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オリンパスイメージング、パソコンに直接差せて音楽も楽しめるボイスレコーダーの1GB版を発表

2005年10月05日 12時02分更新

文● 編集部 小林久

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オリンパスイメージング(株)は5日、パソコンのUSBポートに直接差すことができるボイスレコーダー『Voice-Trek(ボイストレック) V-50』と『Voice-Trek V-40』を10月28日に発売すると発表した。価格はオープンプライスで、想定実売価格はV-50が3万円前後、V-40が2万円前後。月産台数はともに5000台。

Voice-Trek V-50(左)と同V-40(右)。ボイスレコーダーだが、携帯音楽プレーヤーとしても使え、なかなか高音質で聴かせてくれる

2月に発表された『Voice-Trek V-20』の上位モデルで、V-20と併売する。内蔵するフラッシュメモリーの容量はV-50が1GB、V-40が512MBとなった。音声記録形式としてWMA、再生形式としてWMA/MP3形式をサポートする。録音時の音質に“SHQ”(ステレオ)、“HQ”“SP”“LP”(モノラル)の4モードが選べる点などはV-20と同様。SHQ~LPの各モードでは録音時のサンプリングレート、周波数特性、ビットレートなどが異なる。録音時間は最も高音質なSHQモードで約35時間25分(V-50)/約17時間40分(V-40)。最も長時間録音ができるLPモードで、約277時間20分(V-50)/約138時間15分(V-40)。

音声データを管理する“フォルダ”の数はこれまで5フォルダだったが、音声レコーダー部の5フォルダに加え、音楽プレーヤー用に最大128フォルダまで追加できるようになった。また、語学学習などに便利な“少し前再生”機能、漢字表示、液晶バックライト表示にも新たに対応した。1.5倍の早聞き、0.75倍の遅聞き機能も引き続き搭載する。



訂正とお詫び:V-20はMP3フォーマットに対応しません。また音楽プレーヤー部分のフォルダ数を「最大128フォルダ」という表現に修正しました。フォルダ数は標準で2個、ユーザーが128個まで追加できます。“少し前再生”機能で戻れるのは1秒または2秒前となります。(10月6日)

本体デザインも一新され、電池収納部分に突起がないフラットな形状となったほか、操作系もブラッシュアップされ、フロント部分に十字キーを配置した。本体カラーは上位機のV-50が“ピアノブラック”(光沢感のある黒)、下位機のV-40が“シャンパンゴールド”となる。本体サイズは幅38.2×奥行き11×高さ94.8mmで、重量は46g(電源のアルカリ単4乾電池収納時)。縦横のサイズはアップルコンピュータ(株)の『iPod nano』とほぼ同じ大きさとなる。バッテリー寿命はモノラル録音時で約15時間。ステレオ録音時で約11時間。ステレオ/モノラル再生時で7時間。本体にはステレオマイクを内蔵する。

USBコネクタ 電池収納部
電池収納部分を外すとUSBコネクターが露出する。パソコンからはUSBマスストレージと認識され、ファイルの交換も容易だ電源は単4形の電池で、アルカリ電池のほか、ニッケル水素充電池も利用できる

オリンパスではVoice-Trek V-50とV-40を単なる録音機ではなく、ポータブルミュージックプレーヤーとしても活用してほしいとしている。米SRS Labs社の仮想サラウンド技術“SRS WOW”が搭載されているほか、マイクロソフト(株)の『Windows Media Player 10』など著作権保護(DRM)対応の転送ソフトを利用することにより、音楽配信にも対応するという。なお、ユーザー自身がエンコードした楽曲の転送はドラッグ&ドロップで行なえる。

本体にはステレオイヤホン、単4アルカリ乾電池×1本、USB延長ケーブルなどが付属。V-50はさらに専用ケース、ネックストラップ、ステレオマイク、オーディオケーブルも付属する。

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