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富士写真フイルム、ISO 3200で撮影できる630万画素のコンパクトデジタルカメラ『FinePix F30』を発売

2006年03月16日 15時38分更新

文● 編集部

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富士写真フイルム(株)は16日、世界で初めてというISO 3200の感度で撮影できる有効630万画素デジタルカメラ『FinePix F30』を5月下旬に発売すると発表した。価格はオープン。

『FinePix F30』
『FinePix F30』

『FinePix F30』は、新開発の撮像素子“スーパーCCD ハニカムVI HR”(1/1.7インチ)と、解像度を落とさずに高精度でノイズを検出/除去する画像処理エンジン“リアルフォトエンジンII”搭載することにより、ISO 3200の高感度で低ノイズの撮影を行なえるようにしたのが特徴。夜景や薄暗い室内などでの撮影が可能になったほか、動きの激しいスポーツシーンなどは手ぶれ/被写体ぶれが防止できるようになった。ISO 1600やISO 800での撮影時のノイズも従来より低減されているという。また、フラッシュの機能も強化されており、主要被写体までの距離や画面内に占める被写体の大きさ/位置などを認識し、撮影シーンに最適な発光量と感度を自動調整する“i(アイ)フラッシュ”が搭載されている。ユニークな機能として、ノンフラッシュ撮影とフラッシュ撮影の2枚を連続して記録できる独自の“高感度2枚撮り”機能も搭載している。

レンズはフジノン光学式3倍ズームレンズ(f=8.0~24.0mm:35mmフィルム換算で36~108mm相当/F2.8~F5)を搭載し、最短撮影距離は約60cm(マクロは広角で約5cm、望遠で約30cm)。デジタルズームは最大約6.2倍(光学併用で最大約18.5倍)。記録解像度は、静止画が最大2848×2136画素(JPEG/Exif 2.2/DCF準拠/DPOF対応)、動画は最大640×480画素/毎秒30フレーム(AVI/Motion JPEG)。記録は内蔵メモリー(約10MB)と市販のxDピクチャーカード(16MB~1GB)を利用できる。

本体サイズは幅92.7×奥行き27.8×高さ56.7mm、重量は約155g(電池/メディア込みで約195g)。L型モノコックデザインを採用し、「高品位でエレガントなフォルム」を実現したという。モニター用の液晶パネルは、外光の下での映り込みや反射を抑える同社製のCVフィルムを採用した2.5インチタイプ(23万画素)を搭載する。電源はリチウムイオンバッテリーを使用し、約500枚の撮影が可能(CIPA規格)。起動時間は約1.4秒で、シャッタタイムラグは最短0.01秒、撮影間隔は最短約1.5秒。インターフェースはUSB 2.0(Hi-Speed)で、画像閲覧ソフトとして『FinePixViewer Ver.5.2』(Windows版)と『FinePixViewer Ver.3』(Mac OS X版)が同梱される。ACアダプター、ストラップ、専用AVケーブル、アプリケーションを収録したCD-ROMが付属する。

同社では併せて、専用ソフトケース『SC-FXF30(ダークブラウン・オフホワイト)』(3675円)と、許容水深40mの専用防水プロテクター『WP-FXF30』(2万1000円)を5月下旬に発売するとしている。

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