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ラシージャパン、DHCPサーバー機能を備えたRAID対応NASを発表

2007年01月05日 17時35分更新

文● 編集部

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ラシージャパン(株)は5日、ネットワーク接続型のRAID HDD『LaCie Ethernet Disk RAID』を1月下旬に発売すると発表した。価格はオープンで、編集部による予想販売価格はディスク容量が1TBのモデルが14~15万円、2TBのモデルが20万円前後。

LaCie Ethernet Disk RAID
『LaCie Ethernet Disk RAID』

シリアルATA接続のHDDを4台搭載する。4台のHDDの容量は、1TBモデルが250GB、2TBモデルが500GB。両モデルともディスク回転数は7200回転/分で、バッファーは8MB。対応するRAIDレベルは、0、1、5、5+スペア、10の5種類。なお、各HDDはホットスワップが可能になっている。

10/100/1000BASE-TのEthernet端子を2基用意。DHCPサーバー機能を備えているため、本製品のみでファイルサーバーとDHCPサーバーを構築することが可能だ。ネットワークプロトコルは、CIFS/SMB、FTP、NFSをサポートする。

Ethernetの最大データ転送速度は、SMBプロトコルを使い、ジャンボフレームを有効にした場合で、読み出しが44MB/秒(352Mbps)、書き込みが23MB/秒(184Mbps)。環境設定には、Internet Explorer 6.0以上か、Firefox 1.06以上のウェブブラウザーを利用する。

また、USB 2.0(Hi-Speed)端子を2基備えており、外付けHDDを接続してディスク容量を拡張することが可能だ。なお、外付けHDDはRAID構成には利用できず、別のボリュームとしてマウントされる。

アクセスランプ 背面
各HDDにはアクセスランプが用意されており、故障時にどのHDDが壊れたのかを確認できる背面にはEthernetとUSB 2.0の端子を用意。冷却ファンも付いている

OSにLinux 2.6、CPUにインテル(株)のXScaleベースのPCIプロセッサー『Intel 80219-400MHz』をそれぞれ採用。メモリーはDDR 256MBとなっている。クライアントの対応OSは、Windows XP/2000、Windows 2003 Server、Mac OS X 10.0以上、Linux 2.6以上。本体サイズは幅160×奥行き243×高さ214mmで、重量が5.45kg。

保障期間は1年間。サポート体制だが、ラシージャパンによれば「エラー内容をサポート窓口に連絡すればすぐに対応する。HDD故障の場合はHDDをすぐに交換する」とのこと。

HDD
HDDを取り外したところ。HDDは市販のシリアルATA接続のものと共通で、交換できる仕様になっている


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