日本電気(株)は3日、社内のセキュリティー管理/対策が行なわれた持ち出し用パソコンを認証し、社外のインターネット環境から安全に社内システムにアクセスできるようにする“モバイルイントラネットVPNアプライアンス”として、VPN専用機“SecureBranch(セキュアブランチ)”シリーズの販売を同日付けで開始したと発表した。
“SecureBranch”(1Uラックモデル) |
“SecureBranch”は、ユーザー認証と端末(パソコン)認証の2つを利用し、既存のネットワーク環境を変更せずに導入できるのが特徴で、持ち出し用パソコンのセキュリティーは、独自開発した“カーネルファイアウオール”機能を実装した専用クライアントソフトで確保するようになっている。1Uラックサイズの大規模企業向け製品のほか、機器や設定などの導入コストを抑えられるSOHO向けの小型Boxモデル“SecureBranch SOHO”の2シリーズで構成される。
“SecureBranch”の特徴 |
ラインアップと価格(税別)は、“SecureBranch”が、登録ユーザー数が500で同時接続ユーザー数が50の『SecureBranch 500』(150万円)、登録ユーザー数が1000で同時接続ユーザー数が100の『SecureBranch 1000』(280万円)、“SecureBranch SOHO”が、登録ユーザー数が5で同時接続ユーザー数が1の『SecureBranch SOHO-5』(11万8000円)、登録ユーザー数が30で同時接続ユーザー数が10の『SecureBranch SOHO-30』(19万8000円)。出荷時期は、1Uラックモデルが11月1日、小型Boxモデルが12月27日。ユーザー追加ライセンスなども提供する。
同社では、今後3年間で5000台の売上を見込んでいるという。