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PFU、超音波方式のマルチフィードセンサーを搭載した分散入力向け業務用スキャナー『fi-5120C』など3機種を発売

2005年10月27日 19時21分更新

文● 編集部

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(株)PFUは27日、業務用イメージスキャナー“fi”シリーズの新製品として、超音波方式マルチフィードセンサーを搭載したA4両面ADFモデル『fi-5120C』、A4両面ADF&フラットベッドモデル『fi-5220C』、A3両面ADFモデル『fi-5530C』の3機種の販売を同日付けで開始すると発表した。価格は、『fi-5120C』が12万円(税別)、『fi-5220C』が24万円(税別)、『Fi-5530C』が40万円(税別)。出荷時期は、A4モデルが11月4日、A3モデルが10月27日。

『fi-5120C』『fi-5220C』
『fi-5120C』(左)と『fi-5220C』(右)

『fi-5120C』は、A4クラス初という超音波方式マルチフィードセンサーを搭載したことで、厚さ/サイズ/色/濃度の異なる原稿を同時に読み取る場合に、一度に2枚以上の原稿が重なって給紙(マルチフィード)されたことを確実に検知できるのが特徴。また、搬送路がほぼ直線(ストレートパス)であるため、IDカードなどのエンボス(浮き出し文字)付きのプラスチックカードの読み取りも行なえ、窓口での受け付け業務なども利用できるという。e-文書法(通称)にも対応しており、府省令に合わせた読み取り設定を行なえば、画質要件を満足するイメージデータを作成することが可能。

カラーCCD×2(表/裏)と白色冷陰極蛍光放電管を搭載し、光学解像度は600dpi。読み取り速度はカラー/モノクロとも200dpiで毎分25枚(50面)。カラーは24bit/8bit、グレースケールは8bit、モノクロは2値。A/D変換は10bit。インターフェースはUltra SCSIとUSB 2.0/1.1を搭載し、対応OSはWindows XP/2000/NT 4.0/Me/98/95(NT 4.0/95はSCSIのみ)。TWAINドライバーとISISドライバーが付属する。本体サイズは幅301×奥行き168×高さ158mm、重量は3.8kg。電源はAC100~240Vに対応し、消費電力は33W以下(低電力モード時6W以下)。オプションとして裏面インプリンター『fi-512PR』を用意する。価格は8万円(税別)で、11月25日に出荷予定。

『fi-5220C』は、『fi-5120C』にフラットベッドを搭載した上位モデル。カラーCCDは表/裏/フラットベッドの3個を搭載し、フラットベッドでの読み取り速度はA4縦で約2.2秒(200dpi)。本体サイズは幅302×奥行き569×高さ229mm、重量は8.4kg。電源はAC100~240Vに対応し、消費電力は38W以下(低電力モード時6W以下)。

『Fi-5530C』
『Fi-5530C』

『Fi-5530C』は、A4縦のカラー/モノクロA4原稿を200dpiで毎分35枚(70面)読み取ることができるA3対応モデル。インターフェースはUltra SCSIとUSB 2.0/1.1に対応する。本体サイズは幅399×奥行き225×高さ193mm、重量は8.5kg。電源はAC100~240Vで、消費電力は57W以下(低電力モード時12W以下)。オプションのインプリンターとして、表面インプリンター『fi-553PRFR』と裏面インプリンター『fi-553PR』の2種類が用意されており、スキャナーで読み取った原稿の表または裏に日付や英数字などを印字することも可能。価格は各12万円(税別)。



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