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キリン ウェルフーズ、Bluetooth搭載のケータイと連携するダイエットサポートシステムを発表

2006年05月17日 19時05分更新

文● 編集部 西村賢

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キリン ウェルフーズ(株)、(株)タニタ、メイプル(株)の3社は、Bluetooth搭載の体重計をケータイおよびネットのダイエットコミュニティーと連動させるサービス“リエータカフェモバイル”を共同開発したと発表した。サービス提供は22日から。無線通信機能を搭載する体重計は世界初という。

記事初出時、(株)タニタによる製品発表である誤解を招く表現がタイトルおよび本文にありましたので、キリン ウェルフーズ(株)によるサービス提供の発表であるむね明記して記事を改めました。関係者、並びに読者のみなさまにご迷惑をおかけしましたことをお詫びして訂正いたします(2006年5月18日)。
体重計 BC-502リエータモデル
Bluetoothでケータイと通信する体重計今回のサービス専用に開発された、タニタの“BC-502リエータモデル”(3万3600円)。左上の突起部にBluetoothの通信モジュールを搭載する

性別、身長、年齢などを、あらかじめニックネームとともに体重計登録しておけば、体重計に載るだけで、体重、体脂肪率、内臓脂肪レベル、筋肉量、基礎代謝量、体内年齢などのデータが携帯電話に転送される。転送されたデータは、さらに専用サイトへアップロードすることで、パソコン上でグラフ化して1週間、1ヵ月、1年といったスパンで数値の変化を見ることができる。ただし、体重計から直接パソコンへのデータ転送はサポートしていない。

体重データ ケータイ上でグラフ化
体重計からケータイに受信したデータ。専用のiアプリ“Palette-Navi for Lieta”で表示ケータイ上でグラフ化することもできる。表示項目は選択可

キリン ウェルフーズは健康関連食品を販売するキリンビール(株)の100%子会社で、1食あたり170kcalのカロリー調整食品“リエータ(Lieta)”で高いシェアをもつ。2005年4月からはブログを中心として、栄養士や料理研究家などが参加するオンラインのダイエットコミュニティー“リエータカフェ”を運営している。今回発表されたサービスは、リエータカフェと連動するもので、体重計をタニタが、システム開発の部分をメイプルが担当し、2004年秋頃から開発を進めてきた。

対応する携帯電話機は、現在NTTドコモのFOMA M1000のみ。今後、auやウィルコムの端末にも順次対応予定としている。また、体重計の販売はキリン ウェルフーズの通販、オンライン通販“ウェルスタイルショップ”を通して行なう。

リエータカフェについて、キリン ウェルフーズ・マーケティング部の中川紅子氏は「ダイエット上の問題として“継続が難しい”ということを多くの方が指摘」しているとし、互いに励まし合い、料理のレシピやアイデアを共有できるコミュニティーとして2005年オープン以来、約1万2000人の会員を獲得していると説明。また、ブログやコメントなどの書き込みが多い人ほど体重減少量が多いという相関があるというデータを紹介するなど、ダイエットのサポート体制の重要性を指摘した。

中川紅子氏 リエータカフェ
キリン ウェルフーズ・マーケティング部ブランドマネージャー、中川紅子氏ブログを中心としたダイエットコミュニティーサイト“リエータカフェ”
グラフ

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