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写真で知る、ソニー『α100』――発表会レポート


2006年6月6日

Bionzは“思った以上の絵が撮れる”という意味

ソニー(株)から登場した、デジタル一眼レフデジタルカメラ『α100』。ここでは、発表会で撮影した写真を中心に、その特徴に迫っていこう。

α100を手に持つ女性
コンパクトなα100なら、女性でも気軽に持てそうだ

一連の新機能のうち、注目したいのが新画像処理エンジンの“Bionz”(ビオンズ)だ。これは、“Beyond the Image”を意味する造語で、「思った以上に素晴らしい絵が撮れる」という意味だ。

アンチダスト
アンチダストの仕組み

α100は、昨年7月に発表されたコニカミノルタフォトイメージング(株)との協業の中、約1年の開発期間を経て市場投入されることになるが、撮像素子(CCD)、画像処理エンジン(Bionz)、2つのアンチダスト技術に関しては、従来のα DIGITALシリーズにはない、α100オリジナルの新機能である。これらの開発は「大阪の堺市に拠点を置く、コニカミノルタの開発陣を、東京の品川区にあるソニーの開発陣が毎週1回訪問する形で進められた」という。

カットモデル
α100のカットモデル
分解写真
分解写真

AV機器を中心とした家電メーカーと、光学機器メーカーという異なるバックグラウンドを持つ両社だが、お互いに共鳴する部分も多かったようだ。コニカミノルタは、2003年にコニカ(株)とミノルタ(株)が経営統合して発足したが、「そのときよりも意見の食い違いは少なかった」と話す関係者もいる。

特に、印象的な作品を取る上で重要な“色作り”では「人間が最も敏感な赤の再現は、非常に近い考えを持っていた」という。「技術的な制約から、ブルーの表現に関しては、両社の相違があったが、今回の製品では、ソニーの青ともコニカミノルタの青とも異なる新しい色を生み出せたのだという。発表会では、風景写真家の第一人者である三好和義氏がゲストとして招かれ、α100を使いタヒチで撮影した写真を披露したが、抜けのいい海や空の表現からその一端を垣間見ることができた。その写真はこちらのサイトで後日掲載される予定だ。

上面
α100の上部
側面
同じく側面
背面
背面


旧ミノルタユーザーにも嬉しい、カールツァイスレンズの追加

今回、同時発表されたレンズ群のうち、注目したいのが、ソニーが独カールツァイス社と共同開発した3本のレンズだ。

レンズ群
レンズ群

Planar T* 85mm F1.4 ZA 『SAL85F14Z』
18万9000円、10月発売
ポートレート撮影などに便利なF1.4と明るい中望遠レンズ
Sonnar T* 135mm F1.8ZA 『SAK135F18Z』
21万円、10月発売
F1.8と明るく、最短72cm(倍率0.25倍)の撮影が可能な望遠レンズ
Vario-Sonnar T* DT 16-80mm F3.5-4.5 ZA『SAL1680Z』
10万3950円、11月発売
35mmフィルム換算で、24〜120mm相当と便利な5倍ズーム

中古市場では銀塩一眼レフカメラの『α9』などがいまだに根強い人気を誇っているが、こういった既存のαユーザーも利用できそうだ(APS-C専用に設計されたDTレンズを除く)。また、α100では、これらのレンズの描写力を損なわず、手ぶれ補正も使えることになる。

また、定評あるコニカミノルタ“Gレンズ”のラインナップもソニーブランドの元、リニューアルし、開放F値1.4と明るく35mmの焦点距離(35mmフィルム換算で52.5mm相当)の“35mm F1.4 G”『SAL35F14G』など3製品が発売される。こういった新たなレンズ選択肢も新生αの魅力になりそうだ。

(編集部 小林久)


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