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パイオニア、世界初の50V型フルHD PDPを搭載するプラズマモニター『PDP-5000EX』などプラズマモニター/TV製品を発表!


2006年4月19日
50V型では世界初となるフルHD解像度対応のPDPを採用したプラズマモニター『PDP-5000EX』
50V型では世界初となるフルHD解像度対応のPDPを採用したプラズマモニター『PDP-5000EX』
同時に発表された50V型プラズマTV『PDP-507HX』と42V型『PDP-427HX』
同時に発表された50V型プラズマTV『PDP-507HX』と42V型『PDP-427HX』

パイオニア(株)は19日、50V型(50インチワイド)では世界初となるフルHD解像度(1920×1080)のプラズマディスプレーパネル(PDP)を搭載したプラズマモニター『PDP-5000EX』と、ハイビジョン対応プラズマTV“ピュアビジョン”の新製品『PDP-507HX』『PDP-427HX』および関連製品を発表した。発売時期は6月上旬の予定。

PDP-5000EX(プラズマモニター)
表示サイズ 50V型(50インチワイド)/画素数 1920×1080/映像入力 HDMI×2、DVI、コンポーネントビデオ、S2ビデオ、コンポジットビデオ(TVチューナーなし)/幅1282×奥行き98×高さ750.5mm/質量 39.8kg/消費電力 410W
価格:105万円
PDP-507HX(デジタル放送対応プラズマTV)
表示サイズ 50V型(50インチワイド)/画素数 1365×768/地上/BS/110度CSデジタル放送チューナー×2内蔵/映像入力 HDMI×2、D4×3、S2ビデオ×3、コンポジットビデオ×3、アナログRGB/幅1224×奥行き115×高さ795mm(スピーカー取り付け時)/質量 37.4kg/消費電力 343W
価格:60万円
PDP-427HX
表示サイズ 42V型(42インチワイド)/画素数 1024×768/地上/BS/110度CSデジタル放送チューナー×2内蔵/映像入力 HDMI×2、D4×3、S2ビデオ×3、コンポジットビデオ×3、アナログRGB/幅1040×奥行き115×高さ679mm/質量 29.0kg/消費電力 288W
価格:48万円
パイオニア 常務執行役員 ホームエンターテインメントビジネスグループ本部長の安田信治氏
パイオニア 常務執行役員 ホームエンターテインメントビジネスグループ本部長の安田信治氏

東京都内にて開かれた製品発表会で、同社常務執行役員 ホームエンターテインメントビジネスグループ本部長の安田信治氏はプラズマTVの世界および国内市場動向について、2009年には世界市場で42インチ以上のHD対応製品が1680万台に増加。国内でも2009年にはプラズマTV市場全体が104万台、うち40インチ上のHD対応製品が88%を占めるとの予測を披露し、サッカー・ワールドカップや北京五輪開催などもあり、放送やパッケージメディア(Blu-rayディスクなど)のハイビジョン化が進むことで、大画面高画質のTVに対するニーズはさらに拡大するとの見方を示した。

今回発表されたフルHD対応PDPは、1997年以来改良を続けてきた同社のPDPの第7世代にあたり、50V型としては初めてのフルHD対応PDPとなる。すでに発売されている製品としては、松下電器産業(株)の65V型プラズマTV『TH-65PX500』がフルHD対応として名高いが、65V型とかなり大きなサイズであり、日本の住環境に適当なサイズでの高画素化が求められている。新製品の説明を行なった同社ホームエンターテインメントビジネスグループ事業企画部PDP企画部長の佐久間康雄氏は50V型というサイズについて、「家庭内の実使用環境を考慮し、実利的な画面サイズである」と述べた。フルHD対応のPDPを搭載するPDP-5000EXはあくまでモニターであり、TVチューナーは内蔵しない製品であるが、これについてもプロシューマーをターゲットとし、機能を高画質のモニターに絞ったとしている。また海外でのニーズは圧倒的にモニタータイプが高いとの発言もあった。



パイオニアのプラズマTVの歴史
パイオニアのプラズマTVの歴史
パイオニアのPDP開発の歴史。PDP-5000EXやPDP-507HXのPDPは第7世代に当たる
パイオニアのPDP開発の歴史。PDP-5000EXやPDP-507HXのPDPは第7世代に当たる

第7世代のPDPの特徴についてはフルHD対応の高画素化に加えて、第6世代PDPで採用された“高純度クリスタル層”による高輝度/安定放電/高速描画などの特徴を備える。また蛍光体の改良と同社独自の“ダイレクトカラーフィルター”によって、NTSC比107%の色再現能力を備えるとして、色再現性に劣る傾向のある液晶TVに対する優位性を強調している。これらに加えて高画質化回路“フル HD P.U.R.E. Drive”による高画質化処理などを加えることで、PDP-5000EXは“フルHDディスプレーのリファレンスとなる”モニターとなるとしている。

