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エプソンダイレクト、セキュリティーチップを搭載するノートパソコンなど新製品3モデルを発表

2005年10月12日 11時05分更新

文● 編集部 小西利明

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パフォーマンスとセキュリティー機能を強化したB5モバイルノート『Endeavor NT350』
パフォーマンスとセキュリティー機能を強化したB5モバイルノート『Endeavor NT350』

エプソンダイレクト(株)は12日、Endeavorシリーズのノートパソコン、3モデルを発表した。新製品ではビジネスユースでの情報漏洩対策ニーズの高まりを踏まえて、セキュリティーチップを搭載した製品が2モデルラインナップされている。

Endeavor NT350/NT350 White Edition

Endeavor NT350の主なスペック

Celeron M 360-1.40GHz~Pentium M 760-2.0GHz/メモリー 256~1.25GB/Intel 915GM Express内蔵グラフィックス/40~100GB HDD/DVDドライブ~DVDスーパーマルチドライブ(なしも可能)/12.1インチ液晶ディスプレー 1024×768ドット/IEEE 802.11a/b/g 無線LAN搭載/Windows XP Home EditionまたはProfessional
最小構成価格 11万3400円

B5ファイルサイズノート『Endeavor NT350』は、1月に発表された『Endeavor NT340』シリーズの後継機種となるモバイルノートである。NT340シリーズはIntel 855GMチップセットを使用していたため、同時期に登場したIntel 915GM Expressチップセットを搭載するノートと比べると、性能面では見劣りする点があった。新しいNT350シリーズではIntel 915GM Expressを搭載。内蔵グラフィックス機能の高速化やメモリー、システムバスの高速化などにより、メインマシンとしても使えるだけのパフォーマンスを実現している。BTO方式で販売され、CPUにはCeleron M 360-1.40GHzからPentium M 760-2.0GHzまでを選択可能となっている。メモリーもDDR2-400MHzを、最大で1.25GB(オンボードで256MB搭載)まで搭載可能だ。

優れたパフォーマンスに加えて、ビジネスユースに適した特徴として、セキュリティーチップを搭載している点も挙げられる。TPM 1.1b仕様に準拠したセキュリティーチップを標準搭載し、HDD暗号化の際の暗号鍵をチップ内に記憶することで、盗難・紛失時にHDD内のデータが流出する危険を減少させている。また光ディスクドライブも選択可能で、一般的なDVDスーパーマルチドライブなどのほかに、ドライブなしの構成も選べる。標準の軽量バッテリー(駆動時間約2.3時間 JEITA測定法)以外に、長時間バッテリー(約5.2時間)、超長時間バッテリー(約7.5時間)なども用意されている。

インターフェース類はUSB 2.0×3のほかに、10/100BASE-TX LAN端子、PCカード(TypeII)×1、SDカード/MMC/メモリースティック兼用スロットなどを備える。本体サイズは幅275×奥行き235×高さ31mmで、重量は約1.54kgとなっている(いずれも軽量バッテリー装着時)。価格は最小構成時で11万3400円。本日より受注を開始している。

トップケースやフレーム、キーボードがホワイトの『Endeavor NT350 White Edition』
トップケースやフレーム、キーボードがホワイトの『Endeavor NT350 White Edition』

ボディーカラーは写真のダークメタリックに加えて、NT340でも好評だったシャンパンゴールドと、新色の“ディープマリンブルー”が用意される。それに加えて別モデルとして、ホワイトカラーの『Endeavor NT350 White Edition』も発売された。トップケースとパームレスト部、キーボードが明るいホワイトで、ボトムやバッテリーはシルバーの配色となっている。NT350はビジネスユーザーをターゲットにした製品だが、White Editionは一般コンシューマーも視野に入れた製品に位置づけられている。しかしハードウェア仕様は同一であり、セキュリティーチップも搭載されている。White Editionの受注開始は10月下旬の予定。

Endeavor NT2800

コストパフォーマンス重視のA4ノート『Endeavor NT2800』
コストパフォーマンス重視のA4ノート『Endeavor NT2800』

Endeavor NT2800の主なスペック

Celeron M 360-1.40GHz~Pentium M 770-2.13GHz/メモリー 256~2GB/SiS M661MX内蔵グラフィックス/40~100GB HDD/CD-ROMドライブ~DVDスーパーマルチドライブ/15インチ液晶ディスプレー 1024×768ドットまたは1400×1050ドット/IEEE 802.11b/g 無線LAN内蔵可能/Windows XP Home EditionまたはProfessional
最小構成価格 7万7700円

A4サイズのビジネス向けノートパソコン『Endeavor NT2800』は、前モデルである『Endeavor NT2700』と同様に、安価で基本的な性能を抑えたコストパフォーマンス重視のビジネスノートパソコンである。前機種と比べてハードウェア全体がパワーアップしているほか、NT350と同様のセキュリティーチップを搭載するといった特徴を備える。BTO方式で販売されるのはNT350と同様である。

15インチの液晶ディスプレーは安価なXGAタイプに加えて、高解像度のSXGA+(1400×1050ドット)タイプが選択可能になった。CPUはCeleron M 360-1.40GHzから、最高ではPentium M 770-2.13GHzまで選択可能となっている。キーボードはキーピッチ19mmの幅広く打ちやすいものを装備している。

セキュリティー関連の特徴としては、まずセキュリティーチップ搭載により、盗難・紛失時の情報漏洩対策が強固になった。また記録型CD/DVDドライブを選択した際には、ライティングソフトとして『B's Recorder Gold 8 Security』が標準添付され、ディスクメディアへの記録時にデータを暗号化することができる。またフィッシング詐欺に対抗する(株)セキュアブレインのソフト『PhishWall』もCD-ROMでバンドルされるなど、ハード面だけでなくソフト面での情報漏洩対策機能を備えているのも特徴だ。

モバイルユースはそれほど重視していないため、バッテリー駆動時間は標準の“リチウムイオンバッテリ2400”装着時で約2.5時間(JEITA測定法)程度となっている(同8800なら約4.5時間)。本体サイズは幅332×奥行き287×高さ35.6mm。重量は約3.0kg(バッテリ2400装着時)である。

価格は最小構成時で7万7700円と、手頃な価格となっている。受注開始日は18日の予定。

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