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「チップセットでもハイエンドのセグメントを狙っていく」NVIDIA シニアプロダクトマーケティングマネージャ Michael Lim氏インタビュー


2002年8月12日

7月18日、米エヌビディア社が新型チップセット『nForce2シリーズ』のプレス向け説明会を行なった直後に、アスキー PC Explorer編集部は同社のシニアプロダクトマーケティングマネージャ Michael Lim氏に単独インタビューする機会を得た。ここでは、本日発売の『アスキー PC Explorer 9月号』からインタビュー内容を抜粋して掲載する。なお、同誌では発表会の詳しい内容なども合わせて紹介している。

Michael Lim氏
シニアプロダクトマーケティングマネージャ Michael Lim氏

[ASCII] nForce1のビジネスをどう総括しますか? また、nForce2がどのように受け入れられるかについてもお話しください。

[Lim氏] マザーボードメーカーのフィードバックでは、今までのチップセットは、どれもNorth BridgeとSouth Bridgeの組み合わせで機能は似たり寄ったり、わずかな性能差やボードの品質でしか差別化ができずに苦労していた、とのことです。その点nForceは、本格的な分散プロセッサ、つまりNorth側にビデオ機能を、South側にオーディオプロセッサを統合するというはっきりした特徴があるので、大変歓迎されました。ユーザーにとっては、あとからそろえようとするとお金がかかるオーディオやネットワーク機能がまとまって手に入る点が評価されています。
このようなnForce1の成功によって、nForce1のときには5社だったマザーボードベンダーは、nForce 2では15社に増えました。当然ボードのバラエティも、グラフィックスアクセラレーター内蔵タイプのIGPだけでなく、グラフィックスアクセラレーター非内蔵のSPPのタイプも増えるでしょう。秋葉原のような、グラフィックスアクセラレーターを内蔵しないボードが求められるハイエンドユーザーが中心のマーケットでも、これまで以上の成功が期待できます。

[ASCII] 今回FSB 333MHzを公式にサポートしましたが、今現在、FSB 333MHzのAthlonは存在しません。どういう意味があるのでしょうか。今後出てくるということですか?

[Lim氏] nForce1のときに、すでにパワーユーザーはFSB 333MHzにオーバークロックさせて動かしていました。私たちは今回、チップセットが正式に333MHzで動くことを申し上げたかった。もちろん、将来AMDから対応CPUが出れば、自動的に対応できるわけだが、それまでの間はオーバークロックしたいユーザーのための機能ということになる。

nForce2ロゴ
nForce2のロゴマーク

[ASCII] Pentium 4用チップセットを作らない理由は何でしょうか?

[Lim氏] Athlon/Duronのマーケットは年間3500万から4000万ユニット、金額にして10億ドルという非常に大きなものです。私たちはまずこの市場で独占的な立場を得ることを目標にしている。Pentium 4プラットフォームをどうするかといったことは、市場で成功してから考えたいと思います。

[ASCII] マーケットとしてはPentium 4のほうが大きいのではありませんか? ライバルのATIは、Pentium 4用チップセットをリリースしています。

[Lim氏] Pentium 4プラットフォームでは、Intel自身がチップセットビジネスを手がけているため、私たちと競合します。AMDは我々と競合しません。それに、AthlonのFSBはフリーですが、Pentium 4はバスライセンスを取らなくてならないし、それは多分タダじゃないのではないかと思います。
あと、ATIが今出しているチップセットは内部グラフィックも含め、ローエンドクラスのものです。私たちはチップセットでもハイエンドのセグメントを狙っていきたいのです。

[ASCII] デュアルネット(Ethernetインターフェースが2つ)という機能は、普通には使いそうもない気がするのですが。

[Lim氏] 日本でも米国でも、多くの人がブロードバンドルーターを購入しています。しかし、PCに2つのEthernetポートがあれば、Windows XPなどのルーター機能を使うことで、あとは安価なHubを買うだけで問題を解決できます。

A7N266
nForce2搭載のサンプルマザーボード、ASUSTeK製『A7N266』

(聞き手、構成:野口 岳郎)


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