同社がPDPの基礎技術と位置づける“高純度クリスタル層”の効果の説明図。発光効率を向上させて輝度を高めると同時に、描画速度の高速化も実現する
同社がPDPの基礎技術と位置づける“高純度クリスタル層”の効果の説明図。発光効率を向上させて輝度を高めると同時に、描画速度の高速化も実現する
液晶TVに対する利点である色再現域の広さを示す図。前世代よりも赤や青の色再現性が向上している
液晶TVに対する利点である色再現域の広さを示す図。前世代よりも赤や青の色再現性が向上している

映像入力端子としては、1080pの入力に対応したHDMI端子を2系統、DVI入力を1系統備えるほか、コンポーネントビデオ、S2ビデオなどを1系統ずつ備える。ただしD映像入力端子は備えていない。ステレオスピーカーを内蔵し、SRS WOWなどのサラウンド効果機能を備えるほか、高音質オーディオアンプに匹敵するワイドレンジアンプを内蔵することで、外部スピーカーと組み合わせた高音質での音響再生も可能としている。価格は105万円とかなり高額となっている。

一方地上/BS/110度CSデジタル放送チューナーを内蔵したプラズマTVの2製品は、いずれもHD対応(垂直画素数768)の第7世代PDPを採用している。解像度は異なるが、輝度やコントラスト、色再現能力についてはPDP-5000EXと同等のものを備える。高画質回路には第7世代PDPに合わせた新しい“P.U.R.E. Drive II”を搭載する。3波対応のデジタル放送チューナーを2系統内蔵しているので、2画面同時にデジタル放送を表示したり、1番組を見ながら裏番組をHDD/DVDレコーダーなどで録画するといった使い方も可能だ。

HDD/DVDレコーダーと組み合わせた際の使いやすさも、新製品プラズマTVの特徴とされている。“レコーダーホットリンク”と呼ばれるこの機能は、TV本体と同社製HDD/DVDレコーダーを“IRブラスター”という赤外線送信機経由で連携させることで、TVリモコンからレコーダーを起動したり、再生操作などを行なえるようになる。また特定ジャンル(映画/スポーツ/音楽/アニメ)の番組を、リモコンのボタンから簡単に検索できる“快速番組サーチ”機能も備えている。リモコン自体もシンプルでボタン数の少ないデザインとなっており、使いやすさに配慮している。

TVリモコンからHDD/DVDレコーダーを操作できる“レコーダーホットリンク”。TVとレコーダーは赤外線送信機で結ぶ
TVリモコンからHDD/DVDレコーダーを操作できる“レコーダーホットリンク”。TVとレコーダーは赤外線送信機で結ぶ
PDP-507HX/427HX付属のリモコン。今時のデジタル放送対応TVのリモコンとしては非常にシンプルで、AV機器慣れしてない人にも分かりやすそうだ。ホットリンク用のボタンは下側パネル内にある
PDP-507HX/427HX付属のリモコン。今時のデジタル放送対応TVのリモコンとしては非常にシンプルで、AV機器慣れしてない人にも分かりやすそうだ。ホットリンク用のボタンは下側パネル内にある
“映画”や“スポーツ”と書かれているのが、“快速番組サーチ”用のボタン。その周囲の数字付きボタンは、映像入力切り替え用
“映画”や“スポーツ”と書かれているのが、“快速番組サーチ”用のボタン。その周囲の数字付きボタンは、映像入力切り替え用

映像入力端子類も豊富に用意されている。HDMI入力(1080p)を2系統備えるほか、D4映像入力も3系統備える。またパソコン接続用にアナログRGB端子(ミニD-Sub 15ピン)も装備している。消費電力が低めの点も大きな特徴とされている。特に42V型のPDP-427HXは年間消費電力で266kWh/年、定格消費電力は288Wと、クラス最小の消費電力性能を実現しているという。

価格はPDP-507HXが60万円、PDP-427HXが48万円。また同時にプラズマTV製品と組み合わせるステレオスピーカー内蔵のTVラック“スピーカーラックシステム”『B-07』(11万8000円)と、B-07用ホームシアターシステム『HTP-07』(6万5000円)も発表された。発売はプラズマTVと同じ6月上旬の予定。

PDP-507HXとスピーカー内蔵ラック『B-07』、同社製HDD/DVDレコーダー『DVR-DT90』などを組み合わせたセット構成
PDP-507HXとスピーカー内蔵ラック『B-07』、同社製HDD/DVDレコーダー『DVR-DT90』などを組み合わせたセット構成
白系のインテリアに合わせるための、ホワイトのカバーキット『OT-OV427』(8万2000円)『OT-OV507』(8万8000円)も発売予定
白系のインテリアに合わせるための、ホワイトのカバーキット『OT-OV427』(8万2000円)『OT-OV507』(8万8000円)も発売予定
発表会場には同社がInternationl CES 2006などでも出展してたBlu-rayディスクプレーヤー『BDP-HD1』が参考出品されていた。年内に米国での発売を目指している
発表会場には同社がInternationl CES 2006などでも出展してたBlu-rayディスクプレーヤー『BDP-HD1』が参考出品されていた。年内に米国での発売を目指している

(編集部 小西利明)


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