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【2005年年頭挨拶ニュースリリース】ヤフー(株)代表取締役社長 井上雅博氏


2005年1月4日

(従業員向けの年頭の訓示)

社員の皆さん

明けましておめでとうございます。

今年、Yahoo! JAPANも9年目を迎えることになります。これまで、順調なインター ネットユーザーの伸びに支えられ、当社も業績を伸ばしてくることができました。
昨年にも同じことを言いましたが、利用者が国民のほぼ半分に達した今、これからのインターネット市場の成長は、ユーザー数の伸びではなく、一人一人の利用者にもっとたくさんインターネットを使ってもらうことによってもたらされます。
当社サービスの利用者をお客様として捉え、顧客満足度を高めるためにサービスの量を増やし、質を高めていく努力を継続する必要があります。
これまで同様、お客様が欲しいサービスを提供し、お客様がいやがることはしない。
自分自身が一(いち)インターネットユーザーであり続け、利用者としての感覚を失わないようにしながらこれを続けていきましょう。

今年2005年は、インターネット広告の市場がさらに広がると考えています。
日本の広告市場におけるインターネット広告のシェアは、一昨年の2003年に2%を超え、2004年にはさらに拡大し、おそらく3%を超えたと思われます。
米国では、インターネットが普及しはじめてから10年目で広告全体の3%を超え、そこから一気にインターネット広告市場が拡大しています。テレビにしてもケーブルテレビにしても、3%を超えたところから急速に広告媒体としての価値が上がった、すなわち市場として急拡大したことがわかっています。
日本のインターネットも、米国同様にここから一段と媒体価値を上げることになると確信しています。
Yahoo! JAPANもパートナー企業とともに、市場の拡大に遅れをとることのないよう努力していきましょう。

一方、EC(ネットコマース)も、2%という数字に達しました。
「国内家庭消費」というのでしょうか、日本国内全家計の支出のなかから、実体のない「帰属家賃」を除いた合計に対して、ネットコマースはその2%に到達したようです。2%というと、どこかの「県」ひとつぶんくらいある計算になります。言い換えれば日本に「ネットでしか買い物しない県」がひとつできた、というくらいのボリュームを実感できるかと思います。
一時期いわれた「日本の消費者はネットで買い物なんかしない」というのが誤りであったことが証明されたということです。
おそらく2004年にはこの数字は6兆円前後になっていると思いますが、Yahoo! JAPANのEC取扱高は6000億円を超えたところで、まだまだ成長の余地があります。

2001年、Yahoo! BBの発表によって加速したブロードバンドの普及が、家庭でインターネットにいつもつながっている、いわゆる「常時接続」という状況をもたらして、このことが、インターネットの利用者層を広げ、利用時間の増加も促しました。
この結果、たとえば昨年、Yahoo! JAPANでは、1日のページビューが10億3000万を超えました。また、Yahoo! JAPANを始めた年から続けているお客様へのアンケート調査で、初めて女性の数が男性を上回りました。
こういった、家庭への普及や利用者層の広がりが、ネットコマースの成長という結果につながったととらえています。
もちろん、この傾向は今後も続くことが予想され、消費の10%ないし20%がインターネット上で行われることになっていくはずです。
Yahoo! JAPANは、「ショッピング」と「オークション」という2つの異なるコマースサービスを提供していますが、これにとどまらず、
「欲しいものを手に入れたい」というお客様のさまざまな欲求がかなえられる場を育てていきましょう。

2006年からの「番号ポータビリティ」にあわせ、携帯を用いてインターネット接続するお客様向けに「コンテンツポータビリティ」を提供するという発表を昨年しました。
自宅にいても、外出先でも、自分のお気に入りのコンテンツやサービスをいつでもどこでも楽しむ・使う、そんな世界になれば、Yahoo! JAPANを通じてお客様がさらにさまざまな可能性を具現化していくことができるようになります。
そこでYahoo! JAPANは、「いつでもどこでも」選ばれるサービスを提供していきたい。
Yahoo! JAPANは社会の「ライフ・エンジン」となることを目指して、今年も自らのエンジンをフル回転させていきましょう。

とはいえ、エンジンだけでは車も飛行機も進みません。昨年から言い続けていることではありますが、セキュリティーや社会的責任といった「制動装置」や「舵取り機能」など、いろいろなことをあわせて、「きちんと、でも速く」全社で進んでいきたいと思います。

ここで触れた以外にも、ブロードバンドコンテンツとか、バーティカルな展開とか、インターネットにはまださまざまな成長の可能性があります。これにはもちろん短期の勝負もありますが、基本的には長期戦です。健康に留意し、これらの未知の可能性への挑戦を今年もみんなで楽しみましょう。

(用字用語は原文のまま)

(編集部)


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「汎用連想計算エンジン(GETA)」は、情報処理振興事業協会(IPA)が実施した「独創的情報技術育成事業」の研究成果です。



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