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パイオニア、デジタル放送対応機や女性をターゲットにしたシンプル&スタイリッシュなエントリーモデルなど、HDD/DVDレコーダー新製品を発表!

2005年09月28日 18時31分更新

文● 編集部 小西利明

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デジタル×アナログ2番組同時録画、DVD-R DLへのVRモード記録などの機能を備えた『DVR-DT90』 明るいホワイトカラーで、エッジを廃した優しげなデザインを持つ『DVR-330H-W』。ボディーサイズもコンパクト
デジタル×アナログ2番組同時録画、DVD-R DLへのVRモード記録などの機能を備えた『DVR-DT90』明るいホワイトカラーで、エッジを廃した優しげなデザインを持つ『DVR-330H-W』。ボディーサイズもコンパクト

パイオニア(株)は28日、デジタル放送録画に対応したHDD/DVDレコーダー『DVR-DT90』『DVR-DT70』と、レコーダー初心者や女性ユーザーを重視したHDD/DVDレコーダー“DVR-330H”シリーズなど4製品を発表した。価格は全製品オープンプライス。予想実売価格と発売予定時期、および主なスペックは以下のとおり。

DVR-DT90
15万円前後/11月下旬発売予定
HDD 500GB/DVD-R DL対応DVDマルチドライブ搭載/地上/BS/110度CSデジタル放送チューナー搭載/デジタル×アナログ2番組同時録画可能/HDMI出力端子搭載
DVR-DT70
12万円前後/11月下旬発売予定
HDD 250GB/DVD-R DL対応DVDマルチドライブ搭載/地上/BS/110度CSデジタル放送チューナー搭載/デジタル×アナログ2番組同時録画可能/HDMI出力端子搭載
DVR-330H-S/-W
5万円前後/10月中旬発売予定
HDD 160GB/DVD-R/RWドライブ搭載/地上アナログTVチューナー搭載/“シンプルリモコン”付属
『DVR-DT70』HDD容量以外はDVR-DT90と同等で、外見にも違いはない
『DVR-DT70』HDD容量以外はDVR-DT90と同等で、外見にも違いはない

DVR-DTシリーズは、同社製品では初の地上/BS/110度CS放送対応のHDD/DVDレコーダーである。デジタルハイビジョンチューナーを内蔵し、ハイビジョン番組をハイビジョン品質のまま録画できる。またデジタル放送とアナログ放送の2番組同時録画も可能で、HDD上の録画番組やDVDを視聴している際にも、2番組録画を行なえるとしている。

EPGや録画済み番組一覧などのユーザーインターフェースは、デジタル放送の解像度(1920×1080ピクセル)でデザインされていて、新聞のTV欄形式のEPGは、最大7チャンネル分を同時に表示可能となっている。

DVR-DTのEPG画面。広い画面を生かし、各番組に関する文字情報も豊富。写真は7番組分を表示した状態だが、4番組分表示にして文字情報量を増やすことも可能だ
DVR-DTのEPG画面。広い画面を生かし、各番組に関する文字情報も豊富。写真は7番組分を表示した状態だが、4番組分表示にして文字情報量を増やすことも可能だ

最近では2層式DVD-R(DVD-R DL)への記録に対応したHDD/DVDレコーダーも多いが、DVR-DTシリーズでは、DVD-R DLにVR(ビデオレコーディング)モードで録画できるという特徴を備えている。同社ではハイビジョン番組を最高画質の“XP”モードでDVD-R DLに記録した場合、約1.8時間分の記録が可能としている。決して長い時間ではないが、大容量の次世代光ディスクが普及するまでは、アドバンテージとなる機能と言える。そのほかにも、デジタル映像出力に利用するHDMI出力端子の搭載や、パソコンや携帯電話からの電子メールによる録画予約機能などを特徴としている。また待機時消費電力が約0.6Wと少ないことも特徴としており、同社ではデジタル放送対応レコーダーとしては業界トップレベルの省エネ設計としている。

自動録画機能は、約22万語の辞書データを持つ“気がきく!録画辞典”を備え、キーワードに関連した番組をEPGデータから検索、自動録画を行なう。また新番組のみをEPGから検索する“新番組検索”や、12のジャンルごとに検索を行なう“おまかせ検索”などの機能も備える。

DVR-DT90とDVR-DT70の機能面での違いはHDD容量のみである。予想実売価格は、DVR-DT90が15万円前後、DVR-DT70が12万円前後。

DVR-330H-S/-W

シルバーカラーの『DVR-330H-S』。シンプルなフロントパネルで、角の丸いデザインが特徴 DVR-330H-W(上)とDVR-330H-S(下)。カラーリング以外の違いはない
シルバーカラーの『DVR-330H-S』。シンプルなフロントパネルで、角の丸いデザインが特徴DVR-330H-W(上)とDVR-330H-S(下)。カラーリング以外の違いはない

“DVR-330H”シリーズは、HDD/DVDレコーダーの普及が進み、初心者や女性にユーザー層が広がりつつある状況を踏まえて、これらのユーザー層に受け入れられやすい製品を指向した新機種である。ハードウェア面では、160GB HDDとDVD-R/RWドライブを搭載するオーソドックスなアナログ放送用HDD/DVDレコーダーだが、第1の特徴はそのデザインにある。ボディーは明るいホワイト、または落ち着いたシルバーのカラーリングをしていて、フロントパネルは大きめの液晶画面と、ボタンが5個だけのシンプルなデザインとなっている。液晶画面は録画時にピンク色に表示色が変わり、録画中であることを示す。本体のサイズも小さめで、横幅360×奥行き308×高さ70mmと、420×363×94mmのDVR-DTシリーズと比べて一回り小さい。

付属のリモコンは“シンプルリモコン”と呼ばれ、目につく部分のボタン数を減らし、操作を分かりやすくしているのが特徴だ。録画番組を見るときには“見る”と書かれた青いボタン、録画予約をする際には“番組表”の緑のボタンという具合に、重要なボタンを目立たせる工夫がこらされている。実際に手にして比べても、驚くほどのボタンが並んでいて、AV機器に慣れた人間でも戸惑いそうなDVR-DTのリモコンと比べると、シンプルリモコンは分かりやすく使いやすい。ちなみに使用頻度の低いボタン類は、リモコンの握りの部分に収納されている。またリモコン上の“気がきくナビ”ボタンを押すと、次の操作を画面上でガイドするアシスタント機能も備えている(DVR-DTにも同様の機能があり)。

DVR-330Hシリーズ付属の“シンプルリモコン”。ボタン数を絞り込み、分かりやすくなっている。発表会場での評判も上々だった シンプルリモコンのポイントとなるボタンの解説
DVR-330Hシリーズ付属の“シンプルリモコン”。ボタン数を絞り込み、分かりやすくなっている。発表会場での評判も上々だったシンプルリモコンのポイントとなるボタンの解説

予想実売価格は5万円前後と、リーズナブルな点も初心者にはうれしいポイントと言えよう。

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