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松下電器産業、ノイズキャンセリング機能搭載の“D-snap”新機種を9月に発売


2006年8月23日

松下電器産業(株)は23日、SDオーディオプレーヤー“D-snap”シリーズと、HDDを内蔵したSDステレオシステム“D-dock”シリーズの新製品4モデルを発表した。価格はいずれもオープンプライス。9月8日に発売する。

浜崎あゆみさん
SV-SD800Nを手にする歌手の浜崎あゆみさん

今回発表されたのは下記の4製品。

SV-SD800N
SDオーディオプレーヤー
カナル型ノイズキャンセルヘッドホン付属
予想実売価格:2万円前後、月産2万台
SV-SD400V
SDオーディオプレーヤー
カナル型ヘッドホン付属
予想実売価格:1万6000円前後、月産3万台
SC-SX850
SDステレオシステム
160GB HDD内蔵、ハイブリッド・デジタル・バイアンプ内蔵
予想実売価格:8万円前後、月産5000台
SC-SX450
SDステレオシステム
80GB HDD内蔵、高効率デジタルアンプ内蔵
予想実売価格:6万5000円前後、月産1万台

新製品一覧
新製品一覧。カラーバリエーションも豊富だ




今度のキーワードは“騒音キラー”

D-snap
D-snapの新モデル

D-snapシリーズの上位機種『SV-SD800N』は、ノイズキャンセリング機能搭載のヘッドホンが付属する。また、イヤーキャップも遮音性の高いカナル型とした。同社では“騒音キラー”のキャッチフレーズを掲げ、騒音に強い携帯音楽プレーヤーとしてSV-SD800Nを販売していく考えだ。なお、下位機種のSD400Vは、通常のカナル型ヘッドホンで、ノイズキャンセリング機能は持たない。SV-SD800Nのヘッドホン部分を別売する予定はないという。

ヘッドホン(1)
ヘッドホン(2)
SV-SD800N付属のヘッドホンはマイク内蔵で、周囲のノイズを収集。逆位相の波形を出力することでノイズをシャットダウンする(左)。スイッチの切り替えにより、ノイズキャンセリングのほか、周囲の音をヘッドホンで聴く“モニター”モードも選べる(右)

それ以外の機能に関しては基本的に同等。再生可能な形式は、AAC/WMA/MP3の3形式。AACファイルは、従来からサポートしてきたMPEG-2 AACに加え、iTunesなどで用いられているMPEG-4 AAC(.m4a形式)にも新たに対応した。ともに海外でも利用できるステレオFMチューナーを搭載しており、20局をプリセットできる。記録メディアはSDメモリーカードで、4GB以上の大容量カード(SDHC規格)の利用も可能だ。

DIGAとの連携も強化
秋モデルのDIGAには、音楽ファイルのライブラリー機能が追加された。携帯電話機やAV機器との連携も積極的に展開していく

1チップLSIによるフルデジタルアンプや圧縮時に失われた高域成分を補完する“リ.マスター”といった機能は従来機から踏襲する。

パソコン側の転送ソフトは『SD-Jukebox Ver.6.OLE』にバージョンアップした。簡易版と標準版の2種類のGUIを用意するなど、操作性を改善したほか、“ザッピング再生”の機能も追加した。これは、ライブラリーの楽曲をSDメモリーカードに転送する際に、曲のサビの部分を自動的に認識し、アンカー情報を付ける機能。SV-SD800Nと400Vではこの情報を元に、カード内に保存された楽曲のサビの部分だけを20秒ずつ聴くことができる。サビの部分の判定には、SD-Jukeboxの波形分析機能“ミュージックソムリエ”の技術が応用されている。

本体サイズは幅35.1×奥行き10.2×高さ86.9mmで、重量は38.5g(付属充電池を含む)。パソコンとの接続はUSB 2.0(High Speed)経由で行なう。バッテリーは専用のニッケル水素充電池(HHF-AZ10S/H)で、約30時間の連続再生が可能。充電時間は約1.5時間。充電はUSB経由、ACアダプター、同時発表されたD-dockの3種類で行なえるが、このうちACアダプターとD-dock経由の充電では10分で3時間再生の急速充電にも対応する。

D-snapの主なスペック
製品名 SV-SD800N、SV-SD400V
記録メディア SDメモリーカード(SDHC対応、本体には128MBのカードが付属)
再生形式 AAC、WMA、MP3
実用最大出力 3.3W+3.3W
FMチューナー ○グローバル対応
出力端子 D-snap port端子(SV-SD800Nのみ)、ヘッドホン出力、USB 2.0(High Speed)
電源 専用ニッケル水素充電池
バッテリー寿命 約30時間(ノイズキャンセリングONで約20時間、モニターモードで約17時間)
本体サイズ 幅35.1×奥行き10.2×高さ86.9mm
重量 約38.5g(バッテリー収納時)


外出先で聞いた音楽を、自宅でもシームレスに再生

D-dock
SC-SX450(左)とSC-SX850(右)

