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富士通、フラッシュディスクと自動暗号化ディスクが選べるノートパソコンを発表

2006年10月13日 14時13分更新

文● 編集部 小林久

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富士通(株)は13日、“超軽量・超薄型”をうたったモバイルパソコン“FMV-LIFEBOOK Q”シリーズにカスタムメイドでフラッシュメモリーディスク(SSD)が選べる新モデル(FMV-Q8230)を発表した。

LIFEBOOK Q
LIFEBOOK Q。女性が手にしているクレジットカード大のデバイスがSSD

韓国サムスン電子社製のディスクを使用しており、容量は16GB(+8万円)と32GB(+16万円)が選べる。SSD対応のノートパソコンは同社初。富士通では、SSDの搭載によりバッテリー駆動時間がJEITA測定基準で最大30分延長するほか、Windowsの起動時間も58%短縮。2.5インチHDDに比べ、75gの軽量化が図れるとしている。

自動暗号化付きHDD
自動暗号化付きHDD

また、B5ノートの“FMV-LIFEBOOK B”(FMV-B8230)シリーズでは、世界初をうたう“自動暗号化機能付きHDD”が選択できるようになった。これは米シーゲイト・テクノロジー社との協業で実現したもので、データ書き込み時の暗号化、読み出し時の複号化をハードウェア処理で常時自動的に行なう(関連記事)。暗号化を意識せずにセキュリティーを確保できるほか、CPU負荷がかからないためパフォーマンスへの影響も出ない点が特徴だという。

HDD内のデータを参照するためには、BIOS起動時にパスワードを入力することが必要。設定によりパスワード入力を省略したり、指紋認証デバイスと連携させられる。OSを含むHDD内のデータは暗号化された状態で出荷される。容量は40GB(+1万5000円)。また、16GBと32GBのSSDも選択できる。

LIFEBOOK BLIFEBOOK B。12.1インチのモバイルノート

今回のモデルはともに企業向けモデルだが、インターネット直販サイトの“WEB MART”を通じて個人でも購入が可能(ただし、サポート内容が個人向けとは異なる)。企業向けモデルからの展開を行なった理由としては、企業導入ではカスタムメイドするのが一般的であること、細かなニーズに対応できるハードウェアを用意する必要がある点などが挙げられるという。

なお、LIFEBOOK Q/Bおよび同時発表されたFMV-LIFEBOOKシリーズの詳細に関しては別途レポートする。

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