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東芝、1.1インチカラー有機ELを搭載したデジタルオーディオプレーヤー“gigabeat U”を発売――高音質化に“DCTSC-⊿∑1ビットDAC方式”を採用

2007年03月19日 22時25分更新

文● 編集部

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(株)東芝は19日、デジタルオーディオプレーヤー“gigabeat(ギガビート)”の新製品として、フラッシュメモリーを内蔵した“gigabeat U”シリーズを28日に発売すると発表した。価格はオープン。フラッシュメモリーが1GBの『gigabeat U101』(ホワイト(W)、オレンジ(D)、ブルー(L))、2GBの『gigabeat U201』(ホワイト(W)、オレンジ(D))をラインアップし、1GBモデルのオレンジ/ブルーと、2GBモデルのオレンジは4月7日に発売する。

“gigabeat U”を手に乗せたイメージ
“gigabeat U”を手に乗せたイメージ
シリコンオーディオプレーヤー用LSI『TC94A82XBG』
シリコンオーディオプレーヤー用LSI『TC94A82XBG』

“gigabeat U”は、同社が同日付けで発表したシリコンオーディオプレーヤー用LSI『TC94A82XBG』を搭載したデジタルオーディオプレーヤー。同LSIは、回路内の素子の数を減らせるためデジタル信号をアナログ信号に変換する際に発生する音声信号の劣化を少なくできるDCTSC(Direct Charge Transfer  Switched Capacitor)方式と、音声信号の処理を1bitごとに高速で行なう⊿∑1bit方式を組み合わせた“DCTSC-⊿∑1ビットDAC”方式を採用したのが特徴。96×96ドット(6万5536色)の静止画(JPEG)表示に対応した1.1インチカラー有機ELディスプレーを搭載し、本体サイズが幅36.2×奥行き10.9×高さ76.5mm、重量が約36gのコンパクトボディーを採用するなど小型軽量化も計られている。本体のステレオ入力端子(ヘッドホン兼用)とオーディオ機器のヘッドホン端子を接続して、直接ステレオ音声の取り込みが行なえる“ダイレクト録音機能”を搭載しており、自動的に曲ごとにファイルを分割する“オートシンク機能”も用意されている。プレーヤー本体でファイル名を変更できる“曲名編集機能”にも対応している。海外でもラジオ放送を聴けるワイドバンド対応のFMチューナーのほか、再生している楽曲をFMラジオで受信できるFMトランスミッターを搭載している。



“gigabeat U”シリーズ
“gigabeat U”シリーズ

録音時間は1GBあたり約16時間(WMA/MP3、128kbps)。対応オーディオ形式はWMA/MP3/WAV(PCM)で、ビットレートは16k~320kbps。著作権保護技術は“Windows Media DRM 10”に対応している。プリセットイコライザーは6種類で、ユーザーが設定可能な5バンドグラフィックイコライザーも用意されている。

インターフェースはUSB 2.0/1.1を搭載する。電源はリチウムイオンバッテリーを内蔵し、約20時間の連続再生が可能。USB充電にも対応している。別売りのUSB接続のACアダプターを利用すれば、10分間の充電で約3時間の連続再生が行なえる。本体サイズは幅36.2×奥行き10.9×高さ76.5mm、重量は約36g。対応OSはWindows Vista/XP SP2/XP Professional/Me/2000 Professional。対応機種はPentium II-300MHz以上(1.5GHz以上推奨)を搭載したPC/AT互換機。楽曲の転送にはWindows Media Playerを利用する。エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ(株)の音楽配信サイト“MUSICO(ミュージコ)”で500円ぶんの楽曲をダウンロードできる専用ダウンロードカードも付属する。

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