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【2003年年頭挨拶ニュースリリース】RSAセキュリティ(株)代表取締役社長山野修氏

2003年01月06日 18時05分更新

文● 編集部

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 新年明けましておめでとうございます。
年頭にあたりまして一言ご挨拶申し上げます。

RSAセキュリティ株式会社では、2002年第4四半期に、Webアクセス管理の新製品「RSA ClearTrust 日本語版」を発売開始しました。ユーザー認証の「RSA SecurID」、暗号化ツールの「RSA BSAFE」、ディジタル証明書管理の「RSA Keon」、そしてWebアクセス管理の「RSA ClearTrust」という主力4製品体制が整い、eビジネス時代のeセキュリティ・ベンダーとして製品間のシナジーをより強化してまいりました。

弊社は、2003年1月に設立7周年(*1)を迎えます。ドッグイヤーと言われるこのインターネット時代は、インフォメーション・テクノロジー(IT)技術の著しい進歩と厳しく変化する経済情勢を背景に、ITを駆使した経営の効率化を図るための新しい製品やサービスに対する期待がますます高まっていきます。
このような社会情勢のなか、2003年、弊社は「ユビキタス」および「Webサービス」のセキュリティ強化を目指します。同時に、それらの実現を支援する製品とサービスの提供に注力していきます。

「ユビキタス」
モバイル機器、情報家電、ブロードバンドネットワーク(IPv6)などの普及が加速し、情報機器の小型化が進んで本格的なユビキタス時代を迎え、「いつでも」、「どこでも」、「高速な情報交換が可能になります」。一般消費者を対象とした新しいインターネットのサービスが台頭し、個人にかかわる情報量が増えていきます。利用者の利便性を高めるには、個人の情報を把握しそれらを守るセキュリティが必要となります。
ユビキタス時代では、通信回線を流れる個人情報の保護、機器そのもの認証、さらにその使用者がサービスを受けられる本人であるかが、セキュリティの要になります。つまり、ユビキタスではセキュリティが不可欠になり、その需要は確実に高まります。
RSAセキュリティは、情報機器メーカーや家電メーカー、ネットワーク機器ベンダーが、通信データや情報の暗号化機能を実装するための最新の暗号化・認証技術を、100種類を超える様々なプラットフォーム向けに提供していきます。現在、約10億台を超える製品へ組み込まれています。また、どのような機器にも実装できるよう、コードサイズの最小化、暗号化処理の高速化に取り組んでいきます。

「Webサービス」
Webサービスの普及においては、セキュリティが最も重要と考えております。
海外ではWebサービスに関する標準化が進んでおり、代表的な例としてW3CがSOAP、WSDL、UDDI等の機能を推進し、OASISがSAML、Liberty Alliance ProjectやWS-SecurityなどがWebサービスにおけるセキュリティ標準を推進しています。WebやXMLをベースにしたビジネス革新は、まさにセキュリティが要となります。RSAセキュリティの米国本社は、これらの技術に関して数々の特許を有し、その一部をWebサービスのためロイヤリティ・フリーにて提供を開始するなど、積極的に関与しています。
RSAセキュリティはWebサービスの分野に対応したユーザー認証、アクセス管理ソリューションを提供するため常に最新の技術を投入していきます。

*1 1996年(平成8年)1月設立

(用字用語は原文のまま)

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