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米コダック、有機ELディスプレーで事業部を新設

2000年10月26日 18時48分更新

文● 編集部

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コダック(株)は25日、米イーストマン・コダック社が現地時間23日に、民生用電子機器向けフラットパネル技術をビジネス展開する新しい組織、ディスプレイ事業部を設立したと発表した。新事業部のプレジデント兼ゼネラルマネージャーには、エテック システムズ社の副社長兼半導体製品グループ ゼネラルマネージャーを務めていたレス・ポルガーが就任する。

今回の新事業部設立は、有機LEDディスプレー基本技術の特許を多数取得している同社が、その開発および、ビジネスをさらに展開するためのもの。有機LEDディスプレイは、自己発光の素子で、液晶ディスプレー(LCD)のようにバックライトを必要としない。視野角も広く、応答速度もLCDより優れ、低消費電力で高輝度、薄型化が可能となることが特徴。今後、有機LEDディスプレー市場は年間30億ドル(約3200億円)の市場規模になるとの予測もあり、同社では新事業部の設立によって体制を強化し、一層の市場拡大を図るとしている。

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