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セイコーウオッチ、マイクロカプセル型電子インク技術を利用した腕時計“セイコー スペクトラム”を発売

2005年12月02日 21時31分更新

文● 編集部

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セイコーウオッチ(株)は11月30日、マイクロカプセル型電子インク技術を利用した腕時計“セイコー スペクトラム(SPECTRUM)”『SVRD001』を2006年1月27日に発売すると発表した。価格は26万2500円。全世界で限定500個を販売する(日本国内ぶんは200個)。

『SVRD001』
“セイコー スペクトラム”『SVRD001』

“セイコー スペクトラム”『SVRD001』は、同社とセイコーエプソン(株)が3月に共同開発した“マイクロカプセル型電気泳動ディスプレイモジュール(EPD:Electrophoretic Display)”を表示装置として採用したのが特徴。米イー・インク(E Ink)社が開発/製造したマイクロカプセル(電子インク)が利用されている。視野は印刷物と同じでほぼ180度で、厚さは液晶パネルの約半分。軽量で自由に曲げることが可能。電気を切っても表示が消えないという特性を持っている。

画面デザインはグラフィックデザイナー長谷川 踏太(はせがわ とうた)氏とのコラボレーションで、コンセプトは“「STRIPE NOISE」、すなわち「賑やかなストライプ柄(と表示文字との動きの融合による見た目の楽しさ)」”。画面表示は昼間(午前6:00~午後5:59)と夜間(午後6:00~午前5:59)で白黒が反転するという。精度は平均月差±20秒。タイムモードとカレンダーモードのほか、デモンストレーションモードも用意されている。

本体はステンレススチール製でバングル形状をしているが、金属板を曲げるのではなく、金属の塊から削り出して成形したほか、基板と電池を重ねずに、並列に配置することで薄型化を図ったという。幅は37.0mm。ガラス部分はアクリルガラスで、ハードコーティングと撥水コーティングが施されている。重量は134g(本体124g/落下防止ウレタンパーツ10g)。保証期間は1年間。

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