SAS Institute Japan、財務/経営管理者の意志決定を支援するパフォーマンス・マネージメント・ソリューション群“SAS Financial Intelligence”を発表
2005年02月03日 22時06分更新
SAS Institute Japan(株)は3日、都内・品川の東京カンファレンスセンター・品川において記者説明会を開催し、財務/経営管理者の分析/判断/意志決定を支援するソリューション群“SAS Financial Intelligence”の販売を本日付けで開始すると発表した。同ソリューションには、KPI(Key Performance Indicator:重要業績評価指標)管理ソリューション“SAS Strategic Performance Management 2.0”、財務管理ソリューション“SAS Activity Based Management 6.2”、予算・計画立案ソリューション“SAS Financial Management 4.0”の3つのソリューションが含まれ、価格は各ソリューションごとに1500万円前後。
ワールドワイド・マーケティング事業部パフォーマンス・マネージメント・ソリューション担当ストラテジストのゲーリー・M・コーキンス氏 |
企業の成長の流れ。戦略をうまく実行できなければ衰退していく |
SAS Financial IntelligenceはKPI管理ソリューション“SAS Strategic Performance Management 2.0”と財務管理ソリューション“SAS Activity-Based Management 6.2”、予算・計画立案ソリューション“SAS Financial Management 4.0”の3つのソリューションから成り立つ統合ソリューション。これにはBI(Business Intelligence)ソフト製品群“SAS 9”の主要要素である、外部データの抽出/変換/読み込み、データウェアハウス、OLAP(Online Analytical Processing:オンライン分析処理)、統合情報ポータルなどの機能が利用される。これまで前記の各ソリューションを、バランス・スコアカード、ABC/M(活動基準原価計算/管理)、予算策定、分析ツールなど、個別に管理していたものを統合して管理できるようになるという。主な特徴は以下の通り。
- 将来の予測をサポートする分析機能
- 企業内のあらゆるデータへのアクセス
- 統一された共通言語(データ)による各階層への意思決定ツールの提供
- ビジネスの環境変化への柔軟性確保
- コンプライアンスへの対応
- 非定型プロセスと定型プロセスのサポート
SAS Financial Intelligenceの全体像 |
なお、同社では同ソリューション群をサポートする専任部隊を設置して対応するという。同社では、初年度15社以上の導入、2億円の売上を目指す。価格は各ソリューションごとに1500万前後となる。