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富士フイルム、ISO 3200に対応した一眼レフデジタルカメラ『FinePix S5 Pro』を発表

2006年12月10日 00時00分更新

文● 編集部

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富士フイルム(株)は7日、新開発のCCDと専用の画像処理エンジンによる“リアルフォト テクノロジーPro”の採用によりISO 3200に対応したレンズ交換式一眼レフデジタルカメラ『FinePix S5 Pro(ファインピックス エスファイブ プロ)』を2007年1月下旬に発売すると発表した。富士フイルムイメージング(株)を通じて販売する。価格はオープン。編集部による予想販売価格は26万円前後。

『FinePix S5 Pro』
『FinePix S5 Pro』

FinePix S5 Proは、2004年7月発表の『FinePix S3Pro』の後継機種。CCD“スーパーCCDハニカム SR II”をより低ノイズ化にした“スーパーCCDハニカムSR Pro”と、新開発の画像処理エンジン“リアルフォトエンジンPro”から構成される技術“リアルフォト テクノロジーPro”によりISO 3200に対応したのが特徴。ファインダー倍率は0.8倍から0.94倍に変更され、液晶ディスプレーは2.0インチ(約23万画素)から2.5インチ(約23万画素)に大型化された。測距AFも5点から11点に増やされている。CCDの解像度は従来機種と同等の有効1234万(S画素617万+R画素617万)画素のAPS-Cサイズで、記録画素数は最大4256×2848ドット(1210万画素)。記録形式は、JPEG(Exif 2.21/DCF準拠/DPOF対応)、CCD-RAWのほか、“RAW+JPEG同時記録機能”を新たに備える。

独自機能では、同社の写真用フィルム開発のノウハウを注力した“フィルムシミュレーションモード”のうち、肌色の階調表現を重視する“プロフェッショナルポートレートモード”に含まれる、“スタジオポートレートモードF1”に、F1a/F1b/F1cの3つのバリエーションが追加された。液晶ディスプレーでフレーミングやフォーカシングを30秒間行なえる“ライブビュー”がカラー表示に対応し、IC化された独自の顔検出技術により人物の顔をボタン1つで液晶ディスプレーに拡大表示する“フェイスズームイン機能”も搭載された。パスワード設定により誤操作を防止する“ファンクションロック機能”を新たに備える。

ボディーは、マグネシウム合金により計量化を図るとともに耐久性を向上させ、防滴性と防塵性の面ではシーリングも施されている。10万回(S3Proは5万回)のレリーズにも耐えるというシャッターユニットも搭載されている。

基本仕様は、シャッター速度が30秒~1/8000秒。連写は毎秒3枚で、連続撮影枚数は、JPEGで最大80枚(画質NORMAL/D-RANGE100パーセント時)、RAWで最大24枚(D-RANGE100パーセント時)。電源は充電式バッテリーを利用し、最大約400枚の連続撮影が可能(CIPA規格)。インターフェースはUSB 2.0(Hi-Speed)を搭載。本体サイズは幅147×奥行き74×高さ113mm、重量は約830g(レンズ/電池/メディアを含まず)。記録メディアは、CFカード(Type I/II)とマイクロドライブに対応する。マウントは、ニコンFマウント(AFカップリング/AF接点付き)を採用する。

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