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ペンタックス、3インチ液晶パネル搭載のデジカメ『オプティオ T20』と2万円以下のエントリー機『オプティオ E20』を発表

2006年09月14日 10時07分更新

文● 編集部 小林久

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ペンタックス(株)は14日、コンパクトデジタルカメラ2製品を発表した。価格はともにオープンプライス。10月中旬に発売する。

ペンタックス オプティオ T20
有効700万画素、光学3倍ズーム、3インチ背面液晶パネル搭載
予想実売価格:4万円前後

ペンタックス オプティオ E20
有効600万画素、光学3倍ズーム、単3電池駆動のエントリー機
予想実売価格:2万円前後



感度がISO 800相当まで向上し、デザインも変更された
『ペンタックス オプティオ T20』

ペンタックス オプティオ T20(正面)
ペンタックス オプティオ T20

ペンタックス オプティオ T20は、今年2月に発表された『ペンタックス オプティオ T10』の後継製品。3インチと大型の背面液晶パネルを採用し、感圧式のタッチパネルも装備する。指やスタイラスで画面に触れることで、撮影設定の変更を行なったり、画像の編集を行なえる点が特徴だ。

従来機種からの改良点としては、有効画素数が600万画素から700万画素(最大3072×2304ドット)に増えたこと、マニュアル撮影時にISO 800相当の感度が選べるようになったことなどが挙げられる(従来はISO 400相当まで)。外観も従来の上半分がシルバー、下半分がホワイトというデザインから、上下ともシルバーに変わった。“お絵かきモード”で撮影画像に貼り付けられるイラスト(スタンプ)の向きも上下左右に90度単位で回転させられるなど、細かな操作性も改善された。

光学系は従来同様、“スライディング・レンズ・システム”を採用。ズーム倍率は光学3倍で、焦点距離は6.2~18.6mm(35mmフィルム換算で 37.5~112.5mm相当)、開放F値2.7~5.2となる。記録メディアにSDメモリーカード(または12MBの内蔵フラッシュメモリー)を使用する点なども従来機種と変わらない。

本体サイズは、幅95×奥行き19.5×高さ58.5mmで、重量は155g(装備重量)。同梱の専用リチウムイオン充電池で、約130枚の撮影が可能(CIPA測定基準)。3インチクラスの液晶パネルを搭載している機種としては、最薄クラスの製品となる。

ペンタックス オプティオ T20(背面)
背面には3インチの大型液晶パネルを採用している


手軽さを追求したエントリーコンパクトカメラ
『ペンタックス オプティオ E20』

ペンタックス オプティオ E20(正面)
ペンタックス オプティオ E20

ペンタックス オプティオ E20は、海外限定で販売されていた『ペンタックス オプティオ E10』の後継機で、オプティオシリーズのローエンドに位置付けられる製品。実売2万円以下の価格レンジでありながら、有効600万画素CCDや光学3倍ズームを搭載するなど必要十分なスペック構成となっている。

単3電池2本で駆動し、ニッケル水素充電池(2500mAh)使用時で約350枚、アルカリ乾電池使用時で約100枚の撮影が可能(ともにCIPA測定基準)。オプティオシリーズの特徴である“モードパレット”(アイコンによるシーンモード選択)は利用できないが、本体上部にあるダイヤルで静止画6種類の撮影モードを選択できる。

焦点距離は5.5~16.5mm(35mmフィルム換算で34~102mm相当)、開放F値は2.8~4.8。レンズの広角端で最短6cm(68×51mmの範囲)のマクロ性能を持つ。出力サイズは最大2816×2112ドットで、ISO感度は64~200相当。Motion JPEG形式で320×240ドット/毎秒30コマの音声付き動画も記録できる。記録メディアはSDメモリーカード(または13MBの内蔵フラッシュメモリー)。背面液晶パネルは2.4インチTFT(約11万2000画素)。本体サイズは幅90×奥行き32×高さ63mmで、重量は180g(装備重量)。

ペンタックス オプティオ E20(背面)
ペンタックス オプティオ E-20の背面

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