D-dockには、HDD容量の異なる2種類の新製品が追加される。上位機のSC-SX850は160GB、下位機のSC-SX450は80GBのHDDをそれぞれ搭載しており、非圧縮のリニアPCM形式でも約216枚のCDが保存できるというふれこみだ(SC-SX850の場合)。HDD容量以外の相違点としては、内蔵するアンプやフロントディスプレーなどが挙げられる。SX850はスピーカーの低域(ウーハー)用に高効率デジタルアンプ、高域(ツィーター)用にアナログアンプを用いるバイアンプ仕様。一方でSX450は電力消費効率の高い(従来比26%減)高効率デジタルアンプのみを使用する。液晶パネルはともに7桁日本語表示に対応するが、SX450のモノクロ表示に対して、SX850はカラー表示となる。

D-snap用コネクター
SX850のD-snap用コネクターにD-snapを差したところ

本体上面にD-snap専用コネクターを新設した。ここにD-snapを差すことで、D-snapの充電と、D-snap内に収納したSDメモリーカードに記録された楽曲データの再生が行なえる。セレクターを“D-snap port”に合わせた状態で、D-snapの再生ボタンを押すと、D-snapのレジューム再生ができるので、外出先で聞いていた音楽の続きを家でも続けて聞くことができる。

D-dock単体で録音できる形式はAAC(XP:128kbps、SP:96kbps、LP:64kbps)とリニアPCMの4種類。WMAとMP3に関しては、デコーダーのみを搭載し、Ethernet経由でパソコンからファイルをコピーすることで再生できる。CDをリッピングする際の速度は、CDからHDDへのコピーで最大12倍速。HDDからSDメモリーカードへのコピーで最大16倍速。楽曲情報はGracenoteのデータベースから取得するが、波形情報の比較によりアナログソースの録音でも曲名やアーチスト名を付加できる点は便利だ。

また、圧縮音源の高域成分を補完する“コンプレッション デジタル リ.マスター”や“AAC リ.マスター”、低域部分を増強する“H.BASS”などの高音質化機能を搭載。高音速と高内部損失を特徴とした“PPマイカグラファイト”製ウーハーユニットなども引き続き採用している。ウーファーのユニットのエッジ部分には凸型と凹型を組み合わせた構造の“プッシュプルエッジ”を採用し、空気の動きを均等に制御。音の歪みを低減させたという。



スピーカーのカットモデル
スピーカーのカットモデル
SC-SX850の主なスペック
製品名 SC-SX850
HDD容量 160GB
録音フォーマット AAC(XP:128kbps、SP:96kbps、LP:64kbps)、リニアPCM
再生可能フォーマット AAC、リニアPCM、MP3、WMA(LAN経由でコピー)
録音時間 最大約5100時間(LPモード録音時)、約216時間(リニアPCM録音)
AM/FMチューナー
CD再生 CDDAのほか、WMA、MP3形式にも対応
液晶ディスプレー 漢字対応7桁表示
本体サイズ 幅195×奥行き331×高さ161mm
本体重量 約4.5kg
アンプ出力 17W+17W(低域部)、3W+3W(高域部)
スピーカーサイズ 幅195×奥行き144×高さ249mm
重量 約1.4kg
SC-SX450の主なスペック
製品名 SC-SX450
HDD容量 80GB
録音フォーマット AAC(XP:128kbps、SP:96kbps、LP:64kbps)、リニアPCM
再生可能フォーマット AAC、リニアPCM、MP3、WMA(LAN経由でコピー)
録音時間 最大約2460時間(LPモード録音時)、約104時間(リニアPCM録音)
AM/FMチューナー
CD再生 CDDAのほか、WMA、MP3形式にも対応
液晶ディスプレー 漢字対応7桁表示、カラー表示に対応
本体サイズ 幅195×奥行き331×高さ161mm
本体重量 約4.5kg
アンプ出力 15W+15W
スピーカーサイズ 幅195×奥行き144×高さ249mm
重量 約1.3kg


CMキャラクターは、引き続き浜崎あゆみさん

D-snapとD-dockのCMキャラクターには従来同様歌手の浜崎あゆみさんを起用。“騒音キラー”とドッキングによる“続き再生”の2点をアピールしたCMが放送される予定。

浜崎さんは、ポータブルオーディオの音もれで周囲に迷惑を掛けていないか普段から気になっていたこと、自動車で移動中に聞いていた曲が途中の状態で到着すると、名残惜しい気分になるなどとコメントしていた。

浜崎あゆみさん(2)
CMにはカラフルなヘアースタイルで登場する予定。編み込みには4時間をかけたとそうだ
CMから
CMから。D-snapとD-dockのそれぞれにフォーカスを当てた2パターンが用意されている


Bluetooth対応のオプション製品なども同時発表

加えて、携帯電話機やパソコンとBluetooth 1.2経由で接続し、その音を離れた場所にあるコンポにアナログ出力できるワイヤレス オーディオキット『SH-FX550』(予想実売価格:2万円前後)、D-snapを直差しできるアクティブスピーカー『RP-SP350』(同1万円前後)、ストラップキット『RP-WA5』(同1000円前後)、フォルダーキット『RP-SB400』(同3000円前後)などのアクセサリー類も提供する。発売は10月10日。

SH-FX550。パソコンのUSBポートからBluetoothで音楽データを飛ばし、離れた場所にあるオーディオ機器にアナログ出力できる


(編集部 小林久)


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