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富士写真フイルム、高感度2枚撮りとiフラッシュ搭載のスリムデジタルカメラ『FinePix Z3』を発売

2006年05月30日 18時52分更新

文● 編集部

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富士写真フイルム(株)は30日、最大感度がISO 1600で、シーンを認識して感度と光量を適正に自動調整する独自の“iフラッシュ”を搭載したスリムタイプのデジタルカメラ『FinePix Z3』を発表した。富士フイルムイメージング(株)が6月下旬に発売する。価格はオープン。編集部による予想販売価格は4万円前後。

『FinePix Z3』
『FinePix Z3』

『FinePix Z3』は、“FinePix Z”シリーズの最新モデルで、有効512万画素の1/2.5インチ“スーパーCCDハニカムV HR”と“リアルフォトエンジンII”により手ぶれ/被写体ぶれを抑える“ブレ軽減モード”を搭載したほか、人物の白とびを抑えながら背景も美しく撮影できる“iフラッシュ”を搭載したのが特徴。シャッターを1回押すだけでノンフラッシュ撮影とiフラッシュ撮影の2枚を連続して撮影する“高感度2枚撮り機能”を搭載しており、フラッシュの使用を迷うようなシーンでの失敗を低減したという。

また、最大4Mbpsの高速赤外線通信機能(IrSimple)もコンパクトデジタルカメラで初めて搭載されており(同社調べ)、赤外線(ワイヤレス)で画像を交換できる。『FinePix Z3』同士での画像交換は5メガモード時で約3秒。そのほか、携帯電話機(FOMA SH902iS/902iSL)との画像交換や、“ケータイプリンタ”『Pivi』への送信/プリントにも利用できる。同日発表の“Pivi”『MP300』の場合、640×480画素の画像を約0.6秒で送信できるという。

レンズはf=6.1~18.3mm(35mmフィルム換算で36~108mm相当)/F3.5~4.2の“フジノン光学式3倍ズームレンズ”を搭載し、デジタルズームは最大約5.7倍。最大記録解像度は2592×1944画素(Exif 2.2/JPEG/DPOF対応)で、記録媒体は内蔵メモリー(10MB)と市販のxDピクチャーカード(xD-Picture Card)を利用できる(16M~1GB)。モニター用の液晶ディスプレーは2.5インチ(約23万画素)を搭載する。

インターフェースはUSB 2.0(High Speed)を搭載。電源はリチウムイオン充電池(NP-40)を利用し、約200枚の撮影が可能(CIPA規格)。本体サイズは幅90.0×奥行き20.0×高さ55.0mm、重量は約130g(バッテリーとxDピクチャーカード込みで約150g)。本体のカラーバリエーションはピンク/シルバー/レッド/ブルーの4種類をラインアップする。ACアダプター、ピクチャークレードル、専用AVケーブル、専用USBケーブル、画像編集/管理ソフト『FinePixViewer Ver.5.2』(Windows版)、『FinePixViewer Ver.3』(Mac OS X版)などが付属する。オプションとしてソフトケース『SC-FXZ3』(ブラック/ピンク/ホワイト)も発売する。価格は3465円。

同社では、FinePixの新イメージキャラクターに蛯原友里さんを起用することも発表した。

MP-300
『Pivi』(MP-300)

同時に発表したモバイル向けプリンター“ケータイプリンタ”『Pivi』(MP-300)は、本体を手のひらサイズ(幅146×奥行き29×高さ102mm)に小型化し、重量を225g(電池/フィルム別)に軽量化するとともに、PictBridge専用USBのほか、モバイルプリンターとして初めて高速赤外線通信機能(IrSimple)を搭載したのが特徴。通常の赤外線通信(IrDA)にも対応している。

撮影日付をプリントに刻印したり、“SHARPENボタン”により人物の顔や肌などは柔らかく自然な雰囲気のままシャープネス処理を施したりといったことも可能。Pivi専用の『フジフイルム インスタックス デジタルフィルム』を利用し、プリントサイズは61×46mm(フィルムサイズは86×54mm)。階調はRGB各色256階調。プリント可能サイズは60×60~6400×6400画素。

電源はリチウム電池(CR2)×2本またはACアダプター(別売)を利用できる。リチウム電池を利用して赤外線通信のみでプリントする場合のプリント枚数は約100枚。画像書き込み時間は、データ受信完了から書き込んで送り出すまで約20秒(VGA解像度の場合)。価格はオープン。編集部による予想販売価格は1万5000円前後。

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