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松下電器産業、Let'snote2006年夏モデルの製品発表会を開催――「TOUGHBOOKとLet'snoteの得意分野を融合」が目標


2006年4月26日

松下電器産業(株)は25日、モバイルノート型パソコン“Let'snote”シリーズの2006年夏モデルの発表に合わせて、東京・有明のパナソニックセンターにプレス関係者を集め、製品発表会を開催した(新製品の詳細については別記事を参照)。

夏モデル
“Let'snote”シリーズの2006年夏モデルでフルモデルチェンジとなった『Let'snote Y5』
高木氏
パナソニックAVCネットワークス社 システム事業グループ ITプロダクツ事業部 事業部長、高木俊幸氏

冒頭では、パナソニックAVCネットワークス社 システム事業グループITプロダクツ事業部の事業部長、高木俊幸(たかぎとしゆき)氏が登壇し、製品のコンセプトやロードマップを披露した。

高木氏は、「軽量、長時間、タフ、ワイヤレス、セキュリティー、静音化、屋外使用という7つの技術にこだわって、モバイルPC市場を徹底的に追及していきたい。これらの要素は、例えば“電池容量を増やせば長時間駆動が可能になるが、軽さを捨てることになる”といったように通常は背反するものだが、松下はどちらかを選ぶという姿勢ではなく、両方大事にしていく」と、モバイルPC(パソコン)にかける意気込みを語った。



商品マップ
松下電機産業が取り扱うモバイルパソコンの商品マップ。フィールドモバイルPC市場には衝撃/水/ホコリに強い“TOUGHBOOK”(タフブック)シリーズを、ビジネスモバイル市場には、Let'snoteシリーズを用意する

高木氏は市場シェアに付いて「40万台という限られた中だが、2005年は全世界のフィールドモバイル市場で松下がナンバーワンのシェアを獲得した。また、国内におけるビジネスモバイル市場の2005年シェアも1位となった」と、同社のモバイルノートパソコンがユーザーに受け入れられている状況をアピール。

グラフ
左が米ベンチャー・デベロップメント社(Venture Development Corporation)出典のデータに、松下のシェア予測を足した、全世界のフィールドモバイル市場におけるパソコン販売台数の推移。右がインターナショナルデーターコーポレイションジャパン(株)(IDC Japan)出典のデータに、松下のシェア予測を足した、国内ビジネスモバイル市場におけるパソコン販売台数の推移

さらに「今後は私たちが10年間培ってきた技術やノウハウを進化させながら、“TOUGHBOOK”シリーズとLet'snoteのそれぞれの得意分野を融合させていく。Let'snote向けにはTOUGHBOOKの耐落下/耐振動/耐圧迫の技術を、TOUGHBOOKにはLet'snoteの軽量/長時間を同時に実現する技術をそれぞれ応用したい」と開発方針についても触れた。

方針
今後はTOUGHBOOKとLet'snoteの得意分野を融合していく方針

谷口氏
パナソニックAVCネットワークス社ITプロダクツ事業部テクノロジーセンター主任技師、谷口尚史氏

次いで、パナソニックAVCネットワークス社ITプロダクツ事業部テクノロジーセンター主任技師、谷口尚史(たにぐちなおふみ)氏が2006年夏モデルにおける開発背景や採用技術について解説した。

谷口氏は、「Let'snoteは1996年に誕生し、軽量/長時間というふたつのキーコンセプトを追求することで進化してきた。2005年には“タフモバイルの提案”としてタフを前面に押し出した製品をリリースしている。2006年夏モデルでは“タフの進化”“インテルの新Centrinoの採用”“バッテリー駆動時間の大幅強化”という3つがポイントになる」とコメントした。



Y5改良点
Y5の改良点
防滴
キーボード全面防滴が採用する技術
長時間駆動
長時間駆動を実現した技術ポイント
100kgf
耐100kgf級を実現するための技術要素

阿部氏
インテル(株) マーケティング本部 本部長、阿部剛士氏

発表会ではゲストスピーカーとして、インテル(株) よりマーケティング本部 本部長、阿部剛士(あべつよし)氏が招かれて、インテルのモバイルノートブック市場に対する現状認識と方針が明らかにされた。

阿部氏は、「今後、ノートブックの市場は、米ガートナー(Gartner)社出典のデータでは年々18.6%伸びていくという予測。インテル社内のデータを見ても、ノートブック向けプロセッサーの割合は1999年の段階で全体の約17%くらいだったが、2005年には30%を超えた。この比率が2006年には少なく見積もっても34%、もしかすると40%近くまで成長するのではないかと予測している」と、ノートブックの分野が高い可能性で成長することを示唆。

さらに「日本はノートブックのシェアが6割を占めており、この傾向は今後とも続いていくだろう。2005年はついに主にヨーロッパと、アジアパシフィックの一部でノートブックのセグメントがブレイクした。特にここ数年はヨーロッパの伸びが顕著だ」とこの成長が日本だけの傾向ではないことに言及した。



成長予測
ノートブック市場の成長予測

阿部氏は「2006年の1月にインテルは、ノートパソコン用プラットフォームである“Centrino Duoモバイル・テクノロジー”を発表した。このプラットフォームは、CPU/チップセット/Wi-Fiというパーツ構成は変わらないが、特筆すべきはデュアルコアのプロセッサーを採用したことでCPUのパフォーマンスが7割アップしたという点。さらにプラットフォームとしての消費電力が約3割減っている。元来、CPUの性能というのは消費電力とトレードオフの関係にあった。しかし、今回の新プラットフォームでは性能を上げながら消費電力の低減を実現した」と、新プラットフォームの優位性を強調した。

Centrino Duoモバイル・テクノロジー
Centrino Duoモバイル・テクノロジー

(編集部 広田稔)


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