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富士通、3G携帯回線と無線LANを同時に利用できるVPNルーター『GeoStream Si-R240』を発売

2006年04月18日 17時58分更新

文● 編集部

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富士通(株)は18日、企業向けIPアクセスルーター“GeoStream(ジオストリーム) Si-R”の新製品として、第3世代携帯電話(3G)回線と無線LAN回線を同時に利用できるVPNルーター『GeoStream Si-R240』の販売を同日付けで開始すると発表した。価格は11万8000円(税別)。

Si-R240
『GeoStream Si-R240』

『GeoStream Si-R240』は、PCカードスロット×2を搭載し、3G携帯電話/PHSの無線データ通信カードや、無線LANカードなどを同時に2枚まで搭載できるため、データ通信カードと無線LANカードを同時に使用することでLAN側とWAN側の両方を無線化できるのが特徴。これにより、移動店舗や仮設事務所など、短期間でネットワーク構築が必要な場合でも対応できるという。

VPNは、IPsec(DES/3DES/AES)、IKE(Main Mode、Aggressive Mode)、手動鍵設定、Ethernet over IPブリッジ、ダイナミックVPNをサポートし、IPsecをハードウェアで処理することで高速化しており、AES暗号化利用時のスループットは最大100Mbpsとなる。TCG 1.1b準拠の“セキュリティチップ”も搭載しており、暗号鍵などの情報が外部に流出しないようになっているという。SPI/IPフィルタリング/マルチNAT/URLフィルタリング/SSH/などにも対応している。VRRP(IPv4)やタグVLAN(IEEE 802.1Q)もサポートされる。

ネットワークポートは、10/100BASE-TX×4を装備しており、そのうち2ポートがLAN/WAN兼用となっている。本体サイズは幅205×奥行き320×高さ42mm(1U)、重量は2.2kg。電源はAC100Vで消費電力は30W以下。無線データ通信カードは、ボーダフォン(株)のボーダフォンコネクトカード『VC701SI』が動作検証済みで、6月にKDDI(株)のCDMA 1X WINと(株)ウィルコムのAIR-EDGEに対応し、2007年3月に(株)エヌ・ティ・ティ・ドコモのFOMAに対応する予定。無線LANは、2007年3月にIEEE 802.11a/b/gに対応する予定。

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