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松下電器産業、SDメモリーカード対応のミニコンポ“D-dock”にHDD搭載の新モデル──指定した曲調に合わせてコンポが自動選曲する機能を搭載


2005年10月18日

松下電器産業(株)は18日、HDD内蔵型のSDメモリーカード対応ミニコンポ“D-dock”シリーズ2製品を発表した。CDプレーヤーから読み取った楽曲データをHDDに保存して音楽ライブラリーを作成したり、HDD内の楽曲をSDメモリーカードにコピーして“D-Snap Audio”や携帯電話機で再生できる。上位モデルの『SC-SX800』は80GB、下位モデルの『SC-SX400』は40GBのHDDを搭載。価格はオープンプライスで、編集部による想定実売価格はSC-SX800が7万円前後、SC-SX400が6万円前後。発売は11月19日。

D-dock
“D-dock”シリーズに追加された『SC-SX800』(左)と『SC-SX400』(中央、右)。SC-SX400はホワイトとシルバーの2色を用意する

リニアPCMで高音質保存
曲情報はCDDB連携で自動的に追加される

今回発表されたSC-SX800はSC-SX400は、SDメモリーカードスロットを搭載したミニコンポとしては初めてHDDを内蔵した。CDプレーヤー、HDD、SDメモリーカードの3Way再生に対応しており、WMA、MP3、AACの各形式の再生ができる(CD-Rに焼いたMP3やWMAの再生も可能)。本体にはFM/AMチューナーも内蔵。タイマー録音もできる。

SC-SX800
SC-SX800とSX400はともにQVGA表示の液晶パネルを装備し、アイコンから簡単に聞きたい曲を選択できる。HDD容量と音質面が異なるが、それ以外の機能は同等
SC-SX800
SC-SX800
SC-SX400
SC-SX400

音楽の保存形式には、AACまたは非圧縮のリニアPCMが選べる。記録媒体にHDD(サイズは未公開)を採用したことで長時間の保存が可能となっており、80GB HDD搭載のSC-SX800ではリニアPCMモードで約109時間、高音質(XP)モード(AAC128kbps)で約1320時間、標準(SP)モード(AAC96kbps)で約1980時間、長時間(LP)モード(AAC64kbps)で約2640時間の保存。40GBのSC-SX400では、PCMで約53時間、XPで約640時間、SPで約960時間、LPで約1280時間の保存に対応する。楽曲をコピーする際の速度は、CDからHDDが8倍速(60分CDの場合、約8分)、HDDからSDメモリーカードが最大12倍速。

印象選曲
印象選曲は、楽曲データのリズムパターンやダイナミックレンジに着目して“ゆったり系”“騒ぎたい感じ”“ポップ系”など7種類に自動分類し、再生できる機能

楽曲情報は米グレースノート(Gracenote)社の“CDDB”サービスと連動し、自動的に追加できる。出荷時に30万曲のデータベースを保存してあるほか、インターネットに接続して最新情報にアップデートすることもできる(本体にはインターネット接続のためのEthernetポートを持つ)。高速録音中でもHDDや他のメディア(CD、SDメモリーカード)に保存した楽曲の再生機能、楽曲情報を確認しやすい7桁表示の液晶ディスプレー(解像度320×240ドット、モノクロ4階調、サイズ未公開)、ネットワークを介してHDD内のデータをパソコンにバックアップする機能なども装備する。

また、HDDに保存した楽曲の曲調を自動的に解析。7種類に分類する“印象選曲機能”も新たに搭載した。SC-SX800/SX400のメニューから“印象選曲”→“ゆったり系”など、分類項目を選ぶとその雰囲気に合った曲が最大99曲ピックアップされ、ランダム再生されるというもの。このほか、ワンボタンでプレイリスト登録する“マイベスト プレイリスト機能”(最大99曲)、最近録音した曲(最大50曲)をリストアップする機能、最近聞いた曲(最大30曲)などをリストアップし、ランダム再生する機能も持つ。一般的なタイトル名やアーチスト名による選曲と併用することで、そのときの気分や目的に合った楽曲をさまざまな条件で指定することが可能だ。

音質面では、圧縮時に失われた高域信号を再現する“AACリ.マスター”機能、低音域を仮想再生する“H.BASS”機能など従来からある機能に加え、スピーカーのツィーター部分に中高域音を拡散させる“ワイドディフューザー”を搭載した。これにより、ボーカルなどの伸びや空間の広がりを再現できるという。



スパイクフット
スピーカーの足回りにはスパイクフットを使用し、振動を抑えている

さらに、上位のSC-SX800はウーハーとツィーターを別々のアンプで駆動する“バイアンプ”に対応。付属するスピーカーも、ウーハー部に“グラファイト”(炭素)を配合した“PPマイカグラファイト”素材、前面に肉厚のバッフル板、設置面積を減らして振動の影響を減らす“スパイクフット”を採用するなど音によりこだわった設計となっている。なお、スピーカーは右側が密閉型、左側がバフレフ型となっており、特性や音質は異なるが、最適な音場感が得られるようデジタル処理を駆使してバランスを取っているという。

本体サイズと重量は共通で幅185×奥行き268×高さ150mm/約3.8kg。スピーカーのサイズと重量は、SC-SX800付属のものが幅144×高さ256×奥行き239mm/左4.8kg/右2.6kg、SX-SX400付属のものが幅130×奥行き241×高さ254mm/右4.8kg/左2.6kg。



製品写真は試作機のものです。市販される最終版とは、質感、本体色、液晶輝度などが異なる可能性があります。

(編集部 小林久)


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