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リコー、ISO 1600相当に対応した全部入りカメラ『Caplio R5』を発表

2006年08月24日 16時43分更新

文● 編集部 小林久

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リコー(株)は24日、コンパクトデジタルカメラ『Caplio R5』を発表した。価格はオープンプライスで、予想実売価格は4万7000円前後。9月15日の発売を予定している。

Caplior R5
Caplio R5。写真のシルバーのほか、ブラックとレッドも選べる

新たにISO 1600相当の撮影に対応
マクロ、風景、望遠など応用範囲の広い1台

Caplio R5は、3月に発表された『Caplio R4』の上位機種。広角28mmから望遠200mmの撮影までこなせる光学7.1倍ズームレンズの搭載やCCDシフト方式の光学式手ぶれ補正機構など、基本仕様を踏襲している。強化ポイントとしては、撮像素子が1/2.5インチ有効724万画素(従来は有効600万画素)にアップしたことと、最高感度がISO 1600相当(従来はISO 800相当)に向上したことの2点が挙げられる。高画素化、高感度化に伴って、画像処理エンジンも新型の“スムースイメージングエンジンII”に変更された。

リコーがCaplio R4購入者を対象に行なった調査では「ホールド時に手がストロボ部分にかぶってしまいやすい」という指摘があった。そこで、Caplio R5ではシャッターボタンを斜めに傾けたり、ズームボタンの位置を右端から液晶パネルのすぐ右に配置し、レバー型にするといった改良を加えた。これにより指がかりの位置が改善され、操作感を高められるという。

背面
背面。ズームボタンの位置が内側に移動している

また、ズーム機能として、使用する撮像面の範囲を狭めながら徐々にズームアップしていく“オートリサイズズーム”も追加した。これは松下電器産業(株)の“LUMIX”シリーズが持つ“EX光学ズーム”やソニー(株)の“サイバーショット”シリーズの“スマートズーム”に相当する機能。7MからVGA(640×480ドット)にトリミングした場合、4.8倍(光学ズームとの併用で最大34.1倍)のズーム効果が得られる。

本体サイズは幅96×奥行き26×高さ55mmで、重量は約140g(本体のみ)。電源は専用リチウムイオン充電池(DB-60)で、最大380枚の撮影が可能(CIPA測定基準)。本体カラーは、シルバー、ブラック、レッドの3色を用意する。

新色のレッド
新色のレッド

なお、別記事でフォトレビューも掲載しているのでこちらも参照してほしい。

Caplio R5の主なスペック
製品名 Caplio R5
撮像素子 1/2.5インチCCD(有効724万画素)
出力サイズ 静止画:最大3072×2304ドット、動画:最大640×480ドット
記録形式 JPEG、AVI(Motion JPEG)
焦点距離 4.6~33mm(35mmフィルム換算で28~200mm相当)
開放F値 3.3~4.8
ズーム 光学7.1倍/オートリサイズズーム4.8倍
手ぶれ補正 ○(CCDシフト方式)
最短撮影距離 1cm(広角)、14cm(望遠)
感度 ISO 64~1600相当
記録メディア SDメモリーカード(最大2GB)、内蔵メモリー26MB
シャッター速度 8、4、2、1~1/2000秒
液晶ディスプレー 2.5インチTFTタイプ(約23万画素)
パソコンとの接続 USB 2.0(High Speed)
本体サイズ/重量 幅96×奥行き26×高さ55mm/約140g(本体のみ)
電源(バッテリー寿命) 専用リチウムイオン充電池(380枚、CIPA測定基準)

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