付属する。またUSBケーブルの取り回しがしやすいように、クリアカバーの上と左右に、ケーブル穴が空いていて、どこにでも設置しやすいよう考慮されている。ペンのサイドスイッチの変更にもあるように、全般的にユーザーの意見を採り入れた使い勝手面の改良が多くほどこされた新製品と言えよう。
手書き入力ならではの楽しみを取り込んだ、アプリケーションが多数付属するのも特徴である。付属アプリケーションの種類によって、“標準モデル”と“EXモデル”に分かれていて、標準モデルはWindows用6種類、EXモデルにはWindowsとMac OS X用8種類のソフトが付属する。特に従来機種にも付属していて人気のあったお絵かきソフト『水彩LITE』は、“絵手紙”作成用に薄墨筆を追加したり、和紙風の紙質が可能になるなどの改良が加えられた。
- 標準モデル(Windows用)
- 水彩LITE：お絵かきソフト/(株)NTTデータシステムズ
- PhotoCreator Simple：写真加工ソフト/オリンパス(株)
- プリプリまろん for WACOM：シール・葉書印刷ソフト/キヤノンイメージングシステムテクノロジーズ(株)
- ケータイまろん お試し版：携帯電話向け画像加工ソフト/キヤノンイメージングシステムテクノロジーズ(株)
- PenPlus パーソナル for WACOM：手書き入力・プレゼンテーションソフト/(有)プラスソフト
- タブレットシートメーカー：タブレットシート作成ソフト/(株)ワコムアイティ
- EXモデル(標準モデル＋追加アプリケーション、Windows用およびMac OS X用)
- Adobe PhotoShop Elements 3.0：画像編集ソフト/アドビシステムズ(株)
- Corel Painter Essentials 2：ペイントソフト/コーレル(株)
対応OSはWindows XP/2000/Me/98 SE、またはMac OS X 10.2.8以降。価格はオープンプライスで、店頭での予想実売価格は、CTE-640/標準モデルが1万4000円前後、CTE-640/EXモデルが1万9000円前後。CTE-440/標準モデルは1万円前後、CTE-440/EXモデルが1万5000円前後。発売開始日は16日。
