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ソニーとネット・タイム、“FeliCa”技術採用のICカード認証システムを製品化

2002年07月19日 20時30分更新

文● 編集部

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ソニー(株)と(株)ネット・タイムは19日、ネット・タイムのICカード認証システム“ARCACLAVIS(アルカクラヴィス)”を、ソニーの非接触ICカード関連技術“FeliCa”に対応させることで合意したと発表した。両社は共同で製品化を行なう。ネット・タイムはFeliCa対応のICカード認証システムを国内向けに11月から販売するほか、国内の外資系企業と海外向けに英語版の販売を検討するとしている。

“ARCACLAVIS”は、企業内パソコンのログインや社内情報システムにアクセスする際の本人認証を行なうセキュリティーシステム。FeliCaに対応することで、入退室管理の“物理的なセキュリティー”から、個人利用のパソコンの起動制御、社内ネットワークシステムへのアクセス管理、RASへのアクセス認証などの“情報セキュリティー”までを1枚のICカードで統合できるようになる。

ソニーは、ネット・タイムにFeliCa技術を開示し、ネット・タイムと共同開発したARCAVLAVISのコアモジュールを、ライセンス販売する。ネット・タイムは、セキュリティーアプリケーション、FeliCaカード、USB対応カードリーダー/ライター(パソリ)、ICカード発行システムを販売パートナーのシステムインテグレーターなどに販売する。また、ソニーは、FeliCaを社員証や学生証などのIDカード分野への普及を目指し、ソニーブロードバンドソリューション(株)を通じて、SIを含むコラボレーションビジネスを展開するとしており、初年度3万ライセンスの販売を目指すという。

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