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プレクスター、世界最速!?の18倍速記録に対応したDVD±RWドライブ“PX-760”シリーズなど4製品を発表――マニアもうれしい“AUTOSTRATEGY”機能を強化

2005年10月17日 19時31分更新

文● 編集部 小西利明

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最速のDVD±R 最大18倍速書き込みに対応した『PX-760A/JP』
最速のDVD±R 最大18倍速書き込みに対応した『PX-760A/JP』

プレクスター(株)は17日、世界最速を標榜するDVD±Rの最大18倍速記録に対応したDVD±RWドライブ『PX-760A/JP』『PX-760SA/JP』と、リーズナブルな価格帯で高速記録とDVD-RAM記録に対応したDVDスーパーマルチドライブ『PX-750A/JP』『PX-750UF/JP』の4製品を発表した。価格は全機種オープンプライス。主な仕様と直販サイトでの販売価格、発売予定時期は以下のとおり。

PX-760シリーズの主な仕様
形状:内蔵型/最大記録速度:DVD±R 18倍速、DVD+R DL 10倍速、DVD-R DL 6倍速、DVD+RW 8倍速、DVD-RW 6倍速、CD-R 48倍速、CD-RW 24倍速/アクセス速度:DVD 平均150ms、CD 平均100ms/データバッファ:2MB/ローディング方式:トレイ式/インターフェース:PX-760A/JP Ultra ATA/66、PX-760SA/JP シリアルATA/対応OS Windows XP/2000/Me(MeはPX-760A/JPのみ)/付属ソフト:PlexTools Professional、Zulu2 for Plextor、PowerDVD6、Power2Go4、PowerProducer3、PowerDirector4ほか
価格:オープンプライス/直販価格:PX-760A/JP 1万5981円、PX-760AS/JP 1万6981円/販売予定時期:PX-760A/JP 11月下旬、PX-760SA/JP 12月上旬
PX-750シリーズの主な仕様
形状:PX-750A/JP 内蔵型、PX-750UF/JP 外付け型/最大記録速度:DVD±R 16倍速、DVD±R DL 8倍速、DVD+RW 8倍速、DVD-RW 6倍速、DVD-RAM 5倍速、CD-R 40倍速、CD-RW 24倍速/アクセス速度:DVD 平均140ms、CD 平均130ms/データバッファ:2MB/ローディング方式:トレイ式/インターフェース:PX-750A/JP Ultra ATA/66、PX-750UF/JP USB 2.0またはIEEE 1394/対応OS Windows XP/2000/Me(MeはPX-760A/JPのみ)/付属ソフト:SetSpeed、PowerDVD6、Power2Go4、PowerProducer3、PowerDirector4ほか
価格:オープンプライス/直販価格:PX-750A/JP 1万981円、PX-750UF/JP 1万3981円前後/販売予定時期:PX-750A/JP 11月下旬、PX-750UF/JP 12月上旬
リーズナブルな価格でDVD-RAM書き込みにも対応した『PX-750A/JP』
リーズナブルな価格でDVD-RAM書き込みにも対応した『PX-750A/JP』

“PX-760”シリーズは、同社の記録型DVD±RWドライブの中でも、ハイエンドに位置するシリーズで、高速/高信頼性を重視した製品である。2モデルの違いは対応インターフェースのみで、PX-760A/JPはUltra ATA/66、PX-760SA/JPはシリアルATAに対応する。

第1の特徴は“世界最速”を標榜する、DVD±Rの最大18倍速記録である。“PoweRec”と称する書き込み状況のモニタリング機能により、書き込み状況をリアルタイムに計測しつつ最適の速度、レーザーパワーを調節することで、高速記録を実現しているという。18倍速記録時はCAV方式で書き込み、16倍速対応DVD±Rメディアに18倍速での記録が可能としている(実際の書き込み速度はメディアに依存する)。またDVD+R DLに対しても最大10倍速記録(8倍速対応メディア使用時)が、DVD-R DLでは最大6倍速記録(4倍速対応メディア使用時)可能など、書き込み速度の速さを重視している。なおDVD-RAMは読み/書きともにサポートしない。

第2の特徴は、同社の従来のハイエンドモデル“PX-716”シリーズで好評だった“AUTOSTRATEGY”機能の拡張にある。同機能はメディアごとに異なる特性に合わせた書き込み方法(ライトストラテジー)を解析し、ドライブ内に解析結果を記録、書き込み時に参照することで、書き込み品質の向上やドライブ登場後に販売された記録メディアへの対応を行なう機能である。PX-760シリーズでは、従来行なっていたOPCエリア(ストラテジー調整用の試し書きエリア)だけで行なう解析モード“Quickモード”に加えて、記録メディア全体に試し書きをして解析する“Fullモード”を搭載した。Fullモードではメディア1枚を使いつぶし、数分間の時間も要するが、その分詳細な解析が可能としている。50枚~100枚単位で販売されているメディアに対して、精密な解析を行なう場合に利用するのがよさそうだ。

さらに解析したストラテジーを適用する際にも、自動で学習・適用を行なう“AUTO”、AUTOSTRATEGYを無効にする“OFF”に加えて、解析データを優先して適用する“ON”、強制的に解析と適用を行なう“ON(Forced)”の4モードを選択可能となっている。これらモード設定などは、付属の専用ユーティリティーソフト『PlexTools Professional』で行なう。またPlexTools Professionalにはメディアが指定した速度で記録できるかをチェックする“メディアクオリティーチェック”機能も備わっている。メディアクオリティーチェック機能は、付属のDVD/CDライティングソフト『Zulu2 for Plextor』でも使用可能だ。

このほかにも、DVD±RやCD-Rに記録されたデータを短時間で消去し、メディア廃棄後の情報流出を防ぐツール『PLEXERASER』も付属する。またフロントパネルはユーザーが交換可能で、ホワイト/ブラック/シルバーの3色のベゼルが付属している。予想実売価格は、PX-760A/JPが1万5000円前後、PX-760SA/JPが1万8000円前後と想定されている。

USB 2.0とIEEE 1394接続に対応する外付け型『PX-750UF/JP』
USB 2.0とIEEE 1394接続に対応する外付け型『PX-750UF/JP』

“PX-750”シリーズは、リーズナブルな価格で高速記録に対応した“PX-740”シリーズの路線を継承し、さらに要望の多かったDVD-RAMの読み取り/書き込みにも対応したシリーズである。PX-750A/JPはATAPI(Ultra ATA/66)接続の内蔵型ドライブ、PX-750UF/JPはUSB 2.0とIEEE 1394に両対応した外付け型ドライブである。ドライブユニットの機能や付属ソフトウェアは同等である。

PX-760シリーズには及ばないが、書き込み速度は高速で、DVD±Rは最大16倍速、DVD±R DLも最大8倍速(※1)で書き込みを行なえる。またDVD-RAMへの書き込み速度は、最大5倍速となっている。

※1 DVD-R DLの最大8倍速記録は、後日提供のファームウェアによるアップデートで対応

ハイエンドを志向したPX-760シリーズに対して、PX-750シリーズでは比較的エントリーユーザーを重視した製品と設定されている。そのためDVD/CD関連の付属ソフトウェアも豊富で、『Power2Go4』『PowerProducer3』『LabelPrint』といった各種書き込み/オーサリングソフトなどが、合計9種類もバンドルされている。PX-760シリーズがPlexTools Professionalには対応しない。

内蔵型のPX-750A/JPは、フロントパネルが交換可能となっていて、ホワイトとブラックの2色が付属している。予想実売価格は、PX-750A/JPが1万1000円前後、PX-750UF/JPが1万4000円前後と想定されている。